タイミング悪いなぁ……。
そう、ボンが自分で2人のために動くべきなのよ。やっと気づいたか。
……と、思ったら。
スズ子(趣里)は愛助(水上恒司)と結婚するために、歌手をやめようかと考える。一方、愛助は、スズ子が歌手を続けられるように、自分が村山興業をやめると言い出す。二人の話を聞いた坂口(黒田有)は、まずは落ちついて考えるようにと伝える。スズ子は、愛助との結婚を取るか、歌手としての生き方を取るか、自問自答の日々を送る。ある日、羽鳥善一(草彅剛)が、スズ子の家に突然やってくる…
あらすじ は Yahoo!テレビ より引用
連続テレビ小説「ブギウギ」第17週「ほんまに離れとうない」第78話
感想
羽鳥先生!説得しに来るなら愛助さんじゃなくて、母の方に直接言ってやって。
と、思ったけれど、さすが、じい。
自分の人生は自分で開くもの。
良い流れだったんだけどなぁ。
絶対あかん!
愛助さんと家族になれるんやったらやめてもええような気ぃがしてきましたわ。
と言い出すスズ子に猛反対する愛助さん。
あかん。絶対あかん!
それは芸能界の損失や!
ちゃうわ!日本の損失や!
そりゃそうだ。
愛助さんにとって、スズ子は大事な推し。「女房」にしたくて近づいたわけではない。
そんなんやったら……僕が…僕が…村山の家を出るわ!
今度は坂口さんの方が真っ青になる。
あかん!
そ……それはあきまへん。
そんなんされたら、ワシ、ホンマに社長に殺されてまいますがな!
さっきも言いましたやろ。村山は家族みたいなもんやて。
社員全員がボンを次期社長にするために頑張ってまんねや!
その幸せに気づかないんだよね。坊ちゃんってもんは。
やっぱり、ワテが歌手をやめるしかないと思いますわ。
愛助が仕事に出てから、坂口さんにそう告げるスズ子。
ホンマ……それでええんでっか?
それしかありまへんのやろ?
ワテかて村山の家に入って愛助さんの仕事を支えるいうんがどういうことかピンと来てるわけやないんだす。
いえ、その前に…歌手をしてないワテが自分で想像もつきまへん。
歌よりボンをとるいうんでっか?
とにかく急いで結論出すこともおまへん。
少し考えさせてください。なっ。
坂口さんもスズ子の才能と魅力は理解している。苦しいところよね。
阻止したい
夕食を作っているところに、初めての来客。
羽鳥先生である。
悪いね、突然。今ちょっと話せる時間あるかい?
そして、みそ汁まで飲んでいる(笑)
福来君がこれほど料理の腕があるとはね。
へへ…好きな人のためなら誰かておいしい作れますわ。
おいおい随分のろけるねえ。だとしたら最近の麻里さんは僕に……。
麻里さん、荒ぶった心境が料理に出てるらしい(笑)
まあ、それはどうでもいい。
その好きな人はいつ帰ってくるんだい?
麻里さんには自分勝手だと言われそうなんだけどね、僕はやっぱり君に歌手をやめてもらいたくないんだ。
それだけはどうでも阻止したい。
きっと今の君を止められるのは愛する愛助君しかいないだろう。
君がバカな考えを起こさないようにしっかり頼むよと、どうしてもひと言ね、彼に直接伝えたくてここに来てしまったというわけなんだ。
そりゃ、麻里さんに怒られるね。
それに、先生……。
説得するなら愛助さんじゃなくて、大阪の本部を説得して来てくださいよ(笑)
人の話をまるで聞いてない羽鳥先生ならば、上手く何とかできるかも(笑)
愛助さんはスズ子を辞めさせようとは思っておらず、むしろ応援していると話すと、羽鳥先生、大喜び。
だろう!やっぱりそうだ!
そりゃあ、福来スズ子にほれるからにはね、歌手をやめさせるようなやつじゃないとは思っていたよ!
ぜひ彼にもね、新しい僕の構想をね、聞いてもらいたくてここまで出張ったっていうのもあるんだけどね。ちょっと待ってくれよ。これだよ、これ。今日はね、この話をしに来たんだよ……
新しい構想、ジャズカルメンについて一気にまくしたてる羽鳥先生。
この情熱的な愛の歌劇をだね、今、情熱的な恋愛をしている福来スズ子が演じたらどうなると思う?本場フランスの「カルメン」なんて目じゃないと僕は思うね!
僕もそう思う!
そこへ乱入する愛助さん。
君が愛助君か!
初めまして村山愛助です!
