ある日の朝、柴田家からなつ(粟野咲莉)の姿が見えなくなり、富士子(松嶋菜々子)や剛男(藤木直人)は慌てふためく。その中で泰樹(草刈正雄)だけは、なつが東京を目指して家を出たのだと直感する。
そのころなつは、やっとの思いで帯広の町にたどり着く。一文無しのなつは靴磨きの店を広げ、兄の咲太郎や妹の千遥といっしょにいた上野で靴磨きをしていたころのことを思い出す…
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「なつぞら」第2週「なつよ、夢の扉を開け」 第7話
この朝ドラが始まって、初めてあまりいっぱい書かなくて済む日がやってきた(笑)
いや、つまらなかったとか内容が無いって意味では無く~~……セリフはあまり拾うほどのことがなく、状況はほぼほぼ映像だった。
丁寧な事には変わりがない。
初回の冒頭(そして本日7話の冒頭)に出てきた「信さん」とは、そういう人だったのね。
戦後、共に闇市で物を売っていた浮浪者仲間。
俺は必ずなっちゃんに会いに行くよ。
どこにいてもきっと見つける。
と、浮浪者保護の警察からなつを逃がしてくれた人。
この人が、こうして約束通り無事に会いに来てくれることが最初から分ってしまっている展開は、いずれその時が来たら感動を削ぐような気もしてしまうが……そこはきっと上手く行くのだろう。何となくだけど、脚本に任せて良いような気がしている。(早いか)
さて。
予告で闇市が映っていたので、「なつよ。手紙を出す金もないのにどうやって東京に辿り着いたのだ。」と密かに思っていたのだけれど、これは帯広だったのだ。
ってか、あの時、馬車にゆられて移動していた帯広まで一人で歩いて来たってことやん。それだけ東京に帰りたかったんだよね。
家から持ってきた適当な物を路上に並べて座り、交通費を稼ごうとする なつ。
そうしていると、兄妹で靴磨きをしていた東京を思い出し、米兵に芸を喜ばれていた兄を思い出し、そして……
警察に保護されてしまうと、東京で狩り込みから逃げた日を思い出してしまう。
当たり前だけれども、きちんと回想は順を追う。丁寧である。
さて、柴田家ではなつが消えたので大騒ぎに。
別に何もなかったわよ。
昨日だって普通にね……。
そうなんだよね。
誰だって、思い当たることがないなら「普通」なのである。
刺さる事があるから焦るのである。
……ということで。夕見子にはちょっと刺さる物があるのだった。
あの子分かんない!
学校でも何言われたって怒んないし、何考えてんのかさっぱり分かんない!
夕見子には夕見子の正義や傷がある。
子どもは複雑なのよ、剛男。
家族みんなで帯広まで探しに来る柴田家。(夕見子よ、学校はどうした。)
他にあてがないので、菓子屋「雪月」にみんなを連れていき、なつを連れて来た事がバレてしまう泰樹おんじである。
あの~警察は?
