ついに鈴さんが咲姉ちゃんの結婚を認めてくれて、嬉しくてたまらない福ちゃん。
結婚式の時に何か特別な出し物をしたいと思い、親友の敏ちゃんから聞いた場所を訪ねると…出会ったのは幻灯機(映写機)を開発する萬平さんでした。
萬平さんの協力を得て、福ちゃんが披露したのは…
福子:安藤サクラ/萬平:長谷川博己/鈴:松坂慶子/咲:内田有紀/敏子:松井玲奈
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「まんぷく」第1週「結婚はまだまだ先!」 第4話
今日の回を見るまで
「何となく面白いし、何となく気に入っているけれども、決定的に爆笑するとか心持っていかれるって感じではないなぁ」
と、思っていた。
でも、今日はすごいぞ。
泣いたわ。
やはり、私、かなり好きかも知れない。
そして、私自身も「王道」と書いた気がするし、世間でもそう言われ始めているが、実はこのドラマは朝ドラとして「王道」でもない……つまりベタじゃないという部分が出てきた4話目。
「友達トリオ」がただの思い出づくり枠じゃない
咲姉ちゃんの結婚に許可が下り、今井家は幸せに包まれる。
はしゃぐ福ちゃんはお友達トリオ(「なんとか組」とかネーミングされていたっけ?)に結婚式の出し物を相談。
ここで、お嬢さんの敏ちゃんが「お父さんが見たという面白い機械」の話。
そして、福ちゃん、たちばな工房へ行く……。
お友達トリオって(「べっぴん」のように決定的に一生仕事仲間として付き合うようなものは例外として)何となくヒロインに思い出づくりのお友達がいるよ的な位置づけで捨てられていくことも多いのだけれど、このトリオはヒロインに「ラーメンを見せる」「未来のダンナに会わせる」という案内係を初回からさりげなく担っている。これは無駄がなくて凄い。
声で気づくわけじゃなかった
初めて立花萬平に出会う福ちゃん。
そこで、また初めて見せられる幻灯機。
写真があればそのまま映せるんです。
映画みたい!
一度に大勢の人に見てもらえますから、軍人さんに武器の取り扱い方を説明する時などに……。
この幻灯機、結婚式で使わせてもらえませんか?
結婚式?
加地谷からタダで貸すなんて! と、怒られる萬平さんだが、「結婚式で使う」という話が引っかかったよう。
この時まで幻灯機は「軍事用の機械」だったんだよね。
戦争のおかげで好景気。
「商売」や「発明」も軍に喜ばれて売れてナンボ。
それがお国のためと誰もが信じていた。
市井の人の結婚式にソレが使われる……
発明家・萬平さんの好奇心が福ちゃんの発想力に向く……これぞ「アイデア」を持つ人たちが共鳴した瞬間。
2人はここが初対面なわけじゃなくて、声ではすでに出会っている。
2人が実際に対面した時は「声」で認識するのだと思っていた。(朝ドラにありそうでしょ(笑))
しかし、そうではなかった。(いずれ、交換手だったと分る時は来るのだろうけれど)
「ちょっと、あなたが間違えたんですよ」と標準語で福ちゃんに文句を言い、取引先が電話に出ると変なテンションでエセ大阪弁で挨拶していた萬平さん。
会話は交換手には聞こえるんだよね(笑)
この時、萬平さんにとっては福ちゃんは「人」ではなくて、ただの繋いでくれる機械の一部のような感覚だったのかも。「ネットの中の人」には何でも言えてしまうのと同じだ。だから「声」も大して記憶に残っていなかった……のかも。
天然無遠慮なヒロイン……からの……
「姉の咲はですね、昔から男の人に大変モテておりました」
待って、福ちゃん、それ、結婚式でご法度なやつではーー!??
