昭和30年の初夏。なつ(広瀬すず)が十勝の柴田家に来てから、9年が経過していた。なつは地元の農業高校に通いながら、酪農の仕事を手伝っていた。
ある朝、柴田家の牛が産気づき、泰樹(草刈正雄)たちは出産の準備をするが、いざ破水が始まると逆子であることが判明する。必死に仔牛を引っ張り出す泰樹や富士子(松嶋菜々子)だったが、生まれた仔牛は息をしていなかった。
落胆する一同を前に、なつは思わぬ行動をとる…。
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「なつぞら」第3週「なつよ、これが青春だ」 第13話
「はい。昭和30年の初夏。」
「なつが十勝の柴田家に来て9年の月日が流れました。」
「なつは農業高校の3年生です。」
ということで、子役から成長して昭和30年。新章の始まりである。
本日は、先週まで見ていなかった視聴者のための丁寧な人物紹介の回。(ですよね)
でも、出かけていてレビューが遅くなったので、簡単に。
なつは相変わらず登校前に牛の世話をしている。長男・照男はすでに学校教育を終えたのか、完全に酪農家業を継いだ様子。
夕見子と明美ちゃんも大きくなって、それぞれ子役時代からこうなったのが理解できるようなキャラクター。
なつ。おじいちゃん、どうしてる?
どうしてるって?
元気か?
一緒に暮らしてるでしょ?
いや……何か話をしたかなと思って、おじいちゃんと。
何の話?
牛のこととか……農協のこととか…。
剛男さんは相変わらずお義父さんが苦手らしい。
しかも、すでに稼業は長男に任せて自分は農協へ勤めに出ているらしい。
まぁ、向く人と向かない人がいるからね。選べるなら勤めに出ればいいと思うの。
驚いたのは、なつが剛男と富士子夫婦をお父さん、お母さんと呼んでいること。
驚いたというか、良かったね。そう呼べるようになって。(そう呼ぶ切っ掛けになった日の話も見たかったんですけどね)
登校寸前に照男から牛のお産で呼び止められる なつ。
牛は難産。
どうやら逆子らしい。
「学校で習った」「学校で習った」
と言いながら、てきぱきとお産の現場を回す なつ。
おんじや悠吉さんがあきらめた子牛の死産まで人工呼吸で生き返らせるスゴ技。
子牛が立った!!
子牛の名前はもちろんクララである。
自転車で午後の授業にだけ出ようと走り出せば、おんじが「これに乗って行け」とマイ鹿……じゃなくてマイ馬を貸してくれる。
なつは乗馬も得意になりましたという紹介です。
学校では、佑くんが教師らしい。こういう役柄、佑くん的には珍しい方。
授業に遅れても、牛のお産を手伝う事は実地訓練として大いに推奨されるだろうし、取り上げて人工呼吸したとみんなに発表する なつ。
イジメもなく、みんなイイ人そうで、男子だらけだからたぶんモテるだろうし、学校も家も全く問題なく青春している 子役卒業なつの初日であった。
え、おんじたちは長らく酪農の場に居るのに、今まで大事な子牛が息していなかったら即あきらめてたの?逆子出産もただ手をこまねいてたの?学校で習ってるだけの小娘に全部やられちゃっていいのかよ……。
とか思ってはいけませんよ。(思っているのはお前だ(笑))
でも、言わせてください。
ちょっとヒロイン力盛りすぎじゃねぇですかね。
酪農をあまり簡単に描かれると、この先もまたセル画を窓から道路に捨てようとしたりするのではと不安になる……(そんな人はいません(笑)))
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
※キャスト
奥原なつ – 広瀬すず(子役期:粟野咲莉)
奥原 咲太郎 – 岡田将生(子役期:渡邉蒼)
奥原千遥 – 田中乃愛
柴田泰樹 – 草刈正雄
柴田 富士子 – 松嶋菜々子
柴田剛男 – 藤木直人
柴田照男 – 清原翔(子役期:岡島遼太郎)
柴田 夕見子 – 福地桃子(子役期:荒川梨杏)
柴田明美 – 平尾菜々花(子役期:吉田萌果)
戸村悠吉 – 小林隆
戸村菊介 – 音尾琢真
小畑 雪之助 – 安田顕