家出なら警察に保護されてるかもしれないでしょ。
と言われて初めて気づく柴田家の人々。
あてにされてないのね、警察(笑)もっとも、普通に暮らしていればほとんど世話になる事がないもんね。
警察に保護された なつの
すみません……お便所貸して下さい。
は逃亡フラグだよね。
おまわりさんよ。なつはあざとい演技が上手いぞ。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
※キャスト
奥原なつ – 広瀬すず(子役期:粟野咲莉)
奥原 咲太郎 – 岡田将生(子役期:渡邉蒼)
奥原千遥 – 田中乃愛
柴田泰樹 – 草刈正雄
柴田 富士子 – 松嶋菜々子
柴田剛男 – 藤木直人
柴田照男 – 清原翔(子役期:岡島遼太郎)
柴田 夕見子 – 福地桃子(子役期:荒川梨杏)
柴田明美 – 平尾菜々花(子役期:吉田萌果)
戸村悠吉 – 小林隆
戸村菊介 – 音尾琢真
小畑 雪之助 – 安田顕
小畑とよ – 高畑淳子
小畑妙子 – 仙道敦子
小畑 雪次郎 – 山田裕貴
山田正治 – 戸次重幸
山田タミ – 小林綾子
山田天陽 – 吉沢亮(子役期:荒井雄斗)
山田陽平 – 犬飼貴丈(子役期:市村涼風)
阿川 弥市郎 – 中原丈雄
阿川砂良 – 北乃きい
居村良子 – 富田望生
倉田隆一 – 柄本佑
岸川 亜矢美 – 山口智子
前島光子 – 比嘉愛未
野上健也 – 近藤芳正
茂木一貞 – リリー・フランキー
煙 カスミ – 戸田恵子
亀山蘭子 – 鈴木杏樹
三橋 佐知子 – 水谷果穂
佐々岡 信哉 – 工藤阿須加(子役期:三谷麟太郎)
仲 努 – 井浦新
大沢麻子 – 貫地谷しほり
坂場一久 – 中川大志
神地航也 – 染谷将太
三村 茜 – 渡辺麻友
森田桃代 – 伊原六花
下山克己 – 川島明
井戸原 昇 – 小手伸也
露木重彦 – 木下ほうか
大杉 満 – 角野卓造
語り… 内村光良
※スタッフ
脚本 – 大森寿美男
制作統括 – 磯智明、福岡利武
プロデューサー – 村山峻平
演出 – 木村隆文、田中正、渡辺哲也、田中健二
音楽 – 橋本由香利
アニメーション時代考証 – 小田部羊一
アニメーション監修 – 舘野仁美
アニメーション制作 – ササユリ、東映アニメーション
コメント
巨炎さん
本日第9回は「なつよ、火種はどうした。」でした(笑)
>夕見子の動かし方で作品の出来具合がかなり変わってきそう
子ども時代は なつの本音を引き出す率直な性格の友達役という感じでしたね。大人になったらどうなるのか。
なつぞら (第7回・2019/4/8) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』(公式サイト) 第2週『なつよ、夢の扉を開け』の 『第7回』の感想。 ※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。 ※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。 ある日の朝、柴田家からなつ(粟野咲莉)の姿が見えなくなり、富士子(松嶋菜々子)や剛男(…
連続テレビ小説『なつぞら』第7回
「なつよ、夢の扉を開け」内容昭和30年、やって来た信哉(工藤阿須加)に、なつ(広瀬すず)は思い出を語る。牧場に来たばかりの頃に、飛び出したことがあると。ある日の朝。なつ(粟野咲莉)が姿を消す。富士子(松嶋菜々子)が牧場に行くと、泰樹(草刈正雄)剛男(藤木直人)も知らないという。慌てる剛男、富士子に、泰樹は、東京に行ったのかもと告げる。なんとか帯広に着いたなつだが、金も無く。途方に暮れる。それ…
なつよ、夢の扉を開け>『なつぞら』第7話
先週子役の咲太郎君が回想以外でも登場してくれるかどうか…と書いたのは、不安だったからこそで今日本当に回想だけかもしれない…と思えてきた離れ離れのまま、なっ…
なつよ、夢の扉を開け>『なつぞら』第7話
先週 子役の咲太郎君が回想以外でも登場してくれるかどうか …と書いたのは、不安だったからこそで 今日 本当に回想だけかもしれない …と思えてきた 離れ離れのまま、なっちゃんの心に 兄はどんどん理想化されていき 大人になってしまった兄 理想とは、ちょっと違ってしまった兄 …に再会することになるとしたら ドラマとしてはインパクト…
>夕見子よ、学校はどうした
ここは、ちょっと気になる所。
ただ第1回の、さしてバックボーンも描かれない内に感動話的な白けムードから
「なつ視点のなつ」と「夕見子視点のなつ」のギャップが
どんどん膨らんでくるのは上手いでしょうか。
夕見子の動かし方で作品の出来具合がかなり変わってきそう。