NHK朝ドラ【まんぷく】第151回(第26週土曜日)最終回 感想

「まんぷくヌードルの価値が理解できるのは頭の柔らかい若者たちではないか」という福ちゃんの気づきをきっかけに、大勢の若者が集まる「歩行者天国」で、社運をかけてヌードルの大試食販売会をすることになりました。

いよいよ勝負の日。誰もが成功を願う中、行き交う人々の反応は…。そして福ちゃんと萬平さんは、ある大きな決断をするのです。 

福子:安藤サクラ/萬平:長谷川博己/鈴:松坂慶子

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
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連続テレビ小説「まんぷく」第26週「いきましょう!二人で!」 第151話(最終回)

NHK連続テレビ小説「まんぷく」

半年間、ラーメンテロし続けた『まんぷく』が終わった。

感動しまくった人も、何じゃこりゃと思った人も、最初からキャストや設定に不満があった人も、とにかく好きなキャストが出ているから内容はどうでもいいんだよって人も。

お疲れ様でした。

最終回はどんな朝ドラでも感慨深いよね。
 『まんぷく』最終回感想

 

ってことで。
ラストレビュー。お手柔らかに。

第151回 感想

忙しくて昼間に書けなかったので、最終回なのに遅れレビュー。

 

最初の2分くらいはなぜか歩行者天国に向かって祈る萬平教の人々(行けばエエ……)、次の3分ほどで家への成功報告、歩行者天国のテレビ放映……ヌードル食ってる人数、多すぎじゃね??!

一つの局がこんなにヌードル食べる人を映し続けたら、これ、立派にCMですよね……。

 

しかし、実際に日清カップヌードルは、浅間山荘事件よりも前に歩行者天国で売れたらしい。(もちろん、浅間山荘事件で警官たちが寒い中食べる映像で全国区になったのはいうまでもない)

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朝ドラ的には立てこもり事件で最終回を締めることは出来ないもんなぁ……(もちろん、チャオ的にはそれでもい…ぃぇ、何でもありません)

萬平さんと世良さんが一緒に働く姿は胸あつハート.gif
 『まんぷく』最終回感想 萬平さんと世良さん

 

浮かれてはいけません。
駄目よ。すぐ有頂天になったら。

いいことがあったら次は悪いことがやって来るんやから。

 

「鈴さんの不安は……。」

「的中しませんでした!」


分っていてそういうパターンにしていたのだか、Twitterの反応などを見ているからそういう下りを持ってきたのか(笑)

とにかく、ラストは逮捕もされずパクられもせず終わるのだった。

 

60にもなって「まんぷくヌードル」を作ることができたのはお前がいてくれたからだ。

まだまだ続くんですよね?萬平さんですもの。

あ、ああ……お前が一緒にいてくれる限りはな。


永遠に、狂信的な信者から次の奇跡を望まれる萬平さんである。

 

ラストは「萬平さんのおかげ」「福ちゃんのおかげ」推しまとめだったけれども、世良さんの

大好きや!

は、もう……本当に大好きや!!

 

最終回に「いきましょう!二人で!」するのは、何と夫婦で行く麺紀行であった……。

 

「お母さん、お元気ですか。日本を出発して2週間。萬平さんと私は台湾からシンガポールを経てマレーシアの首都クアラルンプールにいます。」

っていうから、やっと台湾キターーー……と思ったのに、ラストはタイであった。わんがないぞ、わんが

 

締めるための最終回って感じだったけれども、まぁ、「今まで」が詰まったラストでした。良かったのではないでしょうか。
  『まんぷく』最終回 感想

「なぜ台湾出身を隠すのか?」

歴史好きな人の中では、この朝ドラには最初から不満の声は出ていました。

台湾出身の百福さんをモデルにしながらシレっと萬平さんを日本人設定にしたこと、記事中にも書いて来たけれどもインスタントラーメンの基盤に百福さんの生まれである台湾の鶏糸麺があること、それをシレっと日本人の発明のように描いた事……

「なぜ台湾人であることを隠すのか?」というネット記事もたくさん見ました。ですよね。それはそう思います。

ただ、まぁ朝ドラは「ドラマ」であって史実を描く伝記ではない……というのは最初からのNHKの前置きです。ラーメンだって「まんぷくラーメン」であって「チキンラーメン」ではないし、会社も〇清ではありません。

