NHK朝ドラ【スカーレット】第81回(第14週 水曜日) 感想

喜美子(戸田恵梨香)は八郎(松下洸平)に代わり、弟子二人に辞めてもらうよう告げる。だが弟子が去ると同時に、懐かしい知り合いに連れられ、美大出身の若者・松永三津(黒島結菜)がやってくる。弟子にしてほしいという三津。喜美子は八郎と相談して、弟子を預かる余裕がないと断るが三津は食い下がる。次第に押し問答がエスカレートして、三津の本音が明らかに。その頃、川原家の敷地を怪しい人影が横切る。喜美子は気づかず…… (上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
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連続テレビ小説「スカーレット」第14週「新しい風が吹いて」 第81話

NHK朝ドラ『スカーレット』感想

感想

赤津、3日顔見れて良かった。けれど……。

釉薬の調合のやり方!一個も教わってへん!教わったんは掃除のしかたや!雑用や!

と、暴言を吐いて去って行く弟子たちである……。

目の前で頭を下げている奥さんは、掃除をしながら釉薬の調合も勉強してましたが何か!?

 

代りにやって来たのが一番さんと二番さん兄さんたち。ひさしぶりやなぁ……嬉しいなぁ。[emoji:i-80]

しかしなぁ……

まさか、この兄さんたちが彼女をこの家に連れて来るとは思わなかったなぁ。
NHK朝ドラ『スカーレット』第81話 感想

 

美術商の佐久間さんは(伯爵ではない)、喜美子の作品を次世代展に出品すると言う八郎に「そない甘い世界やない」と言いつつ、こうも言い残す。

 

こういうな、ひらめきと感覚だけでパッパッとやってるうちは大したことないんや。

怖いんは、これに知識がついた時や。
豊富な知識に裏打ちされた自由奔放な作品ほど怖いもんはないで。

 

「怖い」と言うのは、佐久間さん的に八郎側に立ってくれているつもりの意見なんだよね。

八郎も前衛的な作品を作っていたのに成長が止まってしまった。

あんたはライバルに抜かれる。
それは「怖い」ことでしょ、と。

そして、そのライバルはすでに傍にいるのよね。

 

どうせ応募するんやったら新しいの作りたいなあ。

何で?

あれ作ったん、だいぶ前や。

せやけどええ作品や。

もっとええの作るわ。
決めた。
これとは違う新しい作品を作って、それを応募させて頂きます。

締め切りまで2週間ちょっとしかないで。

かまへん。
ハチさんの横で新しい作品作りや。

一緒に前に進もうな。

 

この時の八郎の表情。

無邪気な喜美子の才能も恐いけれど、見ただけでそれを理解させる松下洸平の演技も凄い。

 

黒島結菜ちゃん@松永三津のビジュアルね。

予告で見た時は、すっとんきょうなキャラやなぁ……と思ったけれど、まさに「自由」の象徴なんだよね。

 

「自由」に悩む八郎。

「自由」に前へ進んでいく強い妻。

八郎に「自由」をもたらす新弟子。

どちらが八郎の芸術を助けるか。

考えなくても分かってしまうくらい惨酷な構図。

 

※朝ドラレビューは基本的に簡単感想で。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
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キャスト

川原喜美子 – 戸田恵梨香(子役期:川島夕空)

川原常治 – 北村一輝
川原マツ – 富田靖子
川原直子 – 桜庭ななみ(子役期:やくわなつみ)
川原百合子 – 福田麻由子(子役期:稲垣来泉→住田萌乃)
川原武志 – 伊藤健太郎

川原(十代田)八郎 – 松下洸平

熊谷照子 – 大島優子(子役期:横溝菜帆)
大野信作 – 林遣都(子役期:中村謙心)
大野陽子 – 財前直見
大野忠信 – マギー
熊谷敏春 – 本田大輔
熊谷和歌子 – 未知やすえ
熊谷秀男 – 阪田マサノブ
慶乃川善 – 村上ショージ
十代田いつ子 ‐ しゅはまはるみ
鮫島正幸 ‐ 正門良規
津山秋安 ‐ 遠藤雄弥
藤永一徹 ‐ 久保山知洋
加山 – 田中章
深野心仙 – イッセー尾形
池ノ内富三郎 ‐ 夙川アトム
磯貝忠彦 ‐ 三谷昌登
松永三津 – 黒島結菜