小畑とよ – 高畑淳子
小畑妙子 – 仙道敦子
小畑 雪次郎 – 山田裕貴
山田正治 – 戸次重幸
山田タミ – 小林綾子
山田天陽 – 吉沢亮(子役期:荒井雄斗)
山田陽平 – 犬飼貴丈(子役期:市村涼風)
阿川 弥市郎 – 中原丈雄
阿川砂良 – 北乃きい
居村良子 – 富田望生
倉田隆一 – 柄本佑
岸川 亜矢美 – 山口智子
前島光子 – 比嘉愛未
野上健也 – 近藤芳正
茂木一貞 – リリー・フランキー
煙 カスミ – 戸田恵子
亀山蘭子 – 鈴木杏樹
三橋 佐知子 – 水谷果穂
佐々岡 信哉 – 工藤阿須加(子役期:三谷麟太郎)
仲 努 – 井浦新
大沢麻子 – 貫地谷しほり
坂場一久 – 中川大志
神地航也 – 染谷将太
三村 茜 – 渡辺麻友
森田桃代 – 伊原六花
下山克己 – 川島明
井戸原 昇 – 小手伸也
露木重彦 – 木下ほうか
大杉 満 – 角野卓造
語り… 内村光良
※スタッフ
脚本 – 大森寿美男
制作統括 – 磯智明、福岡利武
プロデューサー – 村山峻平
演出 – 木村隆文、田中正、渡辺哲也、田中健二
音楽 – 橋本由香利
アニメーション時代考証 – 小田部羊一
アニメーション監修 – 舘野仁美
アニメーション制作 – ササユリ、東映アニメーション
コメント
千早太夫さん
>学問を体系的に修めた人間でしか対応できないことは、第一次産業にも存在します
受け取り方は様々かも、とは思います。もっと難しい案件なら「学習した事」が経験を上回るかも知れませんね。
しかし、何度もお産を経験してきただろうプロたちが、子牛の呼吸器に羊水が詰まっていると考えない事は不思議だと、私は、思いました。
赤ちゃんの鼻水が詰まったら現在では吸い取り器のようなものがありますが昔は親が口で吸っていてあげたわけで、そういう知恵って頭で習うより先人の物ですよね。
このヒロイン大活躍の件については、もっと難しい案件にすれば納得が行った→しかしそれはもう獣医のレベル→高校の農業科でそこまで教わっているわけがない……ということで朝ドラ的には仕方ないのかもしれません。
>ところで、なつが学校でぽっちゃり同級生を牛扱いしたことがプチ炎上していますが、くうさんはどう思われましたか。
私はあまり何とも思わずサラッと見てしまいました。まぁ、キャストを美男美女で固めているのに友達はこんな感じなんだね……とは思いました(笑)
ですが、実地の経験だけではどうしようもないことは確かにあります。
学問を体系的に修めた人間でしか対応できないことは、第一次産業にも存在します。
だからかこそ行政や農協に指導員がいるわけで。
だから泰樹さんたちが対応法を知らなかったこと自体は不思議ではありません。
ただ、まだ学生のなつがあそこまで有能でよいのかは見る人によって意見が別れるところ。
私は、なつがいずれ酪農を捨てる日のための盛り上がりのために、「酪農に人生をかける(かに見える)ヒロイン」像を作り上げていると思いました。
ところで、なつが学校でぽっちゃり同級生を牛扱いしたことがプチ炎上していますが、くうさんはどう思われましたか。
私は特に気になりませんでしたが、白蛇先生を牛扱いした方が笑えたのでは?とは思います。
なつよ、これが青春だ>『なつぞら』第13話
今日から本格的に“大人”編 (まだ年利的には大人になってないけどね) 全体的に 子供時代の雰囲気は引き継いでいると思うし(今日のところは) 悪くはないんだけど… 美形ワールドかと思いきや 今回初登場の女の子の友達は引き立て役かの様>こらこら 子供時代の夕見子ちゃんは 「なっちゃんよりめんこい」と言われていたのに 今はきっ…
なつよ、これが青春だ>『なつぞら』第13話
今日から本格的に“大人”編(まだ年利的には大人になってないけどね)全体的に子供時代の雰囲気は引き継いでいると思うし(今日のとこ…
連続テレビ小説『なつぞら』第13回
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