なつ(広瀬すず)と坂場(中川大志)の新居を訪れ、咲太郎(岡田将生)は結婚することにしたと報告する。慌てて川村屋を訪ねたなつに、光子(比嘉愛未)は川村屋の経営を退き、咲太郎の事務所を手伝うつもりだと言われる。新宿一帯の再開発で川村屋も新しいビルに建て替えるのだ。一方、風車では亜矢美(山口智子)と茂木社長(リリー・フランキー)が話し込んでいた。そこへ咲太郎が結婚報告にやってきて…
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「なつぞら」第19週「なつよ、笑って母になれ」 第116話
お兄ちゃんとマダムが……そういうことに?
そういうことだよ。
まあ結婚すれば母ちゃんだって俺に安心するだろ。
安心して俺に甘えてくれるだろ。
経済的な負担をかけても大丈夫だって、そう思ってくれるんじゃないかな。
もしかしてそれが目的?
お金が目当て?
バカ!失礼なこと言うな!
俺はあいつの金なんて当てにしてないからな!
結婚したら安心して「経済的に頼ってもいい」と思うのは、やはり逆玉ってやつだからだよね。
親的には普通逆だよね。
ずっと独身っぽい息子なら、まぁ余っているだろうとも思えるけれども、家庭を持つなら出費も増えるから逆に助けてやらなきゃって思っちゃうのが親だよね。
まぁ、光子さんならば当てにしても良さそう。って感じになるよね(笑)
なつの突発的感想はまあまあ当たってはいる。
しかし、光子さんは川村屋の経営から手を引く。
同族経営はここで終いにして、野上さんに任せ、後継者を育ててほしいと言うのだった。
これはとても先進的。
そして、正しい。
この人の場合は結婚して子どもを産んで継がせなきゃ、と思わなかった時点で、もう同族経営の呪いから解き放たれようとしていたんだろう。
婿取りして子どもを産んでいたら、嫌でもまた後継ぎ教育しなくてはならない。
能力のある次の世代を育てる。
正しく、国の事を考えた経営。
ちなみにモデルの「中村屋」は大正時代に株式会社に。昭和32年には上場している。
光子のモデルは中村屋の創業者・相馬愛蔵・黒光夫妻と夫妻の息子(2代目)を混ぜたりこねたりして作ったのだと思われる(つまりはオリジナルキャラ(笑))
もう血縁者だけがのれんを守る時代でもないわ。
野上さんの信念でこれからも川村屋を大いに開拓してちょうだい。
咲ちゃんには川村屋の財産は何一つ渡しませんから。
には、ちょっとグッと来たわ。
戦前は女は戸主でなければ自分の財産を持てなかった。
戦後は女でも自分の財産は自分のものである。
この人もそういう呪縛からやっと逃れたんだね。
……ということで……。
風車の女将に結婚挨拶する2人。
母ちゃん。俺、今度、彼女と結婚することにしたんだ。
あっ、すみません。あの、お恥ずかしいんですけど。
今まで隠しててごめん。
まあ、そういうことなんだ。
あの、今度、川村屋をビルに建て替えることにしたんです。
それを機に私は経営からは手を引こうと思ってまして、それでこれからは咲太郎さんの会社を大きくするために手伝うことにしたんです。
そう。
まあ、たまたま、そういうタイミングに結婚でもしようかってなっただけだから。
え、そんだけ……。
この時代だったら、
「結婚するよ。母ちゃんもここが立ち退きになるなら一緒に住んでくれ。」「まだ若いし、お前たちの世話にはならないよ。」「そうか。でも頼ってね。」
みたいな話が出てこない?てか、そのための結婚じゃないの。
それとも、そういう事を1週間かけてやっていくんだろうか……また長くなりそう。(コラコラ)
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
※キャスト
奥原なつ – 広瀬すず(子役期:粟野咲莉)
奥原 咲太郎 – 岡田将生(子役期:渡邉蒼)
