NHK朝ドラ【なつぞら】第123回(第21週水曜日) 感想

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帰宅したなつ(広瀬すず)に坂場(中川大志)は、なつの仕事中、麻子(貫地谷しほり)の会社に行ってきたことを打ち明ける。坂場は、子供が生まれ、預けやすい年齢になるまで入社を待ってもらうと決めたと言う。なつは保育園の事情を調べ、熟考の上決断をした坂場に感謝し、思わず涙を浮かべる。いよいよ、出産の日が近づいてきたなつは、仲(井浦新)や下山(川島明)、神地(染谷将太)たちに見送られ、産休に入るが…。
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
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連続テレビ小説「なつぞら」第21週「なつよ、新しい命を迎えよ」 第123話

2019年上半期朝ドラ『なつぞら』

うん、赤ちゃんの心拍は正常です。
元気元気。
体重も増え過ぎていないようだし、血圧も尿たんぱくも問題なし。順調ですよ。

先生、それで本当に生後6週間で仕事に復帰しても大丈夫なんでしょうか?

 

そういうところだよ……そういうところだよ……。

自分のことばっかり。
今日も自分のこと。

「順調ですよ」の後に、せめて「良かった」のひと言でもあれば。「最近お腹が張って、赤ちゃんを心配していたんです」のふた言でもあれば。全く印象が違うのに。

 

私は子どもを産んで1週間で仕事に復帰したわよ。

おしんだからな。翌日にはもう働くよね。

でも、先生、そういうことじゃなくてさ。

せめて赤ちゃんの事をもっと心配するように言ってやってくれないかな。

 

職場でものすごく偉そうなのは、なつ様なので、もうどうでもいいとして……。

 

生活のためでもありますけど私は働きたいんです。

子どもを犠牲にしてもですか?

犠牲?

いや、生活のために共働きをしなくてはならないご家庭があることは十分承知しておりますよ。そのために保育所はあるんです。

けど、本来は子どもは母親が育てるものなんです。

それを勘違いされてませんか?

 

子育てに対するこの偏見、時代だなぁ……可哀想ななつ…………

と、思ってあげられないのはーーーーーーー本当にこの人が子どもの事を考える描写が1ミリも存在しないからだよ!!

 

セリフが違うよ、田中真弓さん。

子どもと坂場くんと周りをみんな犠牲にしてもですか?

本来は子どもは母親育てるものなんですけど、知ってる?

 

イッキュウさんが帰宅したら暗い部屋で落ち込んでいる なつ。

そして、落ち込んだまま臨月へーーーーーーーー……おい……まるで、ずっと「犠牲って言われた可哀想な私」と思ったまま過ごしていたみたいじゃん……。

 

妊娠の事や出産の事や子育ての事は、みんな自分の体験談として語りたい。

ドラマの出来事は自分の事のように思えてしまうし、社会的に虐げられているように感じる描写には反発したい。

そういう気持ちを搾取するような描き方だな…としか思えない。

 

このヒロインは、10ヶ月すぎてもおしめの縫い方を知らなかった(つまり、赤ちゃんの誕生を全く楽しみにしていない)

臨月になっても保育所と復帰の事ばかり。

赤ちゃん用品を揃えたり、ドラマでよくある「動いた」と喜ぶシーンもナッシングーー……、子どもの名前を考えるシーンも無い。(え、行間)

本当に、ただ仕方なく子どもを産む機械みたい。

視聴者は「働く女性」ではなく「ドラマ」を見ているのだ。

「働く母親は子どもを産まない方がいい」という問題じゃなくて、「このヒロインは産まない方がいい」という描き方。

 

狙いがあって、わざとやっているんですよねきっと後から回収されるんだ……そうに違いない。

※朝ドラレビューは基本的に簡単感想で。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
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※キャスト

奥原なつ – 広瀬すず(子役期:粟野咲莉)

奥原 咲太郎 – 岡田将生(子役期:渡邉蒼)
奥原千遥 – 清原果耶(子役期:田中乃愛)

