上手く植物学雑誌発行の許可を取り付けた万太郎。
よかった!ひとまず……。
しかし、それが学会誌になってしまっていることには一抹の不安が……。
演奏会でドレス姿の寿恵子(浜辺美波)と遭遇し、びっくり、うっとりの万太郎(神木隆之介)。二人で演奏会を抜け出し別室で話していると、そこへ高藤(伊礼彼方)がやってくる。間一髪、物陰に隠れることができた万太郎だが、高藤に抱きかかえられる寿恵子の姿を見てしまい、今まで感じたことのない思いがこみ上げる。そんな中、思わぬ流れで田邊(要潤)から植物学雑誌創刊の許可を得ることに成功。しかし、万太郎の頭の中は…
あらすじ は Yahoo!テレビ より引用
連続テレビ小説「らんまん」第9週「ヒルムシロ」第44話
感想
「きれいじゃ」と、万太郎の口から思わず出てしまうほど綺麗な浜辺美波さんのドレス姿。
なるほど、綺麗じゃし納得のキャスティング。
きれいじゃ
さて。
西洋式音楽会会場でバッタリお寿恵さんと出くわした万太郎。
クララ先生のピアノも歌もそぞろに、パーティを抜け出して、2人で何処かのお部屋にしけこ(イヤイヤ……いいのか、人さまの家で勝手にこんなの。
寿恵子さん!寿恵子さん、何でここに?
槙野さんこそ!
いやいやいや……わしは、その、教授のお供で。
私は舞踏のお稽古で。
舞踏のお稽古?
いや……ようけ聞きたいことがあるがじゃけんど、その、いや、とにかく……いや……。
…き……きれいじゃ。
いや、もっと、こう言葉が……。
何じゃ?こう、いや……き…… きれいじゃ!
初めて、植物以外のものに可愛いとか綺麗だとか言えた万太郎である。
この後、高藤さんが部屋に入ってきて、咄嗟に隠れた万太郎を庇うために足を痛めたふりをする寿恵子さん。
そんな寿恵子さんを抱き上げて部屋を出て行く高藤さん。
……というコメディロマンスが展開されるわけだけれど、まぁ、ここがどうこうなることはないでしょぅ。
ただ高藤夫人がとてもとても恐そうだったので、ひと悶着あるのかなぁ……わざわざ出したからには。
さっきの曲も、すごくきれいでしたね。何て歌ってるか分かんなかったけど。
あっ「the last rose of summer」「夏の最後のバラ」と歌うちょりました。
夏の終わりほかのバラたちは 枯れていって最後に一輪だけバラが残っちゅう。そういう情景を歌うちょりました。けんどこの歌は景色の歌じゃない。
「愛する者なくして誰がたった一人生きられようか?」
「愛する者」に出会った2人……。
植物学会の学会誌
さて。植物学雑誌については、もの凄くとんとん拍子に進んだ万太郎である。
おう、どこ行ってた?
西洋の音楽は美しかったろう?
はい。まっこと美しゅうて……胸が痛い。いとしさとは苦しいもんですね。
あの英語の歌からそこまで主題を読み取れるとは、さすがあなたの教え子だ。
胸が苦しいのは単なる恋煩いですけれどね。
こうやって「教え子の出来の良さ」を褒められた瞬間に、植物学雑誌の提案をした万太郎。
結果、機嫌のいい田邊教授は、
ちょうど今年植物学の学会を発足させたんだよ。だがまだ活動はしておらず機関誌もない。
いい機会だから君たちが作ろうとしている雑誌それを植物学会の学会誌とすればいいだろう。
笑顔で雑誌発行の許可を出してくれた。
面倒くさい先輩も上司も、上手く持ち上げていく万太郎。
お前が雑誌を仕切るとはどういうことだ?
いや、それは一番わしが自由ですき!
時間がある者が働く。それはもう当たり前ですき。
あっ大窪さん。あと巻頭のお言葉。
巻頭のお言葉?
はい。学会誌ですき、事務局長のお言葉頂かんと。
…俺でいいのか?
はい。わしは教授から編集を任せられましたき、大窪さんがふさわしいかと…。
まあ…まあ、俺がふさわしいと言えなくもない。
大窪さん……ああ、いや、監督!
よろしゅうお願いいたします!
上手いよね(笑)
名目は何でもえいがじゃ。
わしは印刷のやり方が知りたいし、もちろんみんなと一緒に雑誌も作りたいがじゃ。
お金の算段もついたし、教授様々じゃ。
そう。この人の目的は売名ではないし、研究できれば名目などどうでもいいのだ。
ただ……誰もがみんな、そういうわけではないから。
学会誌として。という所は気になる。
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らんまん キャストとスタッフ
キャスト
槙野万太郎 – 神木隆之介(子役期:森優理斗、9歳 – 12歳:小林優仁)
井上竹雄 – 志尊淳
槙野綾 – 佐久間由衣
幸吉 – 笠松将
たま – 中村里帆
楠野喜江 – 島崎和歌子
池田蘭光 – 寺脇康文
槙野ヒサ – 広末涼子
槙野タキ – 松坂慶子
槙野豊治 – 菅原大吉
槙野伸治 – 坂口涼太郎
槙野紀平 – 清水伸
広瀬佑一郎 – 中村蒼
西村寿恵子 – 浜辺美波
西村まつ – 牧瀬里穂
笠崎みえ – 宮澤エマ
阿部文太 – 池内万作
倉木隼人 – 大東駿介
倉木えい – 成海璃子
及川福治 – 池田鉄洋
江口りん – 安藤玉恵
宇佐見ゆう – 山谷花純
天狗(坂本龍馬) – ディーン・フジオカ
早川逸馬 – 宮野真守
中濱万次郎 – 宇崎竜童
高藤雅修 – 伊礼彼方
大畑義平 – 奥田瑛二
大畑イチ – 鶴田真由
野田基善 – 田辺誠一
里中芳生 – いとうせいこう
浜村義兵衛 – 三山ひろし
田邊彰久 – 要潤
徳永政市 – 田中哲司
波多野泰久 – 前原滉
藤丸次郎 – 前原瑞樹
大窪昭三郎 – 今野浩喜
細田晃助 – 渋谷謙人
野宮朔太郎 – 亀田佳明
脇田伝助 – 小野まじめ
語り – 宮崎あおい
らんまん スタッフ
◆制作統括 : 松川博敬
◆プロデューサー : 板垣麻衣子、浅沼利信、藤原敬久
◆演出 : 渡邊良雄、津田温子、深川貴志
◆脚本 : 長田育恵
◆音楽 : 阿部海太郎
◆主題歌 : あいみょん「愛の花」
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