NHK朝ドラ【スカーレット】第103回(第18週 月曜日) 感想

大阪から戻ってきた喜美子(戸田恵梨香)は、薪代をまかなうために借金をして穴窯での窯焚きを再開。試し焼きで、望んでいた色の片りんが出る。窯焚きの失敗は6回にも及ぶが、喜美子は諦めず試行錯誤を続け、ある仮説にたどり着く。だが実行するにはお金が足りなくなる。その頃、八郎(松下洸平)と喜美子の別居の噂が街に広まり、かわはら工房への発注が激減。そこに以前、大量注文してくれたひろ恵(紺野まひる)がやって来て… (上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
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連続テレビ小説「スカーレット」第18週「炎を信じて」 第103話

NHK朝ドラ『スカーレット』感想

感想

穴窯やりたい。
やめたくない。
次は成功させる。


次こそは。

 

「喜美子と八郎は離れて暮らすことになりました。」

 

何だか今日は冒頭からズルい。

もしも今日のここからこのドラマを見始める人がいるとしたら、「八郎に理解がないから喜美子はやりたいことができずに出て行った」と思うよね。

 

お母ちゃんが武志のことどう思てるか知ってるやんな?

大好きや。

そや。大好きや。

お父ちゃんのことも大好きやで。

 

以前書いた通り。

やはり、武志は靴下の時のこのやり取りがあったから、ある程度信じていたんだよね。

けれども、母が父のことをどう思っているかまでは測れなかった。

だから安心して見せる。かわいそうに。

 

お父ちゃんな、お母ちゃんのこと心配してな?穴窯やるかやらんかで言い合いしてしもた。ほやから……しばらくな、離れて暮らす。

 

当たり前だけれど、お母ちゃんが武志のお金を使おうとしたからお父ちゃんは出て行った、とは言わない。

 

借金して4回も5回も6回も……挑戦して。それでも、きちんと検証を繰り返して成功に近くなっていく。

 

それはいい。

いいけれど。

「女だから」ではなくて、お金がなきゃ、生活できなきゃ、出来ないことっていっぱいあるんやで。

ハチさんは堅実に生活を考えた。武志の将来を考えた。それはたぶん、八さんが男でも女でも。

喜美子は芸術を考えた。子供がいようがいなかろうが。

でも、武志は結局、喜美子の所にいる。

たぶん、喜美子を一人にしたくない八さんの優しさで。(まさか子供に縛るつもりで置いて行ったわけではあるまい)

 

なのに。

史実のモデルの人のひどい所業だけが噂という形で八さんにのしかかる。

ハチさん、若い女のお弟子さん、おったやろ。

はい。

その子が出てったんとハチさんが出てったんと、どうも時期があれやいうてな……。

 

柴田さんは、京都の陶磁器研究所に空きができたからと紹介してくれた。

それは、もう、信楽に居たって八さんは作品を作れないからさ。

 

あんなに信楽に拘っていたのに。

なんだか、もう……

八さんの方がヒロインなのってくらい可哀想。


 



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※朝ドラレビューは基本的に簡単感想で。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
…テンプレだす…。

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キャスト

川原喜美子 – 戸田恵梨香(子役期:川島夕空)

川原常治 – 北村一輝
川原マツ – 富田靖子
川原直子 – 桜庭ななみ(子役期:やくわなつみ)
川原百合子 – 福田麻由子(子役期:稲垣来泉→住田萌乃)
川原武志 – 伊藤健太郎

川原(十代田)八郎 – 松下洸平

熊谷照子 – 大島優子(子役期:横溝菜帆)
大野信作 – 林遣都(子役期:中村謙心)
大野陽子 – 財前直見
大野忠信 – マギー
熊谷敏春 – 本田大輔
熊谷和歌子 – 未知やすえ
熊谷秀男 – 阪田マサノブ
慶乃川善 – 村上ショージ
十代田いつ子 ‐ しゅはまはるみ
鮫島正幸 ‐ 正門良規
津山秋安 ‐ 遠藤雄弥
藤永一徹 ‐ 久保山知洋
加山 – 田中章
深野心仙 – イッセー尾形
池ノ内富三郎 ‐ 夙川アトム
磯貝忠彦 ‐ 三谷昌登
松永三津 – 黒島結菜

