明治30年の渋谷。
NHKは無い。109もない。BUNKAMURA もパルコもない。
寂れた農村地帯横の裏通り。
大冒険が過ぎる。
寿恵子(浜辺美波)は初めて渋谷に降り立つ。農村地帯が広がり、通りは汚く、居酒屋の店主・荒谷(芹澤興人)にここに来るのはやめた方がいい、と言われてしまう。しかし、荒谷の店で買ったお握りがとてもおいしく、りん(安藤玉恵)や子どもたちにも大好評。その夜、万太郎(神木隆之介)が植物と向き合う姿を見て、寿恵子は、渋谷をもっと観察しようと心に決める…
あらすじ は Yahoo!テレビ より引用
連続テレビ小説「らんまん」第22週「ヤマモモ」第114話
感想
お寿恵さんは本当にチャレンジャーだなぁと感心する。
渋谷が私の横倉山になるまで。
どぶ掃除も始めちゃうんだろうなぁ。
道玄坂
そのころ、渋谷は東京市外に位置する農村地帯でした。唯一町並みがあったのが宮益坂と道玄坂で、大山街道の一部として古くから山岳信仰の旅人が行き交っていました。
お寿恵さんが貰った住所に行きつくと、そこは寂れた路地のような場所。
男が1人、座り込んで飲んだくれている。
店らしきものはどこにもなく、やぶ蚊がいっぱい。
男に話しかけた結果、岩崎様のお知り合いが持っている空き家、とはそこで間違いないらしい。
この町どうです?お好きですか?
ハハハハハハッ……。
好きも嫌いもねえだろ。なあ?渋谷だぞ?
ここまで落ちてきて、他に行くとこもねえしよ。
失礼ですが、この通りのお客さんってどのくらい?
客?客?ハハハハッ!
こんな裏通り…。
うちは、あれよ。畑やりながら自分が飲むついでにやってるだけよ。
みえ叔母さんたちが、渋谷の土地を見ているとは思えないので。店でも出来るかもと紹介したのだろうけれど。
岩崎様は知っていたはずだから。様子見したかったんだろうか。お寿恵さんを。
お寿恵さんは、男が畑仕事の客相手にやっているという「おにぎり」を買って帰った。
しっかりした白米のお握りだねぇ…。
やはり、田畑があるので食材には困らないと。
?まもなく、0時45分~はお昼の再放送です!
— 連続テレビ小説「らんまん」 (@asadora_nhk) September 7, 2023
居酒屋『荒谷』で買った、カツオとシャケのおにぎり?
りんが子どもたちと買いに行った、大きなれんこん!
今日もおいしそうな料理がたくさん出てきましたね~?
ぜひ今日のお昼に✨#朝ドラらんまん pic.twitter.com/W9jvQ04R2e
あの、この辺りってドブさらいとか、お掃除ってどうされてます?
ん……やったことねえよ。
えっ?ヤブ蚊も減るのに?
たぶん、流れ者の集まりで、寄り合いも組合もないし。
てめえが生きてくので精いっぱいよ。
が、正しいんだろうねぇ……。
私の横倉山
お握りを土産に持って帰り、おりんさんに訊ねるお寿恵ちゃん。
ねえ、おりんさん。この辺りってドブさらいもお掃除もみんなでやりますよね?
うん?やるねえ。
そういう助け合い?ってどうやって始まったんでしょう?
親から聞いた話だと、旧幕時代はこの辺も何度も火が出てあっという間に丸焼けになってたらしいよ。
ワアッて焼けて、みんなでワアワア建て直してさ。
そうやって何度も焼けて建て直して。
手、かけてる分、自分の町だって思うよね。
ドブさらいぐらいするよ。
なるほどね。
現代に置き換えても分かる気がする。
地主などが居る古くからの住宅地と。
アパートやマンションの賃貸が多い若い住宅地。
後者では町内会は機能しない。「自分の町」という感覚が薄いし、在住年月も短いので。
この辺りがそういう助け合いのない町だったらおりんさんどうします?
そうだねえ…。
まず妄想を話し合うかな。
思い浮かべてごらん。
例えば「北海道の開拓地に一人で行ったら」って。
そしたら…もう荒野を見るだけで絶望だろ?
でも誰かがいるならさ、寒さに震えながら好き勝手妄想するんだよ。何があれば幸せになれるかって。
お寿恵さんが行った渋谷は、助け合いは無かったが、お握りには創意工夫があって美味しかった。
人に出す料理がおいしいということは、すでに「人のため」を考えているということ。
万太郎は言っていた。
寿恵ちゃんもツユクサ見たことあるじゃろう?
身近な植物をよう観察したら面白いき。
そっか……横倉山だ。
歩いて観察して…。
万太郎さんなら、きっとそうする。
行こう。渋谷が私の横倉山になるまで。
これは……
お寿恵ちゃんが渋谷の主になるまでの物語かのぉ。
しかし、よく働くなぁと思うのだった。
子どもをどんどん産んで、洗濯して炊事して、万太郎の助手もして、家計の管理もして、そしてこれからは渋谷にも通う。
1日が何時間あっても足らん。
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らんまん キャストとスタッフ
キャスト
槙野万太郎 – 神木隆之介(子役期:森優理斗、9歳 – 12歳:小林優仁)
槙野寿恵子(西村) – 浜辺美波
槙野園子 – 斎藤羽結
井上竹雄 – 志尊淳
槙野綾 – 佐久間由衣
幸吉 – 笠松将
たま – 中村里帆
楠野喜江 – 島崎和歌子
池田蘭光 – 寺脇康文
槙野ヒサ – 広末涼子
槙野タキ – 松坂慶子
槙野豊治 – 菅原大吉
槙野伸治 – 坂口涼太郎
槙野紀平 – 清水伸
広瀬佑一郎 – 中村蒼
西村まつ – 牧瀬里穂
笠崎みえ – 宮澤エマ
笠崎大輔 – 遠山俊也
阿部文太 – 池内万作
倉木隼人 – 大東駿介
倉木えい – 成海璃子
及川福治 – 池田鉄洋
江口りん – 安藤玉恵
宇佐見ゆう – 山谷花純
天狗(坂本龍馬) – ディーン・フジオカ
早川逸馬 – 宮野真守
中濱万次郎 – 宇崎竜童
高藤雅修 – 伊礼彼方
山元虎鉄 – 寺田心 → 濱田龍臣
大畑義平 – 奥田瑛二
大畑イチ – 鶴田真由
野田基善 – 田辺誠一
里中芳生 – いとうせいこう
浜村義兵衛 – 三山ひろし
伊藤孝光 – 落合モトキ
田邊彰久 – 要潤
徳永政市 – 田中哲司
波多野泰久 – 前原滉
藤丸次郎 – 前原瑞樹
大窪昭三郎 – 今野浩喜
細田晃助 – 渋谷謙人
野宮朔太郎 – 亀田佳明
脇田伝助 – 小野まじめ
語り – 宮崎あおい
らんまん スタッフ
◆制作統括 : 松川博敬
◆プロデューサー : 板垣麻衣子、浅沼利信、藤原敬久
◆演出 : 渡邊良雄、津田温子、深川貴志
◆脚本 : 長田育恵
◆音楽 : 阿部海太郎
◆主題歌 : あいみょん「愛の花」
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