NHK朝ドラ【スカーレット】第54回(第9週 土曜日) 感想

火まつりを終え、絵付けの師匠・深野(イッセー尾形)が信楽を去る日。喜美子(戸田恵梨香)は自分の今後について結論を出していた。それは丸熊陶業に残ること。さらに会社に残る唯一の絵付け師として、ある要求を会社に直談判する。家では妹・百合子(福田麻由子)の進学が決定。後日、喜美子がデザインした絵付け火鉢の試作品が完成。感激した喜美子が試作品を抱えて歩いていると、八郎(松下洸平)の作陶を初めて見て思わず……
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
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連続テレビ小説「スカーレット」第9週「火まつりの誓い」 第54話

NHK朝ドラ『スカーレット』感想

感想

ついに、フカ先生が出て行ってしまわれる……。

フカ先生。兄さんたち。さようなら……。また会いたいなぁ。

朝ドラには、主人公の人生にとって重要な人物なのに数話しか出てこないキャラもいる。何回も出て来るキャラもいる。

それは人生のごとし。
一期一会、そのものなんだよね。

でもフカ先生にまた会いたい。あの優しい笑顔にまた会いたい。

 

喜美子は一人、丸熊陶業に残る事になった。

家族は捨てられない。

そして、丸熊陶業に残ることについても負けられない戦いがある。

 

うちは丸熊陶業にしがみつくことにしました。

「マスコットガール・ミッコー」でもキッコーでも、何でもかまいません。それがお仕事であれば一生懸命やらせて頂きます。


ここから。

つきましては信楽初の女性絵付け師としてそれに見合った…その……要求といいますか……。

先生が居なければ、もう9番目ではない。

賃金アップがなければ家計が回らない。

加山さんは、

よう言うわ、女だてらに。
中学しか出とらんのに。


と言う。

でも、その「中学しか出ていない女」だからマスコットガールに使ったのは会社側じゃんね~~。

タレントさんには正当なギャラを払ってもらわないとね。

さらに、

養う奥さん、子どもがいるわけやなし。
養うてくれる人、見つけた方が早いんちゃいますか?


と嫌味を浴びせて来る加山@タコ番頭。

前も「大野さんに迷惑だから早く電話を引けば」と言っていたなぁ。

川原家の困窮っぷりはこの時代でも想像に追いつかないほどだったんだろうな。

家族の一員である百合子ですら「そろそろカラーテレビでも買えるか」と思っていた状態。ちっとも良くならない経済状況。

昭和25年には生活保護法が改正されているので、もしかしたら川原家は受けることができる状態だったかも知れない。

しかし、法はいつだって、今だって、必要な所には情報として届かないものなのだ。

 

そして、このドラマ内では今の所、「女の身分のクセに」と言う枠を一手に引き受けているタコ番頭さんである。

まぁジョージもそうだけれど。ジョージの場合は「世間体」と「親としての心配」からの「女のくせに」なので、つまり、番頭さんのような「世間」がジョージのような親を作っているわけなのよね。

 

番頭と違って、新社長は革新派なので。

喜美子の給料は正当にアップしたのだった。良かった。

 

喜美子の絵付火鉢、第一号が焼き上がり。

すりすり。
NHK朝ドラ『スカーレット』第54話 感想

 

今の時代から見ればすっごく可愛くて個性的だけど、これは婆さん爺さんは買わないかもなぁ。……そして色が多くて大量生産も難しいよな。

と、若干心配になる。ドラマ的にどう評価されるのかは分からないけれど。どうなるんだろう。



まぁ、とりあえず、照子の旦那さんである若社長が照子にぞっこんな様子が最高に良い。

 

そして、こんな2人を前にして、喜美子にも恋が……

かも知れない次週。

 

※朝ドラレビューは基本的に簡単感想で。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
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キャスト

川原喜美子 – 戸田恵梨香(子役期:川島夕空)

