広大な平野と日高山脈。牧場を見下ろす丘の上、キャンパスに向かい北海道・十勝の風景画を描くなつ(広瀬すず)。
なつが十勝にやってきたのは昭和21年、戦争が終わった翌年の初夏、9歳のときだった−−復員服を着た剛男(藤木直人)に手を引かれ焼け野原の東京から十勝にやってきたなつ(粟野咲莉)。
夫の無事の帰還に喜ぶ富士子(松嶋菜々子)たち柴田家の家族だったが、剛男が連れてきた見知らぬ少女の姿に戸惑いを覚える。
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「なつぞら」第1週「なつよ、ここが十勝だ」 第1話(初回)
新元号が「令和」に決まった発表の日。
平成最後で令和最初の朝ドラの始まりです。
明けましてこんにちは。
タイミング良かったんだか悪かったんだか、NHKも含めて一日中「令和」「令和」ですっかり初回の話題を攫われちゃいましたね。……まぁ、明日から頑張って行きましょう~~。
(という私も、レビューが初回からこんなに遅くなってすいません。別につまらなくて書かなかったわけではないです!)
初回のザックリ感想
時間もないので、ホントにザックリと。
初回らしい初回だと思いました。
北海道のロケーションは美しく、爽快感があります。
爽快な北海道ロケ
ロケ地は北海道のあちこち使うようで、とりあえず、しばた牧場の建物は足寄郡陸別町、牧草地部分は帯広と新得ということです。北海道は『マッサン』以来ですかね。
ロケーションが良いだけでも、もう充分に名作を見ている気分にはさせられますが、近年、そういうわけでもないので…あ、ネガティブなこと言っちゃった(笑)いや、でも目に優しくて広々とした映像は大事。
朝からスピッツ
スピッツの草野さんの声が朝から流れるOP、これはもう、幸せ!癒されるメロディです。ほんと、イイ❤
映像がアニメなのは意外性あるよねぇ……まぁ、テーマを考えれば尤もかもしれませんが。
アニメーションがまた、昭和っぽいカラー。
「ハウス世界名作劇場」思い出しちゃったよ。
ここは、アルプス?アルプスなの?
初回からヒロイン水落ち
しかし、内容は結構壮絶な回想シーン。
なんせ、物語は戦後すぐから始まります。
回想シーンは東京大空襲。
「昭和20年3月。東京に大空襲があった日。」
「私は 逃げ惑う人の波に流されて家族を見失いました。
避難所の学校に、私はとにかく向かいました。そこかしこに無数の焼夷弾が降っていました。
その時、誰かが私の手をつかんだのです。
私はその手に導かれて学校のプールに飛び込みました。
それで生き延びたのです。」
こんな壮絶な水落ち、初めてじゃね……。
しかも、兄(吉之助さぁ……)と妹とは無事に再会できましたが、母はこの空襲で亡くなってしまいます。
なんつーー壮絶な子供時代……。
初回から火垂るの墓
戦地からやっと帰還(遅かったらしい)した柴田剛男は、戦友の遺書を持ってヒロイン・なつの家を訪ね、そこで兄妹と会うのでした。つまり、この時点で なつは母も父も失っているのです。
事情は分かりませんが、剛男は なつだけを引き取って北海道で婿養子に入っている柴田家へ帰ってきます。そこが初回の始めの初め。
突然、子どもを連れて帰ってきた夫に戸惑うも、仕方なく なつを預かる決心する妻・富士子。
このおばさん、その内「いつになったらお父さん迎えに来るの?」とか「あんたらの米はもう終わったよ」とか言い出すから気をつけて #せつこじゃない #なつぞら
— くう (@kukucoo) 2019年4月1日
……『火垂るの墓』のようになるかどうかは分りませんが(たぶん、ならない)、とにかく、母を失った寂しさに泣く なつを抱きしめる富士子でありました。
(初回・終)
キャスト、どこまで真田丸
しばた牧場の主は富士子の父で剛男の義父である柴田泰樹なわけですが……えっ、ここは、九度山?
この殿、あの毛皮が似合いそうだよね #九度山じゃない #なつぞら
— くう (@kukucoo) 2019年4月1日
キャスト表作っていたら、何か母上(高畑淳子)も内記(中原丈雄)も出るらしいやん……。どこまで真田家なんだ!
近藤芳正さんも、中川大志くんも出るらしい。どんだけ真田丸……❤
キャスト、どこまでTEAM NACS
ま、北海道だからね❤
現段階で、音尾琢真、安田顕、戸次重幸……きっと後からリーダーも来るよね。
【なつぞらカウントダウン】
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) 2019年3月27日
放送まであと5日♪
TEAM NACS・安田顕さん。帯広の菓子店「雪月」の店主役です。アイデアにあふれた腕のいい職人さん!#朝ドラ #なつぞら #安田顕 #TEAMNACS #4月1日あさ8時放送 pic.twitter.com/llYVx32Bbf
そして、「真田丸」と「NACS」と両方から攻めて来てるのに、大泉洋が居ないの、おかしいよね!!
絶対に来る。待ってる。
イケメンだらけ
個人的な事情で申し訳ありませんが……
藤木直人、山田裕貴、吉沢亮(あ、ごめんなさい、つい大きさが…)、工藤阿須加、中川大志、染谷将太、岡田将生……って、凄すぎません?
なにが?
あ、そうですね。だから個人的な事情だってば……。
と、とにかく、私は今世紀の美人のために見続ける予定です。
【なつぞらカウントダウン】
— 【公式】連続テレビ小説「なつぞら」 (@asadora_nhk) 2019年3月29日
放送まであと3日♪もうすぐです!