羽鳥先生の作られる歌は大阪時代のものからどれも大好きです!
スズ子さんとのコンビももちろんどれもすばらしいんですけど、僕なんかは意外とUGDのものよりも戦時中の厳しい統制の中で作られた「アイレ可愛や」なんかにも大いに感銘を受けて……。
スズ子推しが2人に増えて、面倒くさい(笑)
僕がお母ちゃんを説得したらええんや
悩みは一つ解決しました。
やっぱりワテは歌いたい思います。
せやけど愛助さんとも一緒になりたいいう、もう一つの悩みは解決してまへん!
そこへ、
解決しましょ!
何ですのん?次から次に。
喜劇舞台みたいになってる……。
ボン、福来さん、勝手に入ってすんまへんな。
えらい激論が聞こえたさかいに。
山下さんと坂口さん。
じい、何や? 解決するって。じいが解決してくれるんか?
ちゃうねん!
なんで他人が解決してくれることを当然だと思っているのか。
……というのは、山下のじいが、ちゃんと言ってくれる。
ちゃいまんがな。
ここまで来たらボンが社長と話すしかありまへんやろ。誰が行ったかてあきまへん。みんな返り討ちにされるだけや。
せやけど、村山をやめるいう覚悟までしとるボンやったら話せるんとちゃいますか?
そう……そこがボンボンなんだよね。
周りが走るのではなくて、自分が走らないと……ということに、ようやく気付く愛助くん。
何で初めからそうせえへんかったんや。
僕や!僕がお母ちゃんを説得したらええんや!
僕は明日にでも大阪行ってお母ちゃんを説得してくるわ!
もしあかんかったら…?
くれぐれも愛助さんが村山をやめるやなんてことはしないでくださいね。
僕が村山をやめることはあらへん。
そしてスズ子さんが歌手をやめるいうこともあらへん。
答えは1つしかないんや。
山下さんは坂口さんに語っていた。
「変わるのは村山だ」と。
時代が新しくなっていくのよ。結婚観も。
……という矢先の、喀血。
タイミングの悪さが悔しいね……。
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ブギウギ キャストとスタッフ
キャスト
花田鈴子 – 趣里(子役時代:澤井梨丘)
花田梅吉 – 柳葉敏郎
花田ツヤ – 水川あさみ
花田六郎 – 黒崎煌代
橘アオイ – 翼和希
大和礼子 – 蒼井優
白川幸子/ リリー白川 – 清水くるみ
桜庭辰美 / 桜庭和希 – 片山友希
秋山美月 – 伊原六花
股野義夫 – 森永悠希
林 – 橋本じゅん
大熊 – 升毅
易者 – なだぎ武
アホのおっちゃん – 岡部たかし
アサ – 楠見薫
熱々先生 – 妹尾和夫
ゴンベエ – 宇野祥平
三沢光子 – 本上まなみ
タイ子 – 藤間爽子
ハット – 福徳秀介
コック – 後藤淳平
茨田りつ子 – 菊地凛子
羽鳥善一 – 草彅剛
羽鳥麻里 – 市川実和子
羽鳥カツオ- 中谷悠希(子役時代 : 髙田幸季)
小村チズ – ふせえり
小村吾郎 – 隈本晃俊
伝蔵 – 坂田聡
松永大星 – 新納慎也
辛島一平 – 安井順平
中山史郎 – 小栗基裕
一井 – 陰山泰
二村 – えなりかずき
三谷 – 国木田かっぱ
四条 – 伊藤えん魔
五木ひろき – 村上新悟
小林小夜 – 富田望生
大林林太郎 – 利重剛
藤村薫 – 宮本亞門
山下達夫 – 近藤芳正
佐原 – 夙川アトム
田中鷹雄 – 高阪勝之
棚橋健二 – 生瀬勝久
東 – 友近
鮫島鳥夫 – みのすけ
村山愛助 – 水上恒司
村山トミ – 小雪
坂口 – 黒田有
大西トシ – 三林京子
大西タカ – 西村亜矢子
大西ヒデオ – 湯浅崇
治郎丸和一 – 石倉三郎
治郎丸ミネ – 湖条千秋
西野キヌ – 中越典子
語り – 高瀬耕造
ブギウギ スタッフ
◆制作 : NHK(BK)
◆制作統括 : 福岡利武,櫻井壮一
◆プロデューサー : 橋爪國臣
◆演出 : 福井充広,二見大輔,泉並敬眞,鈴木航,盆子原誠
◆脚本 : 足立紳,櫻井剛
◆音楽 : 服部隆之
◆主題歌 : 中納良恵・さかいゆう・趣里「ハッピー☆ブギ」
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