庵堂ちや子 – 水野美紀
酒田圭介 – 溝端淳平
田中雄太郎 – 木本武宏
荒木さだ – 羽野晶紀
大久保のぶ子 – 三林京子
ジョージ富士川 – 西川貴教
泉田あき子 – 佐津川愛美

草間宗一郎 – 佐藤隆太

 

語り… 中條誠子

スタッフ

脚本 – 水橋文美江
制作統括 – 内田ゆき
プロデューサー – 長谷知記
演出 – 中島由貴、佐藤譲、鈴木航
音楽 – 冬野ユミ

主題歌 – Superfly「フレア」

コメント

  1. 連続テレビ小説『スカーレット』第103回

    「炎を信じて」内容八郎(松下洸平)が出て行った後、喜美子(戸田恵梨香)は、借金をして穴窯をすることを決めた。そして再開するが、やはり思った色に仕上がらなかった。敬称略演出は、中島由貴さん土をこねたり、試行錯誤の表現は、当たり前の話である。今まで、そういう表現が無かったことが、問題なのである。

  2. 炎を信じて>『スカーレット』第103話

    八郎&三津が噂に―えっ、今頃?>こらこら噂のせいで仕事が来なくなり​噂のおかげで仕事が来るとは…​つーかさあのまま何事もなしで終わりでは長いこと匂わしていた演出が不自然…

  3. 炎を信じて>『スカーレット』第103話

    八郎&三津が噂に― えっ、今頃?>こらこら 噂のせいで仕事が来なくなり ​噂のおかげで仕事が来るとは…​ つーかさ あのまま何事もなしで終わりでは 長いこと匂わしていた演出が不自然と思ったのか 噂という形で締め? 実話を朝ドラ風に柔らかくアレンジしたというよりは 単に綺麗事にしてお茶を濁しただけの様な…>ぉ …ひじゅにですが何か? 「カレーとプリンとアイスクリーム」by武志…

  4. スカーレット (第103回・2020/2/3) 感想

    NHK総合・連続テレビ小説『スカーレット』(公式サイト) 第18週『炎を信じて』の 『第103回』の感想。 ※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。 ※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。 大阪から戻ってきた喜美子(戸田恵梨香)は、薪代をまかなうために借金をして穴窯での窯焚きを再開。試し焼きで、望んでいた色の片り…

  5. 千早太夫 より:

    そう、子どもにとっては両親の不仲ほどイヤなものはないですよね。私もそうでした。2人とも60過ぎてからは仲良くなりましたが。

    先週の喜美子の大阪訪問ですが、「せっかく大阪に行くのなら、ちや子さんでなく直子のところに泊まろうよ!」という呟きを見ました。
    なるほど!と目から鱗が落ちる思いです。

    滅多に帰ってこない奔放な妹のことは心配で気になりそうなものですよね。
    それとも喜美子は、直子の連絡先を知らなかったのでしょうか?

    史実の不倫事件を心ない噂話に仕立てる水橋さんの手腕は流石です。
    こう来たかー!と感心しました。

    でも、ハチが去って喜美子の仕事が減ったのが「夫の不倫の責任を妻に負わせる当時の日本社会サイテー」という文脈で語る人が結構いて驚きました。

    いや、喜美子の仕事が減ったのは、不倫事件に関係なく、まだまだ喜美子が世間的に無名で、喜美子1人では陶器の作り手として信用されてなかったからでしょ!

    今回は、試行錯誤の苦しみと少しずつだけど確実な進歩が丁寧に描かれ、見応えがありました。
    いよいよ成功しそうな予感がしてきたのに資金不足とは…。
    それだけに、橘さんの大量の依頼は我がことのようにありがたいです(笑)。流石は春子姉ちゃん、頼りになります。(違う)

    が、よく考えると先方は、他ならぬ結婚式の引出物を、よりによって夫に不倫され逃げられた女に頼もうとしていることになります。
    いかに同情したからとはいえ、縁起悪いと思わなかったのかな。ましてあの時代…。

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