吉沢亮さんはヒロインの人生に大きな影響を与える役。美術の才能があり、馬の絵が得意です。#朝ドラ #なつぞら #吉沢亮 #4月1日あさ8時放送 pic.twitter.com/JJlLsqpygd
ヒロインのモデルは奥山玲子
ヒロイン・なつのモデルは、日本のアニメーションの草創期を支えた東映動画(東映アニメーション)の奥山玲子さんではないかと言われています(ご主人はドラマのアニメ時代考証もされている小田部羊一さん)。
豊かなお家柄で育ち、ご両親が戦争で亡くなるような事はなかったようなので生立ちはだいぶ違いますが、当時はだいぶ女性差別があったアニメーション業界で闘ってこられた方なので、そういう部分が描かれていくといいなぁと思います(甘くなく)。
関わりのあったアニメーターとして高畑勲監督や宮崎駿監督も何らかの形で出て来るかも知れないと思うと、ちょっとワクワクするものはあります。
では
今期も半年、どうぞよろしくお願い致します。
いつも通り、朝ドラレビューは軽く簡単に継続していく予定です。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
※キャスト
奥原なつ – 広瀬すず(子役期:粟野咲莉)
奥原 咲太郎 – 岡田将生(子役期:渡邉蒼)
奥原千遥 – 田中乃愛
柴田泰樹 – 草刈正雄
柴田 富士子 – 松嶋菜々子
柴田剛男 – 藤木直人
柴田照男 – 清原翔(子役期:岡島遼太郎)
柴田 夕見子 – 福地桃子(子役期:荒川梨杏)
柴田明美 – 平尾菜々花(子役期:吉田萌果)
戸村悠吉 – 小林隆
戸村菊介 – 音尾琢真
小畑 雪之助 – 安田顕
小畑とよ – 高畑淳子
小畑妙子 – 仙道敦子
小畑 雪次郎 – 山田裕貴
山田正治 – 戸次重幸
山田タミ – 小林綾子
山田天陽 – 吉沢亮(子役期:荒井雄斗)
山田陽平 – 犬飼貴丈(子役期:市村涼風)
阿川 弥市郎 – 中原丈雄
阿川砂良 – 北乃きい
居村良子 – 富田望生
倉田隆一 – 柄本佑
岸川 亜矢美 – 山口智子
前島光子 – 比嘉愛未
野上健也 – 近藤芳正
茂木一貞 – リリー・フランキー
煙 カスミ – 戸田恵子
亀山蘭子 – 鈴木杏樹
三橋 佐知子 – 水谷果穂
佐々岡 信哉 – 工藤阿須加(子役期:三谷麟太郎)
仲 努 – 井浦新
大沢麻子 – 貫地谷しほり
坂場一久 – 中川大志
神地航也 – 染谷将太
三村 茜 – 渡辺麻友
森田桃代 – 伊原六花
下山克己 – 川島明
井戸原 昇 – 小手伸也
露木重彦 – 木下ほうか
大杉 満 – 角野卓造
語り… 内村光良
※スタッフ
脚本 – 大森寿美男
制作統括 – 磯智明、福岡利武
プロデューサー – 村山峻平
演出 – 木村隆文、田中正、渡辺哲也、田中健二
音楽 – 橋本由香利
アニメーション時代考証 – 小田部羊一
アニメーション監修 – 舘野仁美
アニメーション制作 – ササユリ、東映アニメーション
【なつぞら】
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コメント
巨炎さん
>放送前はオリジナルかと
ストーリーは完全オリジナルで原作はありません。奥山玲子さんがモデル?、というよりは、当時のアニメ業界の女性として参考として描くという感覚で良いようです。
恐らく未来の夫もアニメーターでしょうから、それも一応、小田部さんをアニメーターのモデルとして描く感じになるんでしょうね。
>何でも高畑勲氏の一周忌だとか
もう一年ですか。早いなぁ。
なつよ、ここが十勝だ>『なつぞら』第1話
今日から『なつぞら』朝ドラ100作目にして奇しくも(?)平成~令和を跨る作品脚本は『てるてる家族』の大森寿美男さん『てるてる』は私的には名作だっ…
なつよ、ここが十勝だ>『なつぞら』第1話
今日から『なつぞら』 朝ドラ100作目にして 奇しくも(?)平成~令和を跨る作品 脚本は『てるてる家族』の大森寿美男さん 『てるてる』は私的には名作だったので 今作にも期待したい気持ちはあるけれど 朝ドラに期待は禁物(笑) なるべく平静(平成)にやっていきたいと思います それれいわ(令和) ↑無理くりにも程がある駄洒落 …
なつぞら (第1回・2019/4/1) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』(公式サイト) 第1週『なつよ、ここが十勝だ』の 『第1回』の感想。 ※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。 ※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。 広大な平野と日高山脈。牧場を見下ろす丘の上、キャンパスに向かい北海道・十勝の風景画を描…
>モデルは奥山玲子さんではないかと言われています。
>ご主人は小田部羊一さん
放送前はオリジナルかと思っていました。
小田部氏は来月からwowwowで再放送な「母をたずねて三千里」作画担当。
何でも高畑勲氏の一周忌だとか。
連続テレビ小説『なつぞら』第1回
「なつよ、ここが十勝だ」内容北海道・十勝の風景画を描く奥原なつ(広瀬すず)そこに、思わぬ人が現れる。あの時、助けてくれた。。。信哉(工藤阿須加)昭和21年柴田剛男(藤木直人)に手を引かれ、十勝にやって来たなつ(粟野咲莉)夫の無事喜ぶ妻・富士子(松嶋菜々子)照男(岡嶋遼太郎)夕見子(荒川梨杏)そして富士子の父・春樹(草刈正雄)だが同時に柴田家の面々は、見知らぬ少女に困惑する。剛男は、なつのこと…