庵堂ちや子 – 水野美紀
酒田圭介 – 溝端淳平
田中雄太郎 – 木本武宏
荒木さだ – 羽野晶紀
大久保のぶ子 – 三林京子
ジョージ富士川 – 西川貴教
泉田あき子 – 佐津川愛美

草間宗一郎 – 佐藤隆太


語り… 中條誠子

スタッフ

脚本 – 水橋文美江
制作統括 – 内田ゆき
プロデューサー – 長谷知記
演出 – 中島由貴、佐藤譲、鈴木航
音楽 – 冬野ユミ

主題歌 – Superfly「フレア」



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コメント

  1. くう より:

    千早太夫さん
    >今日見てみて、少なくとも私は、今のところハチと三津ちゃんが妙な雰囲気になりそうな感じは受けませんでした

    それは何となく分かります。たぶん、私の頭は史実のモデルの人でいっぱいになっちゃってるんですよね。

    これで何も起きなければ、笑い話で済むんだけど~。

    >役の年齢的に2人の共演は残念ながら難しそうです。

    どうなるんでしょう。
    朝ドラや大河の場合、そのまんまの役者が年齢を重ねるわけだから…まぁ、会う事もないのかな。

    >でも喜美ちゃんは気に入ったみたいに見えます。

    ハチさんのキャラ造形といい、三津さんといい、酷いことはとてもしそうにないので、もしも史実のようなことになるなら「譲る」のかなぁって。

    >美術商さんの中の人、「花子とアン」の白蓮の兄の落ちぶれ華族

    飯田基祐さん。朝ドラ以外でもちょっと悪い役が多いです^^;私の中では『SP』の西島理事官です。

  2. 連続テレビ小説『スカーレット』第81回

    内容柴田(中村育二)に頼まれ、八郎(松下洸平)の弟子になった2人に、喜美子(戸田恵梨香)は、クビを言い渡した。そんななか、川原家に、マツ(富田靖子)に連れられて、池ノ内(夙川アトム)磯貝(三谷昌登)がやって来る。その横には、松永三津(黒島結菜)という女性がいた。そのころ、八郎は、柴田とともに佐久間(飯田基祐)に。。。。敬称略と。。。。“水曜”の特徴は有っても、今作が迷走していることが、ハッキ…

  3. スカーレット (第81回・2020/1/8) 感想

    NHK総合・連続テレビ小説『スカーレット』(公式サイト) 第14週『新しい風が吹いて』の 『第81回』の感想。 ※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。 ※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。 喜美子(戸田恵梨香)は八郎(松下洸平)に代わり、弟子二人に辞めてもらうよう告げる。だが弟子が去ると同時に、懐かしい知り合…

  4. 千早太夫 より:

    三津ちゃんの前世はアシガール(=ゆいのすけ)なのだから(違う)、あの2人が何か悪さしても、三津ちゃんから逃げおおせられるわけがない!

    今日見てみて、少なくとも私は、今のところハチと三津ちゃんが妙な雰囲気になりそうな感じは受けませんでした。が、くうさんの今日の最後の文章を読んでなるほどと思いました。

    いずれにしても、モチーフにした人の史実を踏まえて、みんながガヤガヤ騒ぐのを、水橋先生がニヤニヤしながら眺めているような気がしています。

    三津ちゃんは早くも武志を手なずけ、「将を射んと欲すればまず馬を射よ。」を実践していますね(笑)。
    「この子がいずれ若君に…」と思いながら見ていたアシガールヲタクも多いと思います。役の年齢的に2人の共演は残念ながら難しそうです。

    全国を巡ったバイタリティ、図々しいくらいの積極性、弟子入りしたい人に初対面からグイグイ提案するコミュニケーション能力、これはまさに、典型的な朝ドラヒロインのキャラですよ。多分、意識的に人物造形していますね、これは。

    でも喜美ちゃんは気に入ったみたいに見えます。もし喜美ちゃんが一存で決められる立場なら、三津ちゃんを即決で弟子にしていたのでは?

    美術商さんの中の人、「花子とアン」の白蓮の兄の落ちぶれ華族さんですよね。
    他にも朝ドラに出ていたけど忘れました。
    今回は、単に嫌みなだけでなく、芸術方面に造形が深い様子が良く出ています。
    いずれ喜美子にも影響を与えそうな気がします。

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