京都の美大を卒業した武志(伊藤健太郎)が信楽に戻ってきて、喜美子(戸田恵梨香)は久しぶりににぎやかな時間を過ごす。ある晩、武志が喜美子を誘い、親子二人で初めて居酒屋に出かけて飲み交わす。武志は喜美子に学生時代の思い出話を語り、大学時代の恩師の存在を明かす。そして恩師を追って信楽の窯業試験場に通うことも。武志は早々に、市内で下宿を始める。再び一人暮らしになった喜美子。だがかわはら工房に不審な人影が…… (上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「スカーレット」第19週「春は出会いの季節」 第111話
感想
「京都の美大を卒業した武志が信楽に帰ってきました。」地元の幼馴染みと騒ぐ。
懐かしいビデオテープ。(うちにはまだ何本かあるけどな…デッキもあるで)
友達の家のおばさんの布団干しを手伝い、おばさんのおはぎを喜んで食べる。
みんな、もれなく昭和の好青年。
その好青年の代表格のようなものが武志で。
大学へ行けなかった母のために、飲み屋で学生気分を味合わせてやる。
いいなぁ。こんな息子。(おまけに顔は健太郎くん)
「あかまつ」も、もう長い。
常治の時からずっと、飲み屋といえば「あかまつ」。
けれども、そこにいる人たちや店主がうるさく話に絡んでくることは一切ない。ただそこにあるだけの癒しの存在。朝ドラとしては珍しい場よね。
「あかまつ」だけではなく、このドラマには「朝ドラっぽい溜まり場」が無い。
「あかまつ」にしろ、「サニー」にしろ、集まるときは集まるけれど、そこでウザく絡んでくる大衆は居ない。
そういう点にホッとすると同時に、一人なんだな、とも思う。
喜美子はいつも一人で立っている。
寄り添ってくれると思う存在は喜美子の前から去っていく。
武志は掛井先生いう釉薬専門の先生を追って信楽に戻ったのだという。
信楽窯業研究所に入るいう武志。
せやから……お母ちゃんの穴窯を継ぐつもりはない。
穴窯はやらんで。俺は。
ごめんな。
もちろん、喜美子には穴窯を継いでほしいという気持ちはなかっただろう。
いわば、武志の家庭を壊した存在である。
けれども、もしも「継ぎたい」と言ってくれたら、それはそれで理解してもらった気持ちになったかも知れない。
釉薬の研究は、むしろ父親である八郎寄りのものだから。「ごめんな」が出たのかも。自然と。
掛井先生はな、普通の人やねん。
というキャラを体現する、テンション高い尾上寛之さん。珍しい、こういう演技。(どちらかというと暗い方向にテンション高いんで……)
あの『カーネーション』の勘助がな……やりたいことをやって、こんなに明るく楽しく生きていると思うと。勝手にちょっと涙ぐんでしまう……。
【スカーレット】
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※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
キャスト
川原喜美子 – 戸田恵梨香(子役期:川島夕空)
川原常治 – 北村一輝
川原マツ – 富田靖子
川原直子 – 桜庭ななみ(子役期:やくわなつみ)
川原百合子 – 福田麻由子(子役期:稲垣来泉→住田萌乃)
川原武志 – 伊藤健太郎
川原(十代田)八郎 – 松下洸平
熊谷照子 – 大島優子(子役期:横溝菜帆)
大野信作 – 林遣都(子役期:中村謙心)
大野陽子 – 財前直見
大野忠信 – マギー
熊谷敏春 – 本田大輔
熊谷和歌子 – 未知やすえ
熊谷秀男 – 阪田マサノブ
慶乃川善 – 村上ショージ
十代田いつ子 ‐ しゅはまはるみ
鮫島正幸 ‐ 正門良規
津山秋安 ‐ 遠藤雄弥
藤永一徹 ‐ 久保山知洋
加山 – 田中章
深野心仙 – イッセー尾形
池ノ内富三郎 ‐ 夙川アトム
磯貝忠彦 ‐ 三谷昌登
松永三津 – 黒島結菜
庵堂ちや子 – 水野美紀
酒田圭介 – 溝端淳平
田中雄太郎 – 木本武宏
荒木さだ – 羽野晶紀
大久保のぶ子 – 三林京子
ジョージ富士川 – 西川貴教
泉田あき子 – 佐津川愛美
草間宗一郎 – 佐藤隆太
語り… 中條誠子
スタッフ
脚本 – 水橋文美江
制作統括 – 内田ゆき
プロデューサー – 長谷知記
演出 – 中島由貴、佐藤譲、鈴木航
音楽 – 冬野ユミ
主題歌 – Superfly「フレア」
コメント
スカーレット (第111回・2020/2/12) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『スカーレット』(公式サイト) 第19週『春は出会いの季節』の 『第111回』の感想。 ※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。 ※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。 京都の美大を卒業した武志(伊藤健太郎)が信楽に戻ってきて、喜美子(戸田恵梨香)は久しぶりににぎやかな時間を過ごす。ある…
>懐かしいビデオテープ
一般家庭に普及し始めた頃ですね。貞子は知っていても「リング」は知らない世代も出てきた
昨今ですが当然、喜美子は逆ベクトルに「何やソレ?」状態。
実家には100本以上、残っていますが映画館世代の父はデッキを購入しながら
『録画して観る』という感覚が身につかず使い方は息子達ばかり覚えていました。
今でも映像チューナーは設置してもDVDプレイヤーは無く、デッキの電源は落とされている。
映像状態はデッキの性能やテープの品質、標準と3倍等の差が歳月と共に出てくる。
これはDVD-R等も同様でビデオやLDからの移行期の単価が高い時代は品質も良くて
今でも普通に観れますが、HDD普及後の大安売り製品は
酷い代物だと一年未満で使えなくなってしまう。
「スカーレット」は古き良き長持ち製品に重点を置きそうですが、どんなものやら。
映画もドラマも陶芸家としての成功には、あまり重点を置いていない感じです。
普通の人>『スカーレット』第111話
今日の“時代”を表すアイテムはビデオテープ照子の息子@竜也の金髪は?それも、見事なプリンになってたけど(笑)ちょっと懐かしくはあるよアイドル時代のムン・ヒジュンを思い…
普通の人>『スカーレット』第111話
今日の“時代”を表すアイテムはビデオテープ 照子の息子@竜也の金髪は? それも、見事なプリンになってたけど(笑) ちょっと懐かしくはあるよ アイドル時代のムン・ヒジュンを思い出す ひじゅにが今も使っているキーホルダーの写真もプリンだよ 金髪ではなく赤髪だけど …でも、あれは既に平成の時代だけどね(笑) …ひじゅにですが何か? 「教える側の人間や」byジョージ富士川 …