小学校に入学する優(増田光桜)のため富士子(松嶋菜々子)が上京してきた。なつ(広瀬すず)が優の入学の準備をしていると、富士子が最近、泰樹(草刈正雄)が元気がないとぽつりと話す。一方、「大草原の少女ソラ」は放送から半年が経ち徐々に人気番組になっていた。マコプロでは、皆寝不足と疲労と闘いながら必死にアニメ製作をしている。なつと坂場(中川大志)の机の上も仕事が山積みで…
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「なつぞら」第26週「なつよ、あっぱれ十勝晴れ」 第151話
感想
「昭和50年3月。富士子さんが小学校に上がる優のために上京してくれました。」前回の展開から、もう仕方なく東京に出てきた感じの家政婦である……。
昭和50年。
まだ、「牧場アイス上手く進んでる?」とか「チーズケーキ味も出すとウケると思うんだけどぉ。」とかメールしたりLINEしたりできない時代だ。置いてけぼり感、ハンパないよねぇ……気の毒に。
子どもの入学前の親の修行、お名前書きに精を出す なつ。もちろん富士子さんも一緒だ。
そして4月の入学式の後も優を富士子さんに預けてバタバタ仕事に急ぐ2人。
優、おめでとう。
おめでとう。
なるべく早く帰ってくるからね。
行ってらっしゃい。
笑顔で両親を見送る優ちゃんである。
もう今週で終わるから、この子の描写にこの先はないだろうけどさ……。
今までずっと働く母親に反抗する思春期の娘を描いてきた朝ドラ世界よ……。私ゃ、優ちゃんに闇が積み重なって行くのを感じるよ~~。
「番長恐い」と言っていたのに十勝の番長には「好き」と言ってしまう優ちゃん。
親が仕事に出て行っても不満の「ふ」もワガママの「わ」も言わない優ちゃん。
いつもニコニコ、良い子!!
だけど、『大草原の少女ソラ』を見る目は、つまんなそう……。(OPから死んだ目だからな……「親父とお袋が夢中な番組がまた始まりやがった」みたいな目だよ、闇だわ)
この子が思春期になったらドラマーと駆け落ちどころじゃない事態が待っている気がする。(でもドラマはもう終わってる)
これが意図された演出なのか偶然なのかは分からないが……両親は「リアル視聴モデルケース」としていつも娘の様子を窺っているのだから、やはり演出だと思うんだよね。
「何か言いたい優ちゃん」は最終回までに何か言えるのか。
(言わずに終わっちゃうんだろうけど)
じいちゃんがね……このところ元気がないんだわ。
病気とかじゃないんだけどね……90だしね。
だから十勝へ帰りたいとは言わず、じいちゃんがなつを感じてくれる物を作り続ける なつ。
「父さん、僕は牛や馬を助けたい。命を救いたい。そのために勉強したいんだ。」
「そのためには遠くの街に行かなくちゃいけない。」「父さんの牧場を一緒にやりたいけど、ごめん…僕はどうしても獣医になりたいんだ。」
「お前は今、あの神様に誓ったんだ。」
「よく言った。それでこそ私の息子だ。」
「行ってこい、レイ。お前がいなくとも、俺がこの牧場を守る。」
おんじも、なつを送り出す時に「それでこそわしの孫」と言ったね。
(「ソラと結婚して牧場を継いでよ」「恥ずかしいよ、父さん」のシーンは割愛なんですね……)
帽子を飛ばすということは陽平と天陽兄弟にも被せているのだろうけれども、ごめんなさい、正直、十勝における陽平のイメージが薄い。
そして、天陽が倒れた時に帽子が飛んだことは誰も見ていなかったはずなのに…と、つい思ってしまうのだった。
それよりも。
涙ぐむおんじに貰い泣きしたわ。
これはやはり、なつとおんじの物語なんだよなぁ。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
キャスト
奥原なつ(坂場なつ) – 広瀬すず(子役期:粟野咲莉)
坂場一久 – 中川大志
奥原 咲太郎 – 岡田将生(子役期:渡邉蒼)
奥原(杉山)千遥 – 清原果耶(子役期:田中乃愛)
奥原(前島)光子 – 比嘉愛未
坂場優 – 増田光桜
神地航也 – 染谷将太
森田桃代 – 伊原六花
下山克己 – 川島明
石沢裕也 – 大野泰広
町田義一 – 鈴鹿央士
