そういうのおかしくない？
何で地元で頑張ってるのが偉いみたいになるの？
うん。そう。それな。
令和では当たり前になりつつある個人主義。
全てが「なぜそこに住み続けるのか」すなわち「過疎地の未來問題」へと繋がっていく。
亮（永瀬廉）が高速バスで気仙沼へ戻ろうとしていたところを、百音（清原果耶）は見つける。一方、汐見湯では百音に会いに来た菅波（坂口健太郎）が、明日美（恒松祐里）から事情を聞いていた。そして、百音は亮を汐見湯へ連れ帰ると、今度は未知（蒔田彩珠）が自分の苛立（いらだ）ちを周囲にぶつけてしまったいたたまれなさから足早に出ていこうとしていた。そこへ、なんと三生（前田航基）と悠人（髙田彪我）が現れる…
(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)
連続テレビ小説「おかえりモネ」第16週「若き者たち」第77話
感想
東京って変なとごな。でも、何かいいな。
一瞬仲間みたいになるけど、基本誰も興味ないじゃん。
俺がどこの誰とか。
楽でいい。
分かるなぁ……。
首都圏生まれでずっと関東住みの身でも理解できる。そういうところ。
本当にここ近年、特に。
何処に誰が住んでいて何をしているんだか全く気にならなくなったし。気にしてほしくもないし。
社会全体がそうなりつつあるのかも。ある意味、SNSのよう。
田舎は人間関係が密で煩わしい。
でも、きっと、それは言い換えれば「温かい」のだろう。
親の期待
周りの期待に応えるってさ、案外楽なんだよ。最初はね。でも、だんだん苦しくなる。
期待に応えられる人はそうなっちゃうんだろうな。
ずっと期待に応えられなかった人生を送って来た人間(←)から見ても、そう思う。
みんなどこか自分に不安があるんだよね。応えられれば応えられるように。応えられなければ応えられないように。
親は子どもの不安が測れないので、ほめ過ぎたり安心し過ぎたり、発破かけ過ぎたり叱り過ぎたりしてしまう。塩梅なんてない。
新次も、たぶんずっとそう思っていた。
亮はしっかりしているから大丈夫だと。りょーちんの「大丈夫さ」に甘えていたんだよね。
そのことに、やっと気づく……。
爆発
りょーちんもそうだけれど、みーちゃんもそう。
違いは、りょーちんはずっとクールに笑ってそれを受け止めてきた。みーちゃんは隠し切れずにここまで来た。
菅波先生のようなアカの他人にまで当たって、姉の幸せに呪いをかけようとしたのは本当に憎しみ深く。
モネじゃなければ(私だったら…(笑))、もうここで姉妹の縁は永久に切れたわ(笑)
個人的には、みーちゃんと りょーちんはあまり一緒にならない方がいいかな……と思う。
2人とも、何もなければ穏やかに暮らしていけるタイプだけれど、何かが切れたら2人して闇へ闇へと落ちてしまうタイプだから。
りょーちんは すーちゃん。みーちゃんは三生あたりが、精神も安定して長く幸せに暮らせそう。
地元をどうするか
三生と悠人も出てきてくれて。
りょーちんのために、同窓会。
悠人君が市役所に勤めて、三生が島でお坊さんになったら……え～、何か地元も楽しそうだな！
と、すーちゃんは笑う。
だって島戻るってごどはさ、やっぱいろんなもん背負うじゃん。
と、三生。
そうだよね……三生の場合は特にね。家を寺を父を……そして歴史と檀家を背負うのだ。
もしも自分が生きている間にまたあの災害が起きたら。
父と同じことを今度は自分がやるのである。
大変な覚悟だわ。
そう考えると、「地元を守ることが偉い？」の答えは、やっぱり偉いよ。
菅波は今日も頑張る
事情は聞きました。
そういう時にこっちのことを忘れてしまう人の方が僕は信頼できます。
こういう時に、何も深く聞かず、何も問い詰めず、妹も責めない菅波、心から信頼してます！！
モネ、どこに行こうとも、「おかえり」は菅波先生の居る場所にして！
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※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
キャスト
永浦百音 – 清原果耶
永浦耕治 – 内野聖陽
永浦亜哉子 – 鈴木京香
永浦未知 – 蒔田彩珠
永浦龍己 – 藤竜也
永浦雅代 – 竹下景子
及川亮 – 永瀬廉
野村明日美 – 恒松祐里
後藤三生 – 前田航基
早坂悠人 – 髙田彪我
及川新次 – 浅野忠信
新田サヤカ – 夏木マリ
菅波光太朗 – 坂口健太郎
佐々木翔洋 – 浜野謙太
川久保博史 – でんでん
田中和久 – 塚本晋也
中村信弘 – 平山祐介
朝岡覚 – 西島秀俊
神野マリアンナ莉子 – 今田美桜
内田衛 – 清水尋也
野坂碧 – 森田望智
安西和将 – 井上順
沢渡公平 – 玉置玲央
高村沙都子 – 高岡早紀
井上菜津 – マイコ
鮫島祐希 – 菅原小春
語り… 竹下景子
スタッフ
◆制作統括 : 吉永証、須崎岳
◆プロデューサー : 上田明子
◆演出 : 一木正恵、梶原登城、桑野智宏、津田温子
◆脚本 : 安達奈緒子
◆音楽 : 高木正勝
◆主題歌 : BUMP OF CHICKEN「なないろ」
