「自由」は楽しいものだし、みんな自由になればいい!
と、単純にかたづけない所が、朝ドラとして珍しいし、とてもイイと思うのだった。
「自由」とは何かを知りたい万太郎(神木隆之介)は、綾(佐久間由衣)と竹雄(志尊淳)を残し、早川逸馬(宮野真守)が率いる「声明社」へと向かう。互いに語り合う中で、万太郎のことをますます気に入った逸馬は、ある人物のもとへ万太郎を連れていく。そこにいたのは、ジョン万次郎(宇崎竜童)だった。一方、綾と竹雄は高知で夜祭に参加。綾は竹雄に心の内を明かす…
あらすじ は Yahoo!テレビ より引用
連続テレビ小説「らんまん」第4週「ササユリ」第19話
感想
槙野万太郎、すごいな。
坂本龍馬にも会うし、ジョン万にも会っちゃうぜ。
でも、彼らが節々できちんと彼ららしい歴史を残してくれているから満足度が高い。
竹雄に言われてもね
幸吉の村に行ったが。
ほんならね、畑仕事の真っ盛り。
幸吉は家族と一生懸命働きよった。
愛らしい嫁さんもおって……。
幸吉のことらあ何も知らんまま、自分が酒を造りたいばっかりに。
なんて強欲ながじゃろう…。
幸吉を好きだという気持ちを「酒を造りたかったから」にすり替える失恋直後アルアル。
しかし、本当に綾さんが祖母に向かって「幸吉が好き」だなどと言ってしまっていたら、どうなっていたことか。
幸吉はせっかくのキャリアが全て潰されて、もう峰屋の仕事は出来ないだろう。
それを軽はずみに言わなかった綾さんは、やはり出来たおなごじゃ。
綾様の欲は前に向かうための力じゃ。
わしはそう思いますき。
わしは……そんな綾様をお慕い……。
尊敬……
尊敬しちょりますき。
精一杯、告白したのに。
竹雄に言われてもね。
と笑って返されてしまう竹雄であった。つらい……。
自由を憎む
楽しく飲んで、楽しく語り合い、英語の本を置き、雑魚寝する。
結社の空気に感動し、
この部屋の中の時間皆さんの振る舞い、ここじゃ誰もが皆やりたいことをしゆう。
ああせえこうせえと命じる者もおらん。
こういうふうに日本国中の皆が過ごせるようになる。
これが逸馬さんの言う自由ですろう?
そうじゃそうじゃ!
えっ、でも労働はどうなるの……。
と、なりがちなのが朝ドラなのだけれど。
逸馬は、ここできちんと否定する。
アホ!今、目に映っちゅうもんはほんの上澄み。
ただ気の合う者同士で騒いじゅうだけじゃ。
この国中の隅々まで行き届き会うたことのない人までも救う。
もっと強靱で揺るぎないもん。
例えば志と才がある者やったら、氏素性にかかわらんと家柄や国も飛び越えて望む者になれる。
この日本国を丸ごと統べる者にもなれるとしたら?
ちゃんとそこまで考えてくれている(脚本)。
そして、逸馬に連れていかれた先に、万太郎は「自由を憎む」とまで言う男に会うのである。
そうね……
自由を求めて起きた戦で悲劇にあった人もたくさんいるがぜよ。
嗚呼、幕末。
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らんまん キャストとスタッフ
キャスト
槙野万太郎 – 神木隆之介(子役期:森優理斗、9歳 – 12歳:小林優仁)
竹雄 – 志尊淳
槙野綾 – 佐久間由衣
幸吉 – 笠松将
たま – 中村里帆
楠野喜江 – 島崎和歌子
池田蘭光 – 寺脇康文
槙野ヒサ – 広末涼子
槙野タキ – 松坂慶子
槙野豊治 – 菅原大吉
槙野伸治 – 坂口涼太郎
槙野紀平 – 清水伸
西村寿恵子 – 浜辺美波
西村まつ – 牧瀬里穂
笠崎みえ – 宮澤エマ
阿部文太 – 池内万作
倉木隼人 – 大東駿介
倉木えい – 成海璃子
及川福治 – 池田鉄洋
江口りん – 安藤玉恵
宇佐見ゆう – 山谷花純
広瀬佑一郎 – 中村蒼
野田基善 – 田辺誠一
里中芳生 – いとうせいこう
天狗(坂本龍馬) – ディーン・フジオカ
早川逸馬 – 宮野真守
中濱万次郎 – 宇崎竜童
浜村義兵衛 – 三山ひろし
田邊彰久 – 要潤
徳永政市 – 田中哲司
大畑義平 – 奥田瑛二
大畑イチ – 鶴田真由
語り – 宮崎あおい
らんまん スタッフ
◆制作統括 : 松川博敬
◆プロデューサー : 板垣麻衣子、浅沼利信、藤原敬久
◆演出 : 渡邊良雄、津田温子、深川貴志
◆脚本 : 長田育恵
◆音楽 : 阿部海太郎
◆主題歌 : あいみょん「愛の花」
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