家出した鈴さんの居場所は、近所の中華料理屋・清香軒さんでした。ご主人夫婦の困惑をよそに、みんなの慌てぶりを想像してにんまりしていた鈴さんでしたが、ラーメンを食べにやってきた岡さんたち従業員の本音を聞いて大ショック。傷ついた鈴さんは…。
一方、鈴さんの行方を捜し回る福ちゃんと萬平さんは、その途中で忘れられない光景に出会います。
福子:安藤サクラ/萬平:長谷川博己/鈴:松坂慶子/岡:中尾明慶
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「まんぷく」第8週「新しい冒険!?」 第45話
正直、ブシムスの家出騒動はモヤる部分が多いので、早く終わっていただきたい。(でも、たぶん週末までやりつづけるんだろうな……)
では、私のモヤりを100個言います。(嘘です)
そもそもこれは「家事」ではない
戦後すぐの昭和女性なのだから家の事をやるのは当然で、ブツブツ言っているブシムスが悪い……という声もあるようですが、そもそも「従業員の世話」は家事ではなくて「仕事」だ。
しかし、ブシムスは「お母さんだから」否応なく使われているのであって、たぶんよほど安定しないと給料は無い。(しかも経営状態によっては1日1食になったりする)
やりがいも感じてないんだから、やりがい搾取よりも酷い。「主婦だからという常識搾取」じゃん。
赤津 及びみんなに上から目線
赤津は従業員であり、給料を貰っているのだからそもそも仕事をやるのが当然だし、ブシムスは経営者側の人間で雇い主です。上からなのは当然。ブシムスと塩軍団を同一線上に見るのはおかしい。
見慣れたらかわいく見えてきたんや。
というより内面のかわいさが見えてきたんやな。
ああ、そうじゃのうそこがタカちゃんと大奥様の決定的な違いや。
タカちゃんは「やりたくて」来たのだし、経営者の親戚とはいえ「塩軍団と同じく従業員」だし、給料も出ているからね(えっ…出てますよね?……ここまでダダで使ってないよね)。そもそも「大奥様」がへりくだらなければならない理由の方がない。
というか、このシーン、「お母さん」や「そこそこ年行ってる女性」(ごめん、私だよっ)つらくなかったですか?
ニコニコして気を使ってなきゃ愛されないという女の辛さよ……。
誰かブシムスの良い所も100個言ってやってくれ。
とにかく娘夫婦のお気楽さ
掲示板を見て、空襲を受けた土地は戦後の爪痕がひどく残っていることを改めて知る夫婦。
でもでも、同時にそれだけまだ物騒であることも考えてほしいし、そんな中で行方不明になっている母親をより心配してもいいんじゃないだろうか……(まぁ、ストーリー的にはここは戦後の様相と萬平さんの志に集中させたいんだろうけれども)。
娘夫婦……とりわけ「娘」だよ、福ちゃん。
萬平さんのことはいつもいつもいつも気遣っているのに、その分、母親の使い方が酷すぎる……。
昨日も書いたけれども、ブシムスが逃げた(これは「家出」じゃなくて「逃亡」だよね)ことを知った時は、奴隷を逃がした形相だったぞ(汗)
ブシムスも
何が「ありがとう、萬平さん」よ。
と、不満を口にしているけれども、結局、ブシムスの不満の全ては福ちゃんが母を気遣ってあげれば解決する気がする。
一番、優しさが足らないのは福ちゃん。
ということで、神部さん、気づいて
ブシムスには「風呂早く」とか「やっといてください」とサラッと言っていた神部くんだが、タカちゃんが仕事をし始めたら、その大変さに気づいたようで……。
いや……気づいて下さいよ。
そして塩軍団にも教えてやってほしいわ。
たぶん、この一件、孫が生まれてウヤムヤに解決しそうな気がする。
そう予想できるから、余計にモヤるんだけど……
みんな、ブシムスがブツクサうるさいと言っているけれども、この人の中の人、松坂さんがブツクサ言いつつも可愛いから、そしてキャラ的にもブツブツ言っている割にはサッパリしているから、安心して見ていられるわけで。
このお母さんは充分に「善き人」だよ。
このキャラが今の所、このドラマの「ウザい面」を一手に引き受けてくれているから攻撃もそこに行くわけで、もし居なかったら、何度も図々しく友達に借金しに行くわ、親の持ち物を充てにして資金は作るわの萬平信者のヒロイン、ちょっとどうなの……がザワつくどころじゃなくなってくると思われる(笑)
そういう点も含めて、とても上手い作りだと感心してしまうので。
「お母さん」はもっと大事にしないと「いけない。いけないよ。」(笑)
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
※キャスト
立花(今井)福子 – 安藤サクラ
立花萬平- 長谷川博己
今井鈴 – 松坂慶子
今井咲 – 内田有紀
香田克子 – 松下奈緒
香田忠彦 – 要潤
小野塚真一 – 大谷亮平
世良勝夫 – 桐谷健太
加地谷圭介 – 片岡愛之助
三田村亮蔵 – 橋爪功
牧(保科)恵 – 橋本マナミ
牧善之介 – 浜野謙太
野呂幸吉 – 藤山扇治郎
大前田三郎 – 曾我廼家寛太郎
樫田うた江 – なるみ
竹ノ原大作 – 宮田佳典
桑原(鹿野)敏子 – 松井玲奈
水島(池上)ハナ – 呉城久美
水島賢作 – 松木賢三
神部茂 – 瀬戸康史
香田タカ – 岸井ゆきの
岡幸助 – 中尾明慶
小松原完二 – 前原滉
森本元 – 毎熊克哉
佐久間春男 – 川並淳一
赤津裕次郎 – 永沼伊久也
長久保陽介 – スチール哲平
大和田英二 – 梅林亮太
高木一夫 – 中村大輝
峰岸政利 – 三好大貴
野村泰造 – 南川泰規
堺俊一 – 関健介
倉永浩 – 榎田貴斗
堀和則 – 原雄次郎
増田誠一 – 辻岡甚佐
三原竹春 – 阿南健治
三原まさの – 久保田磨希
東太一 – 菅田将暉
稲村大悟 – 六平直政
村城啓治 – 平原テツ
ハリー・ビンガム – メイナード・プラント (MONKEY MAJIK)
ジョナサン・メイ – ブレイズ・プラント (MONKEY MAJIK)
チャーリー・タナカ – 岡崎体育
語り… 芦田愛菜
※スタッフ
脚本 … 福田靖
演出 … 渡邊良雄、安達もじり
プロデューサー … 堀之内礼二郎
制作統括 … 真鍋斎
音楽 … 川井憲次
主題歌 – DREAMS COME TRUE「あなたとトゥラッタッタ♪」
公式サイト http://www.nhk.or.jp/mampuku/
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1(実在のモデル・安藤百福・仁子夫妻の話込み) 2 3 4 5 6
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コメント
連続テレビ小説『まんぷく』第45回
内容福子(安藤サクラ)萬平(長谷川博己)が、克子(松下奈緒)忠彦(要潤)の家で、鈴(松坂慶子)を待っている頃。鈴は、竹春(阿南健治)まさの(久保田磨希)の清香軒に隠れていた。そこに岡(中尾明慶)小松原(前原滉)森本(毎熊克哉)増田(辻岡甚佐)が、やって来て。。。。鈴、そしてタカ(岸井ゆきの)の話を始める。。。敬称略↑。。。やっぱり、克子の家で“待っている”が、正しいよね(笑)「絶対、克子姉ち…
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