NHK朝ドラ【スカーレット】第102回(第17週 土曜日) 感想

ちや子(水野美紀)の事務所を訪ねた喜美子(戸田恵梨香)。ラジオから流れてきたのは雄太郎(木本武宏)の歌声だった。元々、映画俳優を目指していた雄太郎は、かつて喜美子から提案された「信楽太郎」の芸名で歌手に転向し、地道に活動を続けて成功を掴んでいた。雄太郎の歌に自分の人生を重ねる喜美子。八郎(松下洸平)への思いが溢れ涙が…。そんな喜美子を応援しようと、大久保(三林京子)ら懐かしい仲間が訪ねてくる… (上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
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連続テレビ小説「スカーレット」第17週「涙のち晴れ」 第102話

NHK朝ドラ『スカーレット』感想

感想

これでよかったと言い聞かせたら 今日で最後にしよう

何もなくても ほんま楽しかった 言葉はいらんかった

二人で夜更けごと 語り合った夢も

他愛のない仕草さえアホらしいほど 好きやったな

戻られへんから
笑った顔だけ忘れんように
記憶のノートに描いとくわ

泣いて泣いて
切なくて泣いて 心はまだ君のカケラばっかりや しゃあないな

それでもさいなら

 

喜美子が「信楽太郎」と名付けた雄太郎さんと再会して。

大好きだった大久保さんも来てくれて。

言うたらなんやけどな、家の中の仕事ができる女は何でもできる。

家の仕事いうのは生きるための基本やさかいな。

 

教え込まれた人生の基本を形付けてもらえて。

 

ああ……よかったね。喜美子。力を貰えたね。

 

……と、思えば思うほど、では、八さんの傍には今誰か居てくれるのか。と思ってしまう私がいます。

 

昨日も違和感だと書いた「はたらく母」の話も喜美子と重ねるネタではないと思うし。

(喜美子の環境では、武志には祖母もいて百合子もいて、三津も居た。父である八さんも十分子煩悩で、いざとなれば照子もいる……保育に困ったことはない。)

そして夫が出て行った原因は喜美子の方にある。いや、原因そのものは積み重なっていったものだし、生き方や芸術や価値観の相違ってやつだろうけれども、今回の流れだと起爆になったのは「子育てに関する金銭感覚の相違」よね……。

なのに、その父もなぜか武志を置いて行ってしまい、そんな父母の元でも武志は見知らぬ人たちと遊園地へ行けるほど度胸が据わっているのである。

 

この流れで、私は「よく分かるよ喜美子」「可哀想だな喜美子」「大阪の人たちが集まってくれたよ喜美子」と泣くことはできないな。

むしろ、八さんは独りで元気なんだろうか。誰かいるのだろうか。と想像すると、そっちに泣けてしまう。

八さんが、あんなに拘っていた「家族」や「信楽」に捨てられたように見えてしまい、 回想シーンも辛い。

 

ぶっ壊して前へ進む女には共感したい。けれども、ぶっ壊された方は、ただ切ない。

まぁ……

ヒロインは喜美子なのだし。

八さんの今を思っても仕方ないんだけれど。

 



【スカーレット】
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※朝ドラレビューは基本的に簡単感想で。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
…テンプレだす…。

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キャスト

川原喜美子 – 戸田恵梨香(子役期:川島夕空)

川原常治 – 北村一輝
川原マツ – 富田靖子
川原直子 – 桜庭ななみ(子役期:やくわなつみ)
川原百合子 – 福田麻由子(子役期:稲垣来泉→住田萌乃)
川原武志 – 伊藤健太郎

川原(十代田)八郎 – 松下洸平

熊谷照子 – 大島優子(子役期:横溝菜帆)
大野信作 – 林遣都(子役期:中村謙心)
大野陽子 – 財前直見
大野忠信 – マギー
熊谷敏春 – 本田大輔
熊谷和歌子 – 未知やすえ
熊谷秀男 – 阪田マサノブ
慶乃川善 – 村上ショージ
十代田いつ子 ‐ しゅはまはるみ
鮫島正幸 ‐ 正門良規
津山秋安 ‐ 遠藤雄弥
藤永一徹 ‐ 久保山知洋
加山 – 田中章
深野心仙 – イッセー尾形
池ノ内富三郎 ‐ 夙川アトム
磯貝忠彦 ‐ 三谷昌登
松永三津 – 黒島結菜

庵堂ちや子 – 水野美紀
酒田圭介 – 溝端淳平
田中雄太郎 – 木本武宏
荒木さだ – 羽野晶紀
大久保のぶ子 – 三林京子
ジョージ富士川 – 西川貴教
泉田あき子 – 佐津川愛美

草間宗一郎 – 佐藤隆太

 

語り… 中條誠子

スタッフ

脚本 – 水橋文美江
制作統括 – 内田ゆき
プロデューサー – 長谷知記
演出 – 中島由貴、佐藤譲、鈴木航
音楽 – 冬野ユミ

主題歌 – Superfly「フレア」

コメント

  1. 連続テレビ小説『スカーレット』第102回

    内容ちや子(水野美紀)の事務所に流れるラジオから、“信楽太郎”を名乗る人物の歌声が聞こえた。雄太郎(木本武宏)だった。喜美子(戸田恵梨香)は。。。。敬称略ってか、この流れで、次週。。。成長させるんだ。。。。(失笑)もう、支離滅裂どころでは無いな。これ。本格的に、酷い状態だね。

  2. スカーレット (第102回・2020/2/1) 感想

    NHK総合・連続テレビ小説『スカーレット』(公式サイト) 第17週『涙のち晴れ』の 『第102回』の感想。 ※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。 ※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。 ちや子(水野美紀)の事務所を訪ねた喜美子(戸田恵梨香)。ラジオから流れてきたのは雄太郎(木本武宏)の歌声だった。元々、映画俳…

  3. 120歳>『スカーレット』第102話

    ​​​​おお、信楽太郎! まさかフルコーラス流れるとは思わなかったよ(笑) …ひじゅにですが何か? 「奇跡の曲や!」byちや子 ↑一発屋で終わるという不吉な予言?>ぉ “荒木荘”時代のネタ回収が あの​​三毛猫​​にまで及ぶとは思わなかった。 死んでしまったというのは悲しいけど それだけ年月が経った…ということだよなあ。 そのせいかどうか、皆の会話も年齢に関するも…

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