本サイトにはプロモーションが含まれています

NHK朝ドラ【なつぞら】第107回(第18週金曜日) 感想

なつ(広瀬すず)が原画、坂場(中川大志)が演出を務めた漫画映画は大失敗。坂場はその責任を取り、東洋動画に退職届を提出する。その後、なつの元を訪れた坂場は、アニメーターとして終わった、自分との約束を忘れてくれ、となつに言う。坂場からの一方的な申し入れに、なつは坂場への思いを一気に話し、その場から去る。帰宅以来、部屋にこもりきりのなつを心配した亜矢美(山口智子)は咲太郎(岡田将生)に相談するが…
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
スポンサーリンク

連続テレビ小説「なつぞら」第18週「なつよ、どうするプロポーズ」 第107話

2019年上半期朝ドラ『なつぞら』

そっか。そういうことか……。

おかしいと思った。

考えてみれば一度だって、あなたに好きだと言われたことはなかったもんね。

 

そうだね。
そもそも、どうして作品の成功が結婚の条件になるのか、そこに対する疑問は なつ自身も持ってはいたんだよね。

けれども、言わずに進んで来た。(坂場くんの中では別に「進んで」いなかったのかも知れないけれども、なのに風車に挨拶に行ったりしちゃったから罪だよね)

仕事で成功しないと嫁を貰えない、というのは、いかにも昭和の男的考えではあるけれども、それはつまり「なつ本人」じゃなくて「なつの才能」だけを愛しているということだもんね。

極端に言えば、なつが絵を描けなくなったら妻としても失格ということになってしまう。

 

なつのセリフで初めて自分の酷さに気づいたような坂場くんの表情が痛い。

 

私の方は、いつイッキュウさんのこと好きになったんだろうって考えてたのね。

ありえないことも本当のように描くこと……。

私の人生には本当にそんなことばかり起きてるから。

戦争で孤児になって親を失って、両親とも離れて兄妹とも離れたけど……ありえないような素敵な家族に恵まれて、ありえないような自然の中で幸せに育って……。

上野で浮浪児をしてた時に一緒にいた信さんが、ある日また会いに来てくれて、それで行方不明だったお兄ちゃんにも会えたし、もうダメかと思った妹もありえないような幸運で今はどこかで幸せに暮らしてるって信じていられるし……。

自分のわがままで北海道出て好きなアニメーターにもなれて、ありえないような楽しいことがいっぱいあって、だから……これ以上の幸せはないなって思ってたから。

やっぱりこれ以上はありえなくても文句は言えないけど。私は……私はあなたの才能を好きになったわけじゃありません!

あなたの言葉を。生きる力を好きになったんです。

あなたを好きになったの。
ありえないくらい……。

だけど、あなたは違った。

好きじゃないことを才能のせいにしないで下さい。
そんな人とは一緒にいたくない。
さようなら。

『なつぞら』第18週第107回 感想

 

ここで戦争の話が出て来るのも、また痛い。

子どもの頃から捨てられるのが恐くて、あざとく自分の位置を確保してきた なつ。

愛情豊かな柴田家で育てられても、根本的にその闇は消えずに残った。

結婚を「拾う」とか「もらわれる」とかいう言い方するのは語弊を呼ぶだろうけれども、なつは人に捨てられるのが恐い。

坂場くんは、なつの内面を何も考えずにプロポーズしているのよね。仕事上のパートナーとして見ていただけ。

 

なつが可哀想で、ちょっと泣きそうになりながら見てしまった。(子役時代以来久々)

 

元々は下山さんが坂場くんをひっぱったのだから、坂場くんは会社を辞める必要はないよね~~。あの場で責任を問うなら、会社は下山さんも呼ばないとね。

 

もっとも、『ホルス』制作に関わった人たちは本当に減給されたりペナルティ受けたらしいので、昭和の会社はブラック~~。

 

さて……。

事の経緯を知った咲太郎が、久しぶりに東映動画の池に誰かをつき落とす。(嘘です)

※朝ドラレビューは基本的に簡単感想で。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
…テンプレだす…。
にほんブログ村 テレビブログ テレビドラマへ
にほんブログ村

 
※キャスト

奥原なつ – 広瀬すず(子役期:粟野咲莉)

奥原 咲太郎 – 岡田将生(子役期:渡邉蒼)
奥原千遥 – 清原果耶(子役期:田中乃愛)

柴田泰樹 – 草刈正雄
柴田 富士子 – 松嶋菜々子
柴田剛男 – 藤木直人
柴田照男 – 清原翔(子役期:岡島遼太郎)
柴田 夕見子 – 福地桃子(子役期:荒川梨杏)
柴田明美 – 平尾菜々花(子役期:吉田萌果)