川原常治 – 北村一輝
川原マツ – 富田靖子
川原直子 – 桜庭ななみ(子役期:やくわなつみ)
川原百合子 – 福田麻由子(子役期:稲垣来泉→住田萌乃)
川原武志 – 伊藤健太郎

十代田八郎 – 松下洸平

熊谷照子 – 大島優子(子役期:横溝菜帆)
大野信作 – 林遣都(子役期:中村謙心)
大野陽子 – 財前直見
大野忠信 – マギー
熊谷秀男 – 阪田マサノブ
熊谷和歌子 – 未知やすえ
熊谷敏春 – 本田大輔
慶乃川善 – 村上ショージ
深野心仙 – イッセー尾形
池ノ内富三郎 ‐ 夙川アトム
磯貝忠彦 ‐ 三谷昌登
松永三津 – 黒島結菜

庵堂ちや子 – 水野美紀
酒田圭介 – 溝端淳平
田中雄太郎 – 木本武宏
荒木さだ – 羽野晶紀
大久保のぶ子 – 三林京子
ジョージ富士川 – 西川貴教
泉田あき子 – 佐津川愛美

草間宗一郎 – 佐藤隆太


語り… 中條誠子

スタッフ

脚本 – 水橋文美江
制作統括 – 内田ゆき
プロデューサー – 長谷知記
演出 – 中島由貴、佐藤譲、鈴木航
音楽 – 冬野ユミ

主題歌 – Superfly「フレア」



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コメント

  1. くう より:

    巨炎さん
    >タコ番頭さんも相当なものですね。
    深野心仙ブランドへの態度もコロッと変えたし、

    史実のモデルの方は女性差別に相当苦労したようですが、ドラマ内ではそれほど描かれていないので、タコ番頭さんが一手に引き受けているんですね^^;

    家ではお父ちゃんが、会社では番頭さんが「世間」ってことなんでしょうね。その分、周りの反応は柔らかいですね。

    >ストーリーを動かすのは喜美子自身の意思と主人公にとって都合の悪い人達

    これがワンパターンになりがちな所を今の所は上手く動かしているように思えます。もう半分の月まで来たんですねぇ。年を越したら後半戦。まぁいい感じかなと^^

  2. スカーレット (第54回・2019/11/30) 感想

    NHK総合・連続テレビ小説『スカーレット』(公式サイト) 第9週『火まつりの誓い』の 『第54回』の感想。 ※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。 ※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。 火まつりを終え、絵付けの師匠・深野(イッセー尾形)が信楽を去る日。喜美子(戸田恵梨香)は自分の今後について結論を出していた。…

  3. 巨炎 より:

    ジョージの影に隠れていますがタコ番頭さんも相当なものですね。
    深野心仙ブランドへの態度もコロッと変えたし、
    前回は喜美子にまで辞められたら困るという態度だったのに
    待遇改善を要求したらコレですから。

    目先の利益優先、先代の腰巾着的ポジで算盤をはじいてきたのでしょう。
    おかげで城埼組が退場して深野先生に会えた!
    そして今度は情に溺れはしないが思慮分別のある敏春さんが来て~の流れ。

    ストーリーを動かすのは喜美子自身の意思と
    主人公にとって都合の悪い人達というのは面白いところでしょうか。
    (「カーネ」に比べてダイナミズムに欠ける難はありますが)

  4. すりすり>『スカーレット』第54話

    ​​​​​​​​​​​​おお! やはり交渉に行ったな、喜美子 あっぱれ! …ひじゅにですが何か? ​「ほ~っほっほっほっほっほっほ」​by喜美子 「夏」は終わった― でも、湿っぽくなくて良かった。 昨日、言いたいこと言ってた、お父ちゃんは バツの悪さや照れくささを隠そうと、朝から強い態度。 でも、隠しきれなくて 「水も一人で飲めへん」状態で(笑) 「いつ出て行きはるんで…

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