NHK朝ドラ【スカーレット】第95回(第16週 金曜日)　感想

電器窯の故障をきっかけに八郎(松下洸平)が喜美子(戸田恵梨香)に穴窯の建設を提案。早速喜美子が試算すると穴窯で焼き物を作る費用が膨大になることが判明。家族から応援されるも穴窯の建設をちゅうちょする。そんな喜美子に八郎は今やりたいことに挑戦すべきと助言する。だが穴窯の話を聞きつけた直子(桜庭ななみ)が帰ってきて抗議する。一方ついに百合子(福田麻由子)との結婚挨拶に向かおうとした信作(林遣都)に悲劇が…… (上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

連続テレビ小説「スカーレット」第16週「熱くなる瞬間」　第95話

感想

八さんが

教えたろか、コーヒーカップ。


と、ロクロの前に座った時、

あっ……いえ！　大丈夫です。

辞退して見せた三津に、抑えているなぁ……と思ったよね。あの「教えたる」の後に『ゴースト』が来ること、誰もが予想できるで(なんだ、それ)。

若くても、進んじゃいけない道は理解している三津。そう、タイミング的に今週は良くな……いえ、何でもありません。

 

三津の位置づけが本当によく分からなくなってきたのだけれど、以前からコメントをいただいているように(なかなかレスせず、申し訳ありません～!!)、史実の2人の女弟子の内のもう一人で、ドラマ的にはどうもなる事は無く終わるのかもしれない。(だとしたら、思わせっぷり長すぎだけど～～)

とりあえず、今は以前よりも安心感がある。

三津自身の態度がどうこうよりも、

「その夜、２人はめおとノートに夢を記しました。

喜美子は欠片の色を出すための穴窯を造ることを。

八郎は喜美子の夢を支えることを。」

という形がハッキりしたので。

八さんの安定がドラマの中の夫婦に安定を見せている。

 

ただ……

芸術志向を捨てて、大量生産を受ける八さんの姿には「あきらめ」を感じてしまって、ちょっと辛いけれど。

穴窯のその色、八さんこそが求めて来たものなんじゃないのかな……。穴窯は「喜美子の夢」じゃなく、「夫婦の夢」で良かったのでは。

 

そして、(あまり興味ないから早く解決させてほしいんだけど)信作の結婚の挨拶がなかなかできない問題は「夢」のリンクとしてともかく、直子は一体何なの。何も目指さなくていいの(笑)

 

終戦、覚えてる？

う～ん……子どもやったからなあ。

まあ、僕もよう分からんかった。

何？　何でこんな話？

喜美子。
いつかなんて言うてたら……いつまた戦争起きるか分からんで。

あれは現実に起きたことや。
僕らの仕事は平和やからできるんや。

 

この人たちは、うちの親よりもほんの少し上の年代という感じなのだけど、こんな風に考えるんだなぁ。というのは新鮮。

うちの親から、戦争はまた起きるかも、なんて言葉は出たことがない。しかし、体験しているからこそ、そういうことを考えても不思議ではないんだよね。

 

そうじゃなくとも、人はいつどんな理由で突然明日が無くなるか分からない。

やりたいことは、やらないとね。

 

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キャスト

川原喜美子 – 戸田恵梨香（子役期：川島夕空）

川原常治 – 北村一輝
川原マツ – 富田靖子
川原直子 – 桜庭ななみ（子役期：やくわなつみ）
川原百合子 – 福田麻由子（子役期：稲垣来泉→住田萌乃）
川原武志 – 伊藤健太郎

川原(十代田)八郎 – 松下洸平

熊谷照子 – 大島優子（子役期：横溝菜帆）
大野信作 – 林遣都（子役期：中村謙心）
大野陽子 – 財前直見
大野忠信 – マギー
熊谷敏春 – 本田大輔
熊谷和歌子 – 未知やすえ
熊谷秀男 – 阪田マサノブ
慶乃川善 – 村上ショージ
十代田いつ子 ‐ しゅはまはるみ
鮫島正幸 ‐ 正門良規
津山秋安 ‐ 遠藤雄弥
藤永一徹 ‐ 久保山知洋
加山 – 田中章
深野心仙 – イッセー尾形
池ノ内富三郎 ‐ 夙川アトム
磯貝忠彦 ‐ 三谷昌登
松永三津 – 黒島結菜

庵堂ちや子 – 水野美紀
酒田圭介 – 溝端淳平
田中雄太郎 – 木本武宏
荒木さだ – 羽野晶紀
大久保のぶ子 – 三林京子
ジョージ富士川 – 西川貴教
泉田あき子 – 佐津川愛美

草間宗一郎 – 佐藤隆太

 

語り… 中條誠子

スタッフ

脚本 – 水橋文美江
制作統括 – 内田ゆき
プロデューサー – 長谷知記
演出 – 中島由貴、佐藤譲、鈴木航
音楽 – 冬野ユミ

主題歌 – Superfly「フレア」