柴田泰樹 – 草刈正雄
柴田 富士子 – 松嶋菜々子
柴田剛男 – 藤木直人
柴田照男 – 清原翔(子役期:岡島遼太郎)
柴田 夕見子 – 福地桃子(子役期:荒川梨杏)
柴田明美 – 平尾菜々花(子役期:吉田萌果)

戸村悠吉 – 小林隆
戸村菊介 – 音尾琢真

小畑 雪之助 – 安田顕
小畑とよ – 高畑淳子
小畑妙子 – 仙道敦子
小畑 雪次郎 – 山田裕貴

山田正治 – 戸次重幸
山田タミ – 小林綾子
山田天陽 – 吉沢亮(子役期:荒井雄斗)
山田陽平 – 犬飼貴丈(子役期:市村涼風)
山田靖枝 – 大原櫻子

阿川 弥市郎 – 中原丈雄
阿川砂良 – 北乃きい
居村良子 – 富田望生
倉田隆一 – 柄本佑

岸川 亜矢美 – 山口智子
前島光子 – 比嘉愛未
野上健也 – 近藤芳正
茂木一貞 – リリー・フランキー
煙 カスミ – 戸田恵子
亀山蘭子 – 鈴木杏樹
三橋 佐知子 – 水谷果穂
佐々岡 信哉 – 工藤阿須加(子役期:三谷麟太郎)
川谷幸一 – 岡部たかし
川谷幸子 – 池間夏海
高山 – 須藤蓮
豊富遊声 – 山寺宏一
藤井 – 高木渉

仲 努 – 井浦新
大沢麻子 – 貫地谷しほり
坂場一久 – 中川大志
神地航也 – 染谷将太
三村 茜 – 渡辺麻友
森田桃代 – 伊原六花
下山克己 – 川島明
井戸原 昇 – 小手伸也
堀内幸正 – 田村健太郎
猿渡竜男 – 新名基浩
露木重彦 – 木下ほうか
山根孝雄 – ドロンズ石本
荒井康助 – 橋本さとし
大杉 満 – 角野卓造

語り… 内村光良

※スタッフ


脚本 – 大森寿美男
制作統括 – 磯智明、福岡利武
プロデューサー – 村山峻平
演出 – 木村隆文、田中正、渡辺哲也、田中健二
音楽 – 橋本由香利

アニメーション時代考証 – 小田部羊一

アニメーション監修 – 舘野仁美
アニメーション制作 – ササユリ、東映アニメーション

主題歌 – スピッツ「優しいあの子」


【なつぞら】
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コメント

  1. 連続テレビ小説『なつぞら』第123回

    内容麻子(貫地谷しほり)からアニメーション会社への参加を打診され、坂場(中川大志)は、決断する。ただし、1年の猶予をもらうことにしたと、なつ(広瀬すず)に伝える。その後。。。。なつは産休に入る。敬称略“子供をバカにするなら。。。”って言っているけど。今作自体が“アニメーション”をバカにしているように感じるのだが。。。まあ、それを言い出すと。今回の話なんて、主人公と坂場が“無計画”だったことや…

  2. なつぞら (第123回・2019/8/21) 感想

    NHK総合・連続テレビ小説『なつぞら』(公式サイト) 第21週『なつよ、新しい命を迎えよ』の 『第123回』の感想。 ※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。 ※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。 帰宅したなつ(広瀬すず)に坂場(中川大志)は、なつの仕事中、麻子(貫地谷しほり)の会社に行ってきたことを打ち明ける…

  3. 産休>『なつぞら』第123話

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  4. 産休>『なつぞら』第123話

    ​​​​​​​​​​​​​​​​​​​藤澤恵麻@『天花』 田中裕子@『おしん』 登場! …って 別に過去の朝ドラ・ヒロイン枠を 待ち構えているわけではない サプライズで登場すると「おお!」と思うけど このドラマは始まる前から宣伝しまくっていたから アザトさが先に立って、どうもイマイチなんだよなあ>スマソ それでも 現ヒロインなつがどーたらこーたら…よりも まだ幾らか楽しめる ももも…

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