東京オリンピックの開会式を飾るオープニング曲を依頼された裕一(窪田正孝)。開幕が迫る中、音(二階堂ふみ)はなかなか曲を書こうとしない裕一に気をもむ。ある日、音から相談を受けた木枯(野田洋次郎)が古山家にやってくる。その場にいた鉄男(中村蒼)だけでなく、久志(山崎育三郎)、藤丸(井上希美)も集まり、みんなで歌い騒いで盛り上がる。そして、ついに裕一は曲を書き始める。……
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「エール」第24週「エール」第118話
感想
林宏司先生……「脚本」としてずっと名前出ちゃってますが、執筆履歴に残っちゃっていいのでしょうか……。
そもそも最初に何があったか知らないけれど、林宏司先生がずっと書いていればこんな全編スピンオフのようなことにならなかったのは確か。
今さら思い出話をこんなにぶちこまれても、懐かしさがほとんど湧き出してこない。
だって、主人公が主人公じゃない回が多すぎたから!
いつもいつも脇人物の話ばかりやっていて、2人が……特に裕一さんが脇に下がっていることが多かったから。
「主人公以外の人物の人生も大切に描く」の陰には常に主人公が存在しなければならない、と当方は考えます。
『平清盛』第36回「巨人の影」は、清盛の姿かたちがないのに、登場人物の言動や右往左往っぷりから、画面のそここに清盛の幻影が見える(気がしてしまう)という素晴らしい回だった。
……と、今これを書いていてなぜか思い出してしまった。
比較しているわけではなくてよ。(比較できるものではないし。あ、でも、よくよく考えたら、あの回は窪田くん@重盛が父の影にプレッシャー掛けられまくる回だったなぁ……窪田正孝、やはり演技達者すぎる)
そういう所は……だから、きっとコロナのせいなのだとして……。
今日のあの飛びっぷりは何だったのだろう。
その後の顛末は皆さんもご存じ。
はっ??
ご存知?
トイレに閉じ籠もった裕一を音が連行。→会場入り口まで連れていくもだだをこねる裕一。→音の説得にもふんぎりがつかないところに居合わせた長崎出身の警備員が熱い思いを伝えると。→裕一は胸を打たれ会場へ向かいました。
か、紙芝居かな………。
そもそも、肝心の曲作りに詰まる描写はどこへ行ったのだろう。
生む楽しみを先延ばしにしてるか、最後のピースが見つからない。
って、もっともらしい話になっちゃってますが、そもそも初回の冒頭では、音が庭掃除しながら口ずさむ「さくらさくら」にインスパイアされてアイデアが出て来たような描写になっていませんでしたっけ。
その後の顛末は皆さんもご存じ。
当方がご存知なのはそういう夫婦愛の話だろうと期待した記憶ですが、なにか……。
5年10年と飛びまくり池田さんまで亡くなってしまい、明日は実質最終回。
確かに、きっとコロナのせいなんだ。
でも、飛ばすところは他にあったような気がしてならないのだった……。
撮れないならオリムピックの映像は……『いだてん』使えば良かったんじゃね……。(と昨日と同じことを言う)

【エール】
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※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。

キャスト
古山裕一 – 窪田正孝(子役期:石田星空)
古山三郎 – 唐沢寿明
古山まさ – 菊池桃子
古山浩二 – 佐久本宝(子役期:潤浩)
権藤茂兵衛 – 風間杜夫
佐藤久志 – 山崎育三郎(子役期:山口太幹)
村野鉄男 – 中村蒼(子役期:込江大牙)
希穂子 – 入山法子
藤堂清晴 – 森山直太朗
関内音 – 二階堂ふみ(子役期:清水香帆)
関内安隆 – 光石研
関内光子 – 薬師丸ひろ子
関内吟 – 松井玲奈(子役期:本間叶愛)
関内梅 – 森七菜(子役期:新津ちせ)
鏑木智彦 – 奥野瑛太
小山田耕三 – 志村けん
廿日市誉 – 古田新太
木枯正人 – 野田洋次郎
高梨一太郎 – ノゾエ征爾
杉山あかね – 加弥乃
梶取保 – 野間口徹
梶取恵 – 仲里依紗
田中隆 – 三浦貴大
双浦環 – 柴咲コウ
岩城新平 – 吉原光夫
御手洗清太郎 – 古川雄大
大河原隆彦 – 菅原大吉
桑田博人 – 清水伸
及川志津雄 – 田中偉登
落合吾郎 – 相島一之
鈴木廉平 – 松尾諭
菊池昌子 – 堀内敬子
松坂寛太 – 望月歩
語り… 津田健次郎
スタッフ
脚本 – 清水友佳子、嶋田うれ葉
原作 – 林宏司(第3週まで)
制作統括 – 土屋勝裕
プロデューサー – 小西千栄子、小林泰子、土居美希
演出 – 吉田照幸、松園武大
音楽 – 瀬川英史
主題歌 – GReeeeN「星影のエール」
コメント
連続テレビ小説「エール」 (第118回・2020/11/25) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『エール』(公式サイト) 第24週(最終週)『エール』の 第118回の感想。 ※ 本作は、2020/10/29 にクランクアップ(撮影終了)しています。 ※ 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。 ※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。 東京オリンピックの開会式を飾るオープ…
巨炎さん
「マッサン」は最終的に冒頭に繋がった部分は感動的だった記憶があります……
史実モデルものでは近年、過去から遡って繋がっていく作りが多いですよね。
しかし、ここまでいい加減な繋ぎ方したドラマ初めてでは~~^^;
脚本家が変わったのは仕方ないにしても、スタッフも記憶喪失かな!
サラッとチラッと>『エール』第118話
最終回に向けて全員集合!…といった感じの今回。御手洗さんの登場の仕方が面白かった。…それだけ>こらこらあ、ひじゅに拘りの食事シーンだ…
サラッとチラッと>『エール』第118話
最終回に向けて全員集合! …といった感じの今回。 御手洗さんの登場の仕方が面白かった。 …それだけ>こらこら あ、ひじゅに拘りの食事シーンだけど 木枯さんは、なかなか良い感じだと思った。 …それだけ×2>こらこら×2 …ひじゅにですが何か? 「音さんの声、合うね!」by木枯 ↑木枯さんったら、最終回間近だからって お世辞言わなくて…
「マッサン」でも失業編や母の臨終や娘の初恋を無駄に引っ張って
主人公の出産にも立ち会い後に後継者となる悟の描写が割を食う事がありましたが
それをもっと酷くしたような話ですな。
話数を絞って各話の密度が上がるどころか逆に制作側の気概も抜けた所に
コロナ騒動がトドメを刺したといった感じでしょうか。