モデルの史実通りに描いたら、台湾人である事どころか、台湾に2人も妻が居た事(当時の台湾は多妻が認められていました)、子どもも居た事(二代目社長は台湾の妻の子)、彼女らと別れて日本国籍を取った事……など、朝ドラ向きじゃなくなりますもんね(相関図もめっちゃ複雑に(笑))

ってことで、まぁ、日本人設定は良かったのではないでしょうかね。と、思うのでした。

個人的には、それよりも、「カップで食べればいいって言い出したのアメリカンやん」「臭わない発泡スチロール、アメリカンのやん」など「発明したわけじゃないやん」なことが(思い出せないけれど)いっぱいあったことの方がよほど気になります(爆)


そして、連ドラ中に放映された『歴史秘話ヒストリア』の「史実の百福夫妻」で、台湾人であることがガッツリスルーされたこと……こっちの方が本当に気になります。歴史番組でコレは大問題やん……。

安藤サクラはホント好きなんだけど

ことあるごとに言っておりますが、私は安藤サクラさんが大好きです。

「Yahoo!みん感」や、あまり映画を見ない方には「演技がひどい」の「親の七光り」(今まではそんなこと言われてるの見た事なかったわ)だのと書かれていましたが、彼女の演技は本当に素晴らしいですよ。ぜひ他の作品で見ていただきたいです。

ただ、恐らくサクラさん自身が打ち出した福ちゃんキャラの演技プランは相当辛いものだったです……。

あのピョンピョンはねるOPをサクラさんが提案したと聞いた時から「漫画的なキャラを目指しているのだろう」とは思っていましたが、特に終盤の「ひらめき」演技は個人的には受け入れ難いものがありました。

演技だけではなく、何を置いても萬平上げ萬平推しで、子どものイジメ問題や実母の不安解消まで全てそれで片づけるキャラは恐いほどでした。

「あなたならできる」「もっとやれ」「もっとやるのよ」と輝く瞳で推し続けられたら夫だってプレッシャーだと思うのですが、萬平さんこそが本当に強い強い精神力の持ち主だと思います。

ホントに萬平さんが好きだった

「福ちゃん」とは逆に「萬平さん」というキャラを私は本当に好きでした。何処か心が欠けていて、思い込んだら真っ直ぐ。話はいつも自分の思う方向に変えてしまい、何か思いつくと娘を怒っていたことすら忘れてしまう。

この単純さはカワイイ。

元々、長谷川博己が好きな事もありますが、このキャラクターがハセヒロにピッタリだったことも個人的には幸せでした。

「まんぷく」というドラマのストーリーは、名作だとは思っていません。が、この長谷川博己は見る価値があった。そして、長谷川博己ならば老いた年齢でもきちんと相応にこなす。来年の大河『麒麟がくる』に希望を繋げる素晴らしい半年間になりました。

 

あとは……個人的には「塩軍団」時代が一番楽しかったなぁって。懐かしく思い出します。





 



キャラ萌えで見ていた部分が大きい朝ドラだったと思います。

ブシムスも本当に松坂さんだからこその可愛い愛しいお母さんだった。

TwitterのTLでは評判悪かったけれども、「まんぷく食品」の資本のその大元は、鈴さんのタンス貯金とプライスレスな無給労働だったこと、私は忘れない(笑)




今期もありがとうございました

またブツブツ書いてしまいましたが、今期も半年、読んでいただいた方には心からありがとうございました。

次期の朝ドラもゆるゆる感想を書く予定ではあります。

どうぞ、よろしくお付き合いのほど。


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※朝ドラレビューは基本的に簡単感想で。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
…テンプレだす…。

 
※キャスト

立花(今井)福子 – 安藤サクラ

立花萬平- 長谷川博己

今井鈴 – 松坂慶子

立花源 – 西村元貴(子役期:二宮輝生)
立花幸 – 小川紗良(子役期:三宅希空)

今井咲 – 内田有紀
香田克子 – 松下奈緒
香田忠彦 – 要潤
神部茂 – 瀬戸康史
神部(香田)タカ – 岸井ゆきの
神部大介 – 川口調
岡幸助 – 中尾明慶
岡(香田)吉乃 – 深川麻衣
香田重之 – 井上拓哉
香田学 – 中村凛太郎
小野塚真一 – 大谷亮平
本城好美 – 東風万智子