と、うわぁぁぁ!なに言い出すんや、この子は!?さすが朝ドラヒロインやーー……と思った後が、もう号泣。
姉のデートに監視役としてついて行った思い出話は、やがて新郎新婦の出会いのエピソードになり、そして、
でも、私はその時思いました。
「この人は今までの人とは違う。」
「咲姉ちゃんにぴったりや」って。
この2人が結ばれればいいのにって。
だから真一さんがうちに来て「咲さんと結婚させて下さい」って言ってくれた時は本当にうれしかった。
お父さん代わりになって自分のことは後回しにして家族を支えてくれた咲姉ちゃんに、やっと幸せが来たと思いました。
真一さん。
咲姉ちゃんを幸せにして下さい。
咲姉ちゃんも真一さんをしっかり支えてあげてね。
お母さんの号泣と笑顔に包まれる会場……からの思い出の幻灯機上映会だもん……。
通常、ドタバタとヒロインが失敗して、怒られて、テヘヘってなりがちなこのスピーチシーン。
しっかりと泣かせ、感動させ……
そして、萬平さんがヒロインの姿を好印象の対象として焼きつける。
エピソードとして充分すぎる。
大切な長女を嫁に出すお母さんの涙に貰い泣き。
幻灯機の謝礼をきちんと用意している福ちゃんに好感。
そして何より個人的には、
自分が作った幻灯機が役立ってくれて皆さんがあんなに感激して下さって、僕は胸がいっぱいです。
お礼を言いたいのは僕の方です。
と笑顔で去って行く長谷川博己よ……あ、どうしよう。
こういう掴まれ方は『八重さく』の尚さま以来じゃ……。
軍で使用する説明のためのような幻灯機が人の幸せに使えると知った萬平さんの笑顔。これ凄いよね!この2人がこれ切っ掛けで惹かれあうのは当然と思えるエピソードだった。このハセヒロさんは巧ンよりも尚之助さま寄りなのかも #まんぷく
— くう (@kukucoo) 2018年10月4日
やっと出会った2人。
この先、障害もあるだろうけれども、そこも含めて楽しみだなぁ。
惹かれまくった4話目でした。
※キャスト
今井福子(立花) – 安藤サクラ
立花萬平- 長谷川博己
今井鈴 – 松坂慶子
今井咲 – 内田有紀
香田克子 – 松下奈緒
香田忠彦 – 要潤
保科恵 – 橋本マナミ
野呂幸吉 – 藤山扇治郎
樫田うた江 – なるみ
小野塚真一 – 大谷亮平
鹿野敏子 – 松井玲奈
池上ハナ – 呉城久美
世良勝夫 – 桐谷健太
加地谷圭介 – 片岡愛之助
三田村亮蔵 – 橋爪功
神部茂 – 瀬戸康史
香田タカ – 岸井ゆきの
牧善之介 – 浜野謙太
岡幸助 – 中尾明慶
東太一 – 菅田将暉
ハリー・ビンガム – メイナード・プラント (MONKEY MAJIK)
ジョナサン・メイ – ブレイズ・プラント (MONKEY MAJIK)
チャーリー・タナカ – 岡崎体育
語り… 芦田愛菜
※スタッフ
脚本 … 福田靖
演出 … 渡邊良雄、安達もじり
プロデューサー … 堀之内礼二郎
制作統括 … 真鍋斎
音楽 … 川井憲次
主題歌 – DREAMS COME TRUE「あなたとトゥラッタッタ♪」
公式サイト http://www.nhk.or.jp/mampuku/
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【まんぷく】
1(実在のモデルの話込み) 2 3 4
コメント
巨炎さん
>抜けているように見えて案外、しっかりしていたり
発想力が侮れないところとか、やっぱり聡子系ですね福ちゃん
確かに。末っ子特性なのでしょうか。
親に「頼りない」と思われていたところも(笑)
>回想シーンで本物のお馬ちゃんを持ってくるトンデモ演出
言い伝えによると、あれは史実なのだそうです。ほんとかな(笑)
橋爪功さんは「風林火山」には出演されていなかったと思います。どうも今の私にはクセモノに見えて仕方ありません。(『家族はつらいよ』のせいかしら)
抜けているように見えて案外、しっかりしていたり
発想力が侮れないところとか、やっぱり聡子系ですね福ちゃん。
つーか、10代で英語喋れるところが既に上?
未来の旦那の技術バカっぷりにも支えがいがアルアル感。
回想シーンで本物のお馬ちゃんを持ってくるトンデモ演出が
ラストの幻灯機といい感じでコントラストを出していますね。
本日は男性キャラがどんどん集まってきましたが
橋爪功は「武田信玄」で真田のパパンのパパンでした。
「風林火山」では誰でしたっけ?
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