戸村悠吉 – 小林隆
戸村菊介 – 音尾琢真

小畑 雪之助 – 安田顕
小畑とよ – 高畑淳子
小畑妙子 – 仙道敦子
小畑 雪次郎 – 山田裕貴

山田正治 – 戸次重幸
山田タミ – 小林綾子
山田天陽 – 吉沢亮(子役期:荒井雄斗)
山田陽平 – 犬飼貴丈(子役期:市村涼風)
山田靖枝 – 大原櫻子

阿川 弥市郎 – 中原丈雄
阿川砂良 – 北乃きい
居村良子 – 富田望生
倉田隆一 – 柄本佑

岸川 亜矢美 – 山口智子
前島光子 – 比嘉愛未
野上健也 – 近藤芳正
茂木一貞 – リリー・フランキー
煙 カスミ – 戸田恵子
亀山蘭子 – 鈴木杏樹
三橋 佐知子 – 水谷果穂
佐々岡 信哉 – 工藤阿須加(子役期:三谷麟太郎)
川谷幸一 – 岡部たかし
川谷幸子 – 池間夏海
高山 – 須藤蓮
豊富遊声 – 山寺宏一
藤井 – 高木渉

仲 努 – 井浦新
大沢麻子 – 貫地谷しほり
坂場一久 – 中川大志
神地航也 – 染谷将太
三村 茜 – 渡辺麻友
森田桃代 – 伊原六花
下山克己 – 川島明
井戸原 昇 – 小手伸也
堀内幸正 – 田村健太郎
猿渡竜男 – 新名基浩
露木重彦 – 木下ほうか
山根孝雄 – ドロンズ石本
荒井康助 – 橋本さとし
大杉 満 – 角野卓造

語り… 内村光良

※スタッフ


脚本 – 大森寿美男
制作統括 – 磯智明、福岡利武
プロデューサー – 村山峻平
演出 – 木村隆文、田中正、渡辺哲也、田中健二
音楽 – 橋本由香利

アニメーション時代考証 – 小田部羊一

アニメーション監修 – 舘野仁美
アニメーション制作 – ササユリ、東映アニメーション

主題歌 – スピッツ「優しいあの子」


【なつぞら】
1(史実のモデルの話など前知識込み) 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24
25 26-28 29 30
31 32 33 34 35 36
37 38 39 40 41 42
43 44 45 46 47 48
49 50 51 52 53 54
55 56 57 58 59 60
61 62 63 64 65 66
67 68 69 70 71 72
73 74 75 76 77 78
79 80 81 82 83 84
85 86 87 88 89 90
91 92 93 94 95 96
97 98 99 100 101 102
103 104 105 106 107

コメント

  1. くう より:

    巨炎さん
    レスが遅くてスイマセンーー。

    >だから昔の自分を知りながら自分の方を見てくれる信哉には素が出る?

    ノブさんがいいお相手を見つけられて良かったです。坂場さんも奴隷の一部になりませんように……

  2. 連続テレビ小説『なつぞら』第107回

    内容坂場(中川大志)が監督した漫画映画は大失敗した。坂場は、責任をとり、会社を辞めることを決断する。そしてなつ(広瀬すず)に対して。。。。敬称略“あなたを好きになったの。”だそうだ。あーだ、こーだと、“イイワケ”を盛りこんでいるけど。そもそもの話。主人公が坂場と出会ってから、2人の描写は極端に少なく。それ以前に、脇役の物語ばかりを、描いていたのが今作なのだ。なのに。。。。“好き”らしい。。。…

  3. なつぞら (第107回・2019/8/2) 感想

    NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』(公式サイト) 第18週『なつよ、どうするプロポーズ』の 『第107回』の感想。 ※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。 ※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。 なつ(広瀬すず)が原画、坂場(中川大志)が演出を務めた漫画映画は大失敗。坂場はその責任を取り、東洋動画に退職届を…

  4. ありえない>『なつぞら』第107話

    ​​​​​​​坂場&なつの恋話を少しでもドラマチックにしようとここまで引っ張ったのかな?一度は別れる…というのは一番分かり易い波乱だからでも、どうせならここに至るまでの…

  5. ありえない>『なつぞら』第107話

    ​​​​​​​坂場&なつの恋話を少しでもドラマチックにしようと ここまで引っ張ったのかな? 一度は別れる…というのは一番分かり易い波乱だから でも、どうせなら ここに至るまでの日々をもっと ハラハラドキドキもしくはキラキラウフフ(ぇ) にしてくれれば良かったのに… おかげで全く感情移入できないんですけど(^^;) …ひじゅにですが何か? ​「再三に渡る会社の忠告を無視して 君が…

  6. 巨炎 より:

    >「なつ本人」じゃなくて「なつの才能」だけを愛している
    まあ、それは仲さんとか他の同僚全般に言えたことですが。
    後はなつ自身があざとく立ち回って自分に好意を向けさせた相手とか。
    (絵の才能より人たらしの方が才能あるかも)

    だから昔の自分を知りながら自分の方を見てくれる信哉には素が出る?
    「ごちそうさん」でめい子が後のダンナに
    「貴方には人としての魅力が全く無い」と言われた事がありますが
    一久さんは、それと同じ事を暗にやっちゃったかもしれません。

タイトルとURLをコピーしました