世良勝夫 – 桐谷健太
加地谷圭介 – 片岡愛之助
三田村亮蔵 – 橋爪功
牧(保科)恵 – 橋本マナミ
牧善之介 – 浜野謙太
野呂幸吉 – 藤山扇治郎
大前田三郎 – 曾我廼家寛太郎
樫田うた江 – なるみ
竹ノ原大作 – 宮田佳典
桑原(鹿野)敏子 – 松井玲奈
水島(池上)ハナ – 呉城久美
水島賢作 – 松木賢三

レオナルド – ハリー杉山
ビリー – ジョセフ・ライト
トム – クリス・ローフ
名木純也 – 上川周作
西野紀之 – 馬場徹
久坂隼人 – 竹村晋太朗
戸塚洋子 – ぎぃ子

小松原完二 – 前原滉
森本元 – 毎熊克哉
佐久間春男 – 川並淳一
赤津裕次郎 – 永沼伊久也
長久保陽介 – スチール哲平
大和田英二 – 梅林亮太
高木一夫 – 中村大輝
峰岸政利 – 三好大貴
野村泰造 – 南川泰規
堺俊一 – 関健介
倉永浩 – 榎田貴斗
堀和則 – 原雄次郎
増田誠一 – 辻岡甚佐

三原竹春 – 阿南健治
三原まさの – 久保田磨希
近江谷佐吉 – 小松利昌

東太一 – 菅田将暉
尾崎多江 – 渡辺真起子
谷村美代子 – 藤本泉

剛田一隆 – イッセー尾形
増岡丈治 – 菅原大吉
加瀬沢博 – 小堀正博
坂部勝 – 今野浩喜

土井垣 隆三 – 奥田瑛二
猿渡鎌作 – 田中哲司

川上アキラ – 加藤雅也
川上しのぶ – 牧瀬里穂

大鳥勘一 – 団時朗
望月綾 – 玄理
織田島健三 – 山西惇
織田島正 – 金井勇太
織田島久美子 – 畦田ひとみ
喜多村圭吾 – 矢柴俊博
矢野亮治 – 矢島健一
花村奈保美 – さとうほなみ
木ノ内秀子 – 壇蜜

稲村大悟 – 六平直政
村城啓治 – 平原テツ
ハリー・ビンガム – メイナード・プラント (MONKEY MAJIK)
ジョナサン・メイ – ブレイズ・プラント (MONKEY MAJIK)
チャーリー・タナカ – 岡崎体育

語り… 芦田愛菜

※スタッフ

脚本 … 福田靖
演出 … 渡邊良雄、安達もじり
プロデューサー … 堀之内礼二郎
制作統括 … 真鍋斎

音楽 … 川井憲次

主題歌 – DREAMS COME TRUE「あなたとトゥラッタッタ♪」

【まんぷく】
1(実在のモデル・安藤百福・仁子夫妻の話込み) 2 3 4 5 6
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140 141 142 143 144 145
146 147 148 149 150 151(最終回)

コメント

  1. くう より:

    ひじゅにさん

    今期もお疲れ様でした!そう言っていただけて感謝です、そして同じくです(笑)

    >個人的に前半〇、後半×…でしたが、まあそれを含めて朝ドラらしい作品だったのかなあ…

    同じくです(というか、そういう朝ドラがほとんどで(笑))「まんぷく」も最初は可愛かったですよね。しかし、前々作のような不快感はなかったです。

    今期もまたよろしくお願い致します^^

  2. くう より:

    千早太夫さん
    >いやぁ、くうさん。Yahoo!のみん感は読むもんじゃないですよね。

    Yahoo!テレビからあらすじを持って来るものだから、たまについ読んじゃうんですよね(爆)ほんと、言ってることメチャクチャだなって時々思います(笑)

    >安藤さんの演技をしっかり見るのは初めてでしたが、流石と思いました

    あらぁ…では、「100円の恋」や「万引き家族」などぜひご覧ください。ホント、凄いと思います。

    >芦田センパイ、出しゃばらず聞きやすく、なかなか好感の持てるナレでした

    ああ!!そういえば書き忘れていましたが、朝ドラのナレでこんなに好感度が高いのはなかなか無いと思いました!本当に素晴らしい女優さんに成長されましたねぇ。

    >確かくうさんにとっての神朝ドラは「カーネーション」でしたよね。私にとっては「ちりとてちん」です。

    朝やっていた朝ドラ100は見れず録れずだったのです。が、草々兄さんの泣き動画は見ました。(貰い泣いた)