奥原千遥 – 清原果耶(子役期:田中乃愛)
柴田泰樹 – 草刈正雄
柴田 富士子 – 松嶋菜々子
柴田剛男 – 藤木直人
柴田照男 – 清原翔(子役期:岡島遼太郎)
柴田 夕見子 – 福地桃子(子役期:荒川梨杏)
柴田明美 – 平尾菜々花(子役期:吉田萌果)
戸村悠吉 – 小林隆
戸村菊介 – 音尾琢真
小畑 雪之助 – 安田顕
小畑とよ – 高畑淳子
小畑妙子 – 仙道敦子
小畑 雪次郎 – 山田裕貴
山田正治 – 戸次重幸
山田タミ – 小林綾子
山田天陽 – 吉沢亮(子役期:荒井雄斗)
山田陽平 – 犬飼貴丈(子役期:市村涼風)
山田靖枝 – 大原櫻子
阿川 弥市郎 – 中原丈雄
阿川砂良 – 北乃きい
居村良子 – 富田望生
倉田隆一 – 柄本佑
岸川 亜矢美 – 山口智子
前島光子 – 比嘉愛未
野上健也 – 近藤芳正
茂木一貞 – リリー・フランキー
煙 カスミ – 戸田恵子
亀山蘭子 – 鈴木杏樹
三橋 佐知子 – 水谷果穂
佐々岡 信哉 – 工藤阿須加(子役期:三谷麟太郎)
川谷幸一 – 岡部たかし
川谷幸子 – 池間夏海
高山 – 須藤蓮
豊富遊声 – 山寺宏一
藤井 – 高木渉
仲 努 – 井浦新
大沢麻子 – 貫地谷しほり
坂場一久 – 中川大志
神地航也 – 染谷将太
三村 茜 – 渡辺麻友
森田桃代 – 伊原六花
下山克己 – 川島明
井戸原 昇 – 小手伸也
堀内幸正 – 田村健太郎
猿渡竜男 – 新名基浩
露木重彦 – 木下ほうか
山根孝雄 – ドロンズ石本
荒井康助 – 橋本さとし
大杉 満 – 角野卓造
語り… 内村光良
※スタッフ
脚本 – 大森寿美男
制作統括 – 磯智明、福岡利武
プロデューサー – 村山峻平
演出 – 木村隆文、田中正、渡辺哲也、田中健二
音楽 – 橋本由香利
アニメーション時代考証 – 小田部羊一
アニメーション監修 – 舘野仁美
アニメーション制作 – ササユリ、東映アニメーション
【なつぞら】
1(史実のモデルの話など前知識込み) 2 3 4 5 6
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コメント
連続テレビ小説『なつぞら』第116回
内容兄・咲太郎(岡田将生)から、結婚すると言われ、驚くなつ(広瀬すず)相手は、光子(比嘉愛未)だという。敬称略主人公。。。驚いているけど。坂場の洞察力はともかく。いままでの話からして、驚いていることに驚くよ(苦笑)
なつぞら (第116回・2019/8/13) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』(公式サイト) 第20週『なつよ、笑って母になれ』の 『第116回』の感想。 ※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。 ※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。 なつ(広瀬すず)と坂場(中川大志)の新居を訪れ、咲太郎(岡田将生)は結婚することにしたと報告する。慌てて川村屋を訪ね…
本当~に>『なつぞら』第116話
「フーテン族」なるものが流行っていたらしい今日も時代性を出してみましたby大森?『フーテン』(永島慎二著)は昔読んだことがあるけどアメリカで流行ったヒッ…
本当~に>『なつぞら』第116話
「フーテン族」なるものが流行っていたらしい 今日も時代性を出してみましたby大森? 『フーテン』(永島慎二著)は昔読んだことがあるけど アメリカで流行ったヒッピーに追随するものとして始まったものの ヒッピーとはちょっと違う、日本ならではのもの …みたいなニュアンスだった 少なくとも、この作品に出て来るフーテン達は 育ちはともかく、現在は物質的にも貧しく 心にも何か傷や寂…