NHK朝ドラ【スカーレット】第80回(第14週 火曜日) 感想

八郎(松下洸平)は個展の準備で忙しい。ある日、喜美子(戸田恵梨香)が弟子のケンカを仲裁していると、信作(林遣都)が来る。信作と百合子(福田百合子)の仲が良いことに気づいていた喜美子は二人に関する報告を期待する。しかし信作が口にしたのは最近の喜美子と八郎についての鋭い指摘だった。信作が帰った後は、何事もないように振る舞うものの、喜美子がいつの間にか学んだ陶芸の知識に触れ、八郎は複雑な思いを抱く… (上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
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連続テレビ小説「スカーレット」第14週「新しい風が吹いて」 第80話

NHK朝ドラ『スカーレット』感想

感想

明日な、大事な話があるんよ。
母屋の方に寄ってくれる?

 

冒頭から、クビの予感満載の畑山くんと稲葉くん。

赤津、たった1話でクビになる(泣)

 

まぁ、仕方ない。

そもそも「弟子」なのに掃除も身の回りの世話も奥さんにやらせてるところら辺、全く覚悟も素養もない(笑)お金払って習いに来てる生徒さんじゃないんだからさ……。

 

「弟子」を紹介した窯業研究所の所長・柴田に、お断りを入れる八郎。こんなん置いといたら余計な仕事が増えるだけ(笑)

 

家族の棚を見て、

「たけしのさくひん」。可愛らしいな。

「きみこのさくひん」。
何や、いろいろバラバラやな。
こりゃ、何で穴が……。


と、一応、興味を持つのかな……と思ったけれど、子どもも楽に持てる軽いお菓子皿にするために穴をあけたと聞いた直後、

 

奥さん、銀座の個展どうするんや?

いつもみたいにハチの後ろに控えてお客さん出迎えてくれるんやろ?


これだもんね……。
「奥さん」の作品は子どもと同等。
「奥さん」は所せん添え物。

 

はい、もちろん、そのつもりです。

ほな美しい格好してな?

美しい格好ですか?

銀座やで!

 

うっせぇな……そんなん言うなら、着物くらいプレゼントせえ。

色々と令和的に見ればセクハラ目線ハンパないけれども、まぁ、女性の陶芸家がいない時代だから仕方ないよね……。

それに、きのう『絶対零度』で死んでたし、ちょっと可哀想だから、まぁいい……(すいません、中村育二さん…)
NHK朝ドラ『スカーレット』第80話 感想

 

やり取りの一部始終を見ていた商工観光課の信作。

不満はあっても、一応、商工観光課として火祭り参加のお願いはしっかりこなす。

本件はその後で。

 

結婚して夫婦になってな?
今、思い描いてた夫婦になってないやろ?

お前、さっきかて何や、あれ。

窯業研究所の柴田さん。「奥さん奥さん奥さん奥さん」て。

「喜美子」はどこ行ってん。

 

喜美子はここ来るたんび、お茶いれて、掃除して、弟子の面倒見て。こんなんばっかりやんけ。

こんなんちゃうかったやろ。
もう、ここは「かわはら工房」やない、「八郎工房」になってもうてるわ。

 

照子といい、信作といい、本当にこのドラマの友達関係は良いよね。

ヒロイン上げてるわけじゃなく、頼り倒すわけでもなく、ただただ見守って心配して、同等の立場で人間的な付き合いをしてくれる。大事にしてくれる。

こういう友達が欲しいと心から思える良い環境。

 

信作が帰ってから、「喜美子の作品を日本陶磁器次世代展に応募しよう」と言い出す八郎。

僕も気にはなってたんや。
2人でやっていこう言うたのに、金賞取ってから喜美子は僕のことばっかり優先してる。

釉薬の調合のことかてもっと知りたいやろ。
もっと勉強したいはずや。

 

八郎さんはホンマええ人だし好きなんだけれども、こういう風に全て後手後手なんだよね……。

「ずっと気になってた」でも切っ掛けがないと動かない。

それは優しさではあるけれど。
引っ張る力や押しはない。

だから……

喜美子は八郎さんが考えているよりも実はずっと先を歩んでいるのだと知る「釉薬のシーン」は、自然とヒロインを素晴らしいと思うと同時に、八郎に対する不安も感じさせる。

 

これ、どんなふうに釉薬を調合してどんな色に焼き上げるかもう考えた?

先方は落ち着いた感じの色がええ言うてたから、深い緑色にしようかと……。

ほな調合は、長石50・土灰30・石灰15・蛙目5に酸化銅8%・ベントナイトが2・酸化焼成、で、1280度で焼き上げたら深い緑色になる。

合ってる……?
今、言うたんで合ってる?