立山久子 – 伊藤修子
下山(三村) 茜 – 渡辺麻友
柴田泰樹 – 草刈正雄
柴田 富士子 – 松嶋菜々子
柴田剛男 – 藤木直人
柴田照男 – 清原翔(子役期:岡島遼太郎)
小畑(柴田) 夕見子 – 福地桃子(子役期:荒川梨杏)
柴田明美 – 平尾菜々花(子役期:吉田萌果)
柴田(阿川)砂良 – 北乃きい
戸村悠吉 – 小林隆
戸村菊介 – 音尾琢真
小畑 雪之助 – 安田顕
小畑とよ – 高畑淳子
小畑妙子 – 仙道敦子
小畑 雪次郎 – 山田裕貴
山田正治 – 戸次重幸
山田タミ – 小林綾子
山田天陽 – 吉沢亮(子役期:荒井雄斗)
山田陽平 – 犬飼貴丈(子役期:市村涼風)
山田靖枝 – 大原櫻子
阿川 弥市郎 – 中原丈雄
倉田(居村)良子 – 富田望生
倉田隆一 – 柄本佑
岸川 亜矢美 – 山口智子
野上健也 – 近藤芳正
茂木一貞 – リリー・フランキー
煙 カスミ – 戸田恵子
亀山蘭子 – 鈴木杏樹
三橋 佐知子 – 水谷果穂
佐々岡 信哉 – 工藤阿須加(子役期:三谷麟太郎)
川谷幸一 – 岡部たかし
川谷幸子 – 池間夏海
高山 – 須藤蓮
豊富遊声 – 山寺宏一
藤井 – 高木渉
杉山 – 渡辺大
杉山千夏 – 粟野咲莉(二役)
仲 努 – 井浦新
井戸原 昇 – 小手伸也
堀内幸正 – 田村健太郎
猿渡竜男 – 新名基浩
露木重彦 – 木下ほうか
山根孝雄 – ドロンズ石本
荒井康助 – 橋本さとし
大杉 満 – 角野卓造
語り… 内村光良
第100作記念朝ドラヒロインキャスト
松嶋菜々子(ひまわり) – なつの養母・富士子小林綾子(おしん) – 山田天陽の母
岩崎ひろみ(ふたりっ子) – 花村和子・なつの担任
比嘉愛未(どんと晴れ) – マダム・咲太郎の妻
山口智子(純ちゃんの応援歌) – 風車の女将
貫地谷しほり(ちりとてちん) – マコちゃん先輩
原日出子(本日も晴天なり) – 千遥の養母
藤澤恵麻(天花) – 産婦人科の妊婦
田中裕子(おしん) – 産婦人科医
三倉茉奈(ふたりっ子) – 信さんの奥さん
安藤サクラ(まんぷく) – 「大草原の少女ソラ」のナレーター
戸田菜穂(ええにょぼ) – 奥原三兄妹の母
浅茅陽子(雲のじゅうたん) – 千遥の姑・杉山雅子
スタッフ
脚本 – 大森寿美男
制作統括 – 磯智明、福岡利武
プロデューサー – 村山峻平
演出 – 木村隆文、田中正、渡辺哲也、田中健二
音楽 – 橋本由香利
アニメーション時代考証 – 小田部羊一
アニメーション監修 – 舘野仁美
アニメーション制作 – ササユリ、東映アニメーション
【なつぞら】
1(史実のモデルの話など前知識込み) 2 3 4 5 6
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コメント
巨炎さん
>まあ自分も、この年頃に名劇系アニメに夢中になった記憶はありませんが…
ああ、私は夢中で見ていました。やはり女の子向けなのかな。「ヤマト」にも夢中でした(笑)裏でしたか。
優ちゃんの場合は、「自分から両親を奪っていくアニメめ、ちっ!」という風に見えます(笑)
なつよ、あっぱれ十勝晴れ>『なつぞら』第1…
遂に最終章ちゅーても、まだ5話残っているからもう終わりか…というよりまだまだ続くのね…って感じ(笑)それでも最終章は最終章皆さんもう少しの辛抱…
なつよ、あっぱれ十勝晴れ>『なつぞら』第151話
遂に最終章 ちゅーても、まだ5話残っているから もう終わりか…というより まだまだ続くのね…って感じ(笑) それでも最終章は最終章 皆さん もう少しの辛抱ですよ! …ひじゅにですが何か? 「一久さんのご両親から届いた、この百科事典」by富士子 ↑生存確認? 昭和50年(1975年) 3月:富士子ちゃん上京。 4月:優ちゃん小学校入学…
>親父とお袋が夢中な番組がまた始まりやがった
まあ自分も、この年頃に名劇系アニメに夢中になった記憶はありませんが…。
宮崎駿の御子息は「ハイジ」の裏番組の「ヤマト」を観たかったと。
まあ、あくまで男の子の感性な訳ですが女子の場合は、どうなんでしょう?