武志(伊藤健太郎)が応募した次世代展の結果発表の日、喜美子(戸田恵梨香)は八郎(松下洸平)や直子(桜庭ななみ)らを集め食事会を計画する。お祝いと同時に、まもなく入院する武志の病気も打ち明けるつもりだと告げると、武志は伝えたくないと拒否。喜美子は医師の大崎(稲垣吾郎)に電話し、助言を受ける。一方、窯業研究所では検査入院を報告した武志を掛井(尾上寛之)が励ます。夜になって家族が集まるも武志の姿はなく……
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「スカーレット」第23週「揺るぎない強さ」 第136話
感想
言いたない。分からんけど、百合子叔母ちゃんにも直叔母ちゃんにも言いたない。
そんなん言うたら信作叔父さんにも伝わってしまうやん。
小さい町や。
信楽中に伝わってしまう。
これは……
父親の噂が信楽中に伝わったことがトラウマなのだろうね。
確かに小さい町、噂の拡散がネットのように早い。
けれども、この病気の場合は助けてくれる人が、伝わる人が多い方が良いのよね。
その覚悟は武志にはまだない。
けれども、掛井先生の言葉で武志も気づいたと思うんだ。
こっから先3月に、ここ出てからが勝負や。
よう聞け。
勝負を挑むんは自分やで?
自分が自分と闘うんや。
外に闘う相手見つけたら途端に心折れるで。
次世代展の落選は川原武志いう陶芸家の始まりや。むしろ落選おめでとうや。
落選から始まって、どう成功していくか、花開くとこ見せてくれや。
未来ある若者に向けて、ポジティブになれる、とても良い言葉だ。
しかし、武志には「どう成功していくか、花開くとこ」を見せる時間が少ない。
「自分と闘う」は病にも掛かる言葉で、ポジティブに聞けば勇気を貰えるかもしれない。
でも、たぶん今の武志には、先が短いことを思い知らされるだけ。
知らせずにいたら、これから先もずっとこんな励ましの言葉ばかりを聞かなければならなくなる。
知らせて、その上で、持たなくてはならない「揺るぎない強さ」。患者自身にはなかなか持てないもの。
だから、僕ら医師は、僕は揺るぎない強さを持つようにしています。
患者さんの代わりに僕が。
大崎先生のアドバイスは、母にも「そうなれ」という事。
もちろん、喜美子ならば、それが出来るから。
2人の妹に真実を告げる喜美子を見ていて、また泣いてしまった。
出番が少なくてモヤっとしていた桜庭ななみの意志の強い演技も効いている。
この終盤になって、こんな病気の話なんて辛気臭いという声も散見する。
私はヒロインのモデルの人の生涯をある程度把握していたので、ああ、ここから戦うんだなと思って見ている。知らなかった人にとっては、戸惑う面もあるのかも。
どんな苦境にも立ち向かう。
炎のような人生を体験するラスト2週間を見守りたい。
【スカーレット】
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※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
キャスト
川原喜美子 – 戸田恵梨香(子役期:川島夕空)
川原常治 – 北村一輝
川原マツ – 富田靖子
川原直子 – 桜庭ななみ(子役期:やくわなつみ)
川原百合子 – 福田麻由子(子役期:稲垣来泉→住田萌乃)
川原武志 – 伊藤健太郎
川原(十代田)八郎 – 松下洸平
熊谷照子 – 大島優子(子役期:横溝菜帆)
大野信作 – 林遣都(子役期:中村謙心)
大野陽子 – 財前直見
大野忠信 – マギー
熊谷敏春 – 本田大輔
熊谷竜也 – 福崎那由他
熊谷和歌子 – 未知やすえ
熊谷秀男 – 阪田マサノブ
住田秀樹 – 田中美央
小池アンリ – 烏丸せつこ
大崎茂義 – 稲垣吾郎
慶乃川善 – 村上ショージ
十代田いつ子 ‐ しゅはまはるみ
鮫島正幸 ‐ 正門良規
津山秋安 ‐ 遠藤雄弥
藤永一徹 ‐ 久保山知洋
加山 – 田中章
深野心仙 – イッセー尾形
池ノ内富三郎 ‐ 夙川アトム
磯貝忠彦 ‐ 三谷昌登
松永三津 – 黒島結菜
庵堂ちや子 – 水野美紀
酒田圭介 – 溝端淳平
田中雄太郎 – 木本武宏
荒木さだ – 羽野晶紀
大久保のぶ子 – 三林京子
ジョージ富士川 – 西川貴教
泉田あき子 – 佐津川愛美
草間宗一郎 – 佐藤隆太
語り… 中條誠子
スタッフ
脚本 – 水橋文美江(第21週 : 三谷昌登)
制作統括 – 内田ゆき
プロデューサー – 長谷知記
演出 – 中島由貴、佐藤譲、鈴木航
音楽 – 冬野ユミ
主題歌 – Superfly「フレア」
コメント
連続テレビ小説『スカーレット』第136回
内容武志(伊藤健太郎)の次世代展の結果発表の日。喜美子(戸田恵梨香)は、みんなを集めようと武志に伝える。「みんなに話したいと思う。お父ちゃんにもな」だが、武志は、「お父ちゃんにも、言いたない」と。。。敬称略もう、メンドーなのことを。。。(苦笑)さて、今回。ようやく家族に告白。。。。先が、妹なら、ギリギリ我慢出来るかな。これが、親友だったら、無茶苦茶に非難していたところである。たとえ、一応、親…
スカーレット (第136回・2020/3/12) 感想
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