万・藤・波トリオ再び。もう一緒