    「カーネ」は私にとっては別格ドラマですね。「ちりとて」は本当に大好きですよ!まさに私にとっての故郷。そして「あまちゃん」は朝ドラ企画とは別のところで好き。自分の3位はその3本で(笑)

  3. ひじゅに より:

    お疲れさまでした&ありがとうございました。
    くうさんの感想にはいつも励まされます。
    個人的に前半〇、後半×…でしたが、まあそれを含めて朝ドラらしい作品だったのかなあ…
    半年ごとにまた違った色々がありますが、その色々を楽しむのが醍醐味なのかなあ…
    と、達観(?)しつつあります(笑)
    また新しい半年、よろしくお願いします。

  4. トムヤムクン?>『まんぷく』最終話

    ​​​​​​​​​​​​​ラストのタイで麺を食べる図ぅ―で​​私は見た​​福ちゃんのレンゲから麺がズルズルと滑り落ちるのを!残った僅かなスープにちょっと口を付けて「ん~…

  5. トムヤムクン?>『まんぷく』最終話

    ​​​​​​​​​​​​​ラストの タイで麺を食べる図ぅ― で ​​私は見た​​ 福ちゃんのレンゲから麺がズルズルと滑り落ちるのを! 残った僅かなスープにちょっと口を付けて 「ん~」なんて言われてもなあ(笑) ↑素直な感想です …ひじゅにですが何か? ​「大好きや!」​by世良 ↑ツンデレ世良さんの萬平さんへの恋心が遂に成就 …

  6. 連続テレビ小説『まんぷく』第151回(最終回)

    内容歩行者天国で“まんぷくヌードル”を販売することにした萬平(長谷川博己)敬称略うわ~~~ほんとに、最後の最後まで、アゲまくりだよ(失笑)ってか。“二人三脚”って。。。。なに?もう、そこまでして、アゲたいならば。《まんぷく》じゃなく《ぷくぷく》で良かったんじゃ?ドラマを作れよ。ドラマを。

  7. まんぷく (第151回/最終回・2019/3/30) 感想

    NHK総合・連続テレビ小説『まんぷく』(公式サイト) 第26週/最終週『いきましょう!二人で!』の 『第151回/最終回』の感想。 ※ 本作は、2019/2/27 にクランクアップ(撮影終了)しています。 ※ 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。 ※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。…

  8. 千早太夫 より:

    いやぁ、くうさん。Yahoo!のみん感は読むもんじゃないですよね。好きなドラマなら特に。ただ悪口を書き連ねたいだけの奴等多すぎです。

    安藤さんの演技をしっかり見るのは初めてでしたが、流石と思いました。ちゃんと役の年齢に見えたし、「これが演技力というものか」と思ったことが何回もありました。特に前半。

    咲姉ちゃん、第1話の冒頭に出て、死後も何回も出てきて、最終話のラスト近くにも出ました。幽霊ではなく夢キャラで死後も完走って珍しい(笑)。

    芦田センパイ、出しゃばらず聞きやすく、なかなか好感の持てるナレでした。数年後にはヒロインとして朝ドラに帰ってくる予感がします。

    私は気に入らない朝ドラは未練なく途中でもぶった切るタチなのですが、完走できて良かったです。

    ところで、昨朝の「朝ドラ感謝祭」の歴代朝ドラ名シーン人気投票で、「ちりとてちん」の草若師匠復活シーンが1位に輝きましたね!
    どうせ新しい作品かラブシーンっぽい場面が1位なんだろうな…と漫然と見ていたら「ちりとて」のOPテーマが流れてきて驚きました。
    2位から10位までに全く出てこなかったので諦めていたところ、完全に不意をつかれました。嬉しい驚きです。
    世の中の皆さん、結構わかってくれているんだぁ…と嬉しくなり、すっかり涙目です(笑)。
    1位を聞かされた青木ムネムネも泣いてました。渡瀬さんの感想も聞きたかったなぁ…。

    確かくうさんにとっての神朝ドラは「カーネーション」でしたよね。私にとっては「ちりとてちん」です。
    昨日はTwitterのトレンドに「ちりとてちん」が上がったそうです(笑)。

    すみません。
    この喜びを誰かと分かち合いたくて、ついつい長々と書いてしまいました。

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