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NHK朝ドラ『らんまん』感想 第129回 (第26週 木曜日)

『らんまん』フィナーレ前夜祭は、朝ドラらしくみんなが槙野家に大集合……

だが、そこで行われるのは宴会でもバカ騒ぎでもなく、この物語の片割れを静かに見送るための準備。

寿恵子(浜辺美波)のために、万太郎(神木隆之介)は何としても図鑑を完成させると決意する…

あらすじ は Yahoo!テレビ より引用
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連続テレビ小説「らんまん」第26週「スエコザサ」第129話

2023年上半期朝ドラ『らんまん』感想

感想

思えば朝ドラご用達の「みんながいつも集まる店」や、「なぜあんたがこの結婚式に居る?」のような定番が皆無なドラマだった。

ストーリーは、モデルが居ながらもオリジナル展開であり、なおかつリアリティがあった。

時代の空気をしっかり保ちつつ、時代の枠からはみ出た人を描く。

長田育恵とは何という優れた作家なのだろう……。

全ては寿恵ちゃんのために

理学博士号授与式から帰って、お寿恵さんはすぐに床に就いた。

万太郎は家族を集める。

今はまだ原因も治療法も分からんそうじゃ。
みんなあ……お母ちゃんを支えてくれんか?

子どもたちからはすぐに「当たり前です」という返事が出る。

時代的にも当たり前。だけれど、私たちがずっと見て来たこの家族だからこその「当たり前」。

わしもなんとかしたち間に合わせんと。
どうか…どうか…どうか…!

万太郎が間に合わせなければならないのは、お寿恵さんとの約束である図鑑……。

だって。

いつか、お寿恵さんは持って行くのだから。

園ちゃんの所へ。

そしてみんなが集まる

万太郎が一人で描いていてはもう間に合わないので。

あの野宮さんが万太郎の図鑑のために植物画を描きに来てくれた。

まさか君に植物画を頼まれるなんて……。この上ない誉れだ。

万太郎の三番助手であり、娘婿である虎鉄くんも原稿を書く。

3代目の助手……務めてきてよかった!


何言いゆうがじゃ?虎鉄はわしの一番弟子じゃ。

いつもの2人も当然のように駆けつける。藤丸くんと波多野くん。

任せて。菌類なら任せて!

僕は帝国学士院の仕事があるから毎日は無理だけど、彼ら大学院の学生。今夏休みだから通いたいって。

味方の少なかった植物学教室で、陰になり日なたになり万太郎を支えてくれた学友たち。

そして突然のムロツヨシ!!

ではなくて、万太郎がお手紙で知り合ったり、採集旅行で共に植物を語った人たちも訪ねてきてくれる。

縁は十分に温まっていた。

NHK朝ドラ『らんまん』感想 第129回 (第26週 木曜日)

学びの道は違っても。学歴を持たない状態からそれぞれの学問を究めて来た幼馴染も来てくれた。

佑一郎くん、仕事は?


復興局の仕事やけんど、そろそろ手を引こうと思うて。


教え子らあがしっかり育ってきたきのう。


隅田川も永代橋に続いて今工事しゆう清洲橋も強うて美しい橋になる。


もう何の憂いものう復興局からも手を引ける。
この先は生涯ただのエンジニアじゃ。


ほんならわしら、やっとおんなじ道を行けるのう。


ほんなら万太郎、おんなじ道を行く者として、まずはおまんの図鑑の索引作りじゃ。

クサ長屋で生活を共にしてきた、いつも騒がしくて明るい作家も。

ねえ何で?
何で俺まで?
俺、シェークスピヤ全集届けに来ただけなのに!

いつも、わーわー騒いでいるけれど、癒される丈之助さんシーン。

この4人のやり取りも大好きだった。

クサ長屋へ戻って来たようだ。

相変わらずだね、本当。
こんな標本館までさ……。


また……深夜のざれ言なんだけどさ…。


俺も作りたいな。演劇の博物館。


この植物たちと一緒。
消えてなくなるものだから。


演劇は、もともと演じる者と見る者人間の間にしか存在しない幻なんだよ。だったらせめてできる限りのものを後の世に送りたいなって。


お金はどうするんです?
それに保管場所は?


場所とるしね、早稲田に頼むしかないかな~…。

ありますよね、早稲田にその博物館(笑)

「図鑑の作業が大詰めを迎える中、万太郎は北海道に行かなくてはならなくなりました。
北海道帝国大学からマキシモヴィッチ博士の生誕100年を祝う記念式典で講演を頼まれたのです。」

これは……博士号を手にする「責任と義務」の一環であり、お仕事なので仕方ない。

けれど、どうにも嫌な予感がする。

明日は最終回。

間に合え。

万太郎。

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らんまん キャストとスタッフ

キャスト

槙野万太郎 – 神木隆之介(子役期:森優理斗、9歳 – 12歳:小林優仁)
槙野寿恵子(西村) – 浜辺美波

槙野園子 – 斎藤羽結
槙野千歳 – 遠藤さくら(子役期:入江美月←秋山加奈)
槙野百喜 – 松岡広大(子役期:石川誉←森本一之新)
槙野大喜 – 服部仁信
槙野千鶴 – 本田望結

井上竹雄 – 志尊淳
槙野綾 – 佐久間由衣
幸吉 – 笠松将
たま – 中村里帆
楠野喜江 – 島崎和歌子
池田蘭光 – 寺脇康文
槙野ヒサ – 広末涼子
槙野タキ – 松坂慶子

槙野豊治 – 菅原大吉
槙野伸治 – 坂口涼太郎
槙野紀平 – 清水伸

広瀬佑一郎 – 中村蒼


西村まつ – 牧瀬里穂
笠崎みえ – 宮澤エマ
笠崎大輔 – 遠山俊也
阿部文太 – 池内万作
倉木隼人 – 大東駿介
倉木えい – 成海璃子
及川福治 – 池田鉄洋
江口りん – 安藤玉恵
宇佐見ゆう – 山谷花純

天狗(坂本龍馬) – ディーン・フジオカ
早川逸馬 – 宮野真守
中濱万次郎 – 宇崎竜童
高藤雅修 – 伊礼彼方
永守徹 – 中川大志
山元虎鉄 – 寺田心 → 濱田龍臣

大畑義平 – 奥田瑛二
大畑イチ – 鶴田真由


野田基善 – 田辺誠一
里中芳生 – いとうせいこう
浜村義兵衛 – 三山ひろし
伊藤孝光 – 落合モトキ


田邊彰久 – 要潤
徳永政市 – 田中哲司
波多野泰久 – 前原滉
藤丸次郎 – 前原瑞樹
大窪昭三郎 – 今野浩喜
細田晃助 – 渋谷謙人
野宮朔太郎 – 亀田佳明
脇田伝助 – 小野まじめ

語り – 宮崎あおい

らんまん スタッフ


◆制作統括 : 松川博敬
◆プロデューサー : 板垣麻衣子、浅沼利信、藤原敬久
◆演出 : 渡邊良雄、津田温子、深川貴志

◆脚本 : 長田育恵

◆音楽 : 阿部海太郎
◆主題歌 : あいみょん「愛の花」


『らんまん』各回リンク

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