なつ(広瀬すず)が入社を希望している東洋動画の社長・大杉(角野卓造)と偶然すれ違った咲太郎(岡田将生)。思わず、なつの漫画映画への熱意を語り、「妹が試験を受けるので採用してほしい」と申し出てしまう。その頃なつは、久しぶりに再会した信哉(工藤亜須加)と一緒に、再び風車の亜矢美(山口智子)を訪ねていた。亜矢美から、咲太郎の東京での生い立ちについて聞かされたなつは、知られざる兄の行動に驚きを隠せず……
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「なつぞら」第8週「なつよ、東京には気をつけろ」 第48話
東京篇に入ってからずっとモヤモヤさせられていたことが、一応ちょっとだけちょっとだけ解決した。
こないだは失礼しました。
せっかく食事をごちそうしようとしてくれたのに急に帰ってしまって。
と、なつの方が謝ったのは
「大人だな」
「でも丁寧な謝罪シーンは川村屋のマダムに対してしてほしかったんだよね」「咲太郎の謝罪シーンは後から当然入るんだろうな」
と、複雑な気持ちになったものの……
咲太郎が孤児院を飛び出してからの顛末が亜矢美の口から丁寧に(このドラマの割には)語られたこと。
咲太郎が北海道へ行きたいと言っていたのを亜矢美があきらめさせたこと。
だから、あなたを捨てたってわけじゃないからね。私が捨てさせたの。
それで救われたのは私の方だったんだよね。生きてく希望なんて何にもなかったからね、あのころは。
あなたのお兄さんを長いこと引き止めちゃった。ごめんね……。
亜矢美がちゃんとなつに謝罪し、そして、北海道における柴田家と東京における亜矢美は兄妹にとって同じ存在だと伝わったこと。
それは、良かった。
亜矢美さんは、おんじとイコールだったんだよね。
咲太郎を手放したくなかった。
私にも北海道に家族がいるんです。
亜矢美さんが兄を支えてくれたことを私が否定してしまったら、私は北海道の家族も否定してしまうことになるんです。
だから、あなたに失礼なことをしたなら謝ります。
本当にすいませんでした。
それからお礼を言いたいです。
兄を助けてくれて本当にありがとうございました!
なつよ。よく言ったよ。
このドラマ始まって以来の納得行く丁寧な展開だよ。
しかし……
どうしてだろう。
真剣に謝るシーンをぶった切って「あんたがノブなのーー?すわってすわってぇぇ」ってなったり、このちょっとベタっとした図々しい感じが好きになれない~~!(あ、中の人のことではなくてよ。山口智子さんは大好きだよ。)
そして、同じように咲太郎の図々しいダメ兄っぷりも好きになれない~~。(崇徳院に図々しく触れるんじゃないよーー!)
まぁ……
あの亜矢美が育てたら、こんな咲太郎になってしまったってことなら、理にかなっているとも言える……かも知れない。
あれ。
今これ書いていて思ったんだけど、咲太郎は図々しく川村屋に出入りしてるってことは、あの時の非礼は謝罪したってことだね。
スタッフよ。「行間」ですか。そーーですか……。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
※キャスト
奥原なつ – 広瀬すず(子役期:粟野咲莉)
奥原 咲太郎 – 岡田将生(子役期:渡邉蒼)
奥原千遥 – 田中乃愛
柴田泰樹 – 草刈正雄
柴田 富士子 – 松嶋菜々子
柴田剛男 – 藤木直人
柴田照男 – 清原翔(子役期:岡島遼太郎)
柴田 夕見子 – 福地桃子(子役期:荒川梨杏)
柴田明美 – 平尾菜々花(子役期:吉田萌果)
戸村悠吉 – 小林隆
戸村菊介 – 音尾琢真
小畑 雪之助 – 安田顕
小畑とよ – 高畑淳子
小畑妙子 – 仙道敦子
小畑 雪次郎 – 山田裕貴
山田正治 – 戸次重幸
山田タミ – 小林綾子
山田天陽 – 吉沢亮(子役期:荒井雄斗)
山田陽平 – 犬飼貴丈(子役期:市村涼風)
阿川 弥市郎 – 中原丈雄
阿川砂良 – 北乃きい
居村良子 – 富田望生
倉田隆一 – 柄本佑
岸川 亜矢美 – 山口智子
前島光子 – 比嘉愛未
野上健也 – 近藤芳正
茂木一貞 – リリー・フランキー
煙 カスミ – 戸田恵子
亀山蘭子 – 鈴木杏樹
三橋 佐知子 – 水谷果穂
佐々岡 信哉 – 工藤阿須加(子役期:三谷麟太郎)
仲 努 – 井浦新
大沢麻子 – 貫地谷しほり
坂場一久 – 中川大志
神地航也 – 染谷将太
三村 茜 – 渡辺麻友
森田桃代 – 伊原六花
下山克己 – 川島明
井戸原 昇 – 小手伸也
露木重彦 – 木下ほうか
大杉 満 – 角野卓造
語り… 内村光良
※スタッフ
脚本 – 大森寿美男
制作統括 – 磯智明、福岡利武
プロデューサー – 村山峻平
演出 – 木村隆文、田中正、渡辺哲也、田中健二
音楽 – 橋本由香利
アニメーション時代考証 – 小田部羊一
アニメーション監修 – 舘野仁美
アニメーション制作 – ササユリ、東映アニメーション
【なつぞら】
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コメント
巨炎さん
>障害者である事をいい訳にしていた前年作に近いベクトルを感じて
何でしょうねぇ……AK、BKで朝ドラを語りたくないのですが、でも、AK作品に多い傾向ですよね^^;今期もかAK!!
戦後のゴタゴタ期に親の庇護も少なく無頼に少年少女期を過ごすと
他人を押しのけたり、踏み台にしたりする事に罪悪感を抱かなる事もあるかな?
寅さんも初期は、かなりアナーキー。
ただ寅さんは傍若無人に振る舞っているように見えても
『こんな俺でも皆さん叱ってくれる、受け入れてくれる』という感謝の気持ちが
行間に表れていて、ツッコミ役である妹達の常識人としてのスタンスもぶれがない。
障害者である事をいい訳にしていた前年作に近いベクトルを感じて
モヤッとする事が多いのですかね。
なつぞら (第48回・2019/5/25) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』(公式サイト) 第8週『なつよ、東京には気をつけろ』の 『第48回』の感想。 ※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。 ※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。 なつ(広瀬すず)が入社を希望している東洋動画の社長・大杉(角野卓造)と偶然すれ違った咲太郎(岡田将生)。思わず、なつ…
連続テレビ小説『なつぞら』第48回
内容久々に、信哉(工藤阿須加)と再会したなつ(広瀬すず)は、亜矢美(山口智子)の“風車”へと向かった。そのころ、咲太郎(岡田将生)は、偶然、“東洋動画”の大杉(角野卓造)社長とすれ違い。。。敬称略オイオイ。。。亜矢美。。。信哉のことも知ってるんだ。。。。もう、1年前の“東京旅行”に、全く意味が無かったことを、自ら言ったようなモノだよ。いやぁ。。。なんだろうなぁ。。。。今作って“連ドラ”だよね?
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