 

合ってる……。そんなん、いつの間に…?

勉強してん。
10歩も20歩も下がっててもな、勉強はできるで?ハチさんのやってること、後ろからついていきながら学ばせてもろてた。

釉薬のテストピース、研究結果、ぜ~んぶ頭にたたき込んでな。この2年半、釉薬のこと調合のこと、とことん勉強したで、身につけたで?

ハチさんに追いつきたかったからな。

 

八郎さん、優秀な弟子には追い抜かれるもんやで。

……それが妻となると……。

ずっと後ろにいたはずなのに、だるまさんが転んだのようにいつの間にか追いついてくるその存在は、嬉しいか。恐いか。

 

※朝ドラレビューは基本的に簡単感想で。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
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キャスト

川原喜美子 – 戸田恵梨香(子役期:川島夕空)

川原常治 – 北村一輝
川原マツ – 富田靖子
川原直子 – 桜庭ななみ(子役期:やくわなつみ)
川原百合子 – 福田麻由子(子役期:稲垣来泉→住田萌乃)
川原武志 – 伊藤健太郎

川原(十代田)八郎 – 松下洸平

熊谷照子 – 大島優子(子役期:横溝菜帆)
大野信作 – 林遣都(子役期:中村謙心)
大野陽子 – 財前直見
大野忠信 – マギー
熊谷敏春 – 本田大輔
熊谷和歌子 – 未知やすえ
熊谷秀男 – 阪田マサノブ
慶乃川善 – 村上ショージ
十代田いつ子 ‐ しゅはまはるみ
鮫島正幸 ‐ 正門良規
津山秋安 ‐ 遠藤雄弥
藤永一徹 ‐ 久保山知洋
加山 – 田中章
深野心仙 – イッセー尾形
池ノ内富三郎 ‐ 夙川アトム
磯貝忠彦 ‐ 三谷昌登
松永三津 – 黒島結菜

庵堂ちや子 – 水野美紀
酒田圭介 – 溝端淳平
田中雄太郎 – 木本武宏
荒木さだ – 羽野晶紀
大久保のぶ子 – 三林京子
ジョージ富士川 – 西川貴教
泉田あき子 – 佐津川愛美

草間宗一郎 – 佐藤隆太


語り… 中條誠子

スタッフ

脚本 – 水橋文美江
制作統括 – 内田ゆき
プロデューサー – 長谷知記
演出 – 中島由貴、佐藤譲、鈴木航
音楽 – 冬野ユミ

主題歌 – Superfly「フレア」



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コメント

  1. くう より:

    たんしおさん
    ああいうシーンはまだ3人仲良さそうでイイですね。

  2. 連続テレビ小説『スカーレット』第80回

    内容銀座で個展で忙しい八郎(松下洸平)は、喜美子(戸田恵梨香)と相談し、ケンカばかりの弟子を辞めさせることを決める。そんななか、信作(林遣都)が訪ねてくる。“火祭り”への参加の打診だった。了承するふたり。すると喜美子が、信作に、百合子(福田麻由子)との関係を問い正しはじめる。信作は、なんとなく関係を認めつつも、喜美子に。。。敬称略う~~ん。。。。また、“内容無しの物語”ですか(失笑)。。。。…

  3. 信作は見た!>『スカーレット』第80話

    ​今日は信作が“かわはら工房”を訪れてから帰って行くまでの話しかも、ヒロインに真剣な提言つまり今日は信作は見た!編(笑)…ひじゅにですが何か?「この3年、うん?2年半か?」by…

  4. スカーレット (第80回・2020/1/7) 感想

    NHK総合・連続テレビ小説『スカーレット』(公式サイト) 第14週『新しい風が吹いて』の 『第80回』の感想。 ※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。 ※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。 八郎(松下洸平)は個展の準備で忙しい。ある日、喜美子(戸田恵梨香)が弟子のケンカを仲裁していると、信作(林遣都)が来る。…

  5. 信作は見た!>『スカーレット』第80話

    ​今日は信作が “かわはら工房”を訪れてから帰って行くまでの話 しかも、ヒロインに真剣な提言 つまり今日は 信作は見た!編(笑) …ひじゅにですが何か? 「この3年、うん? 2年半か?」by信作 今更だけど、このドラマって 3年…つーか、2年半ワープさせることが多いよね。 “荒木荘”の時も“絵付け修行”の時も結婚後も今回も… 同じ期間を置くことでリズムを付ける算段? あ…

  6. たんしお より:

    キックボクシング!!(✿╹◡╹)人(╹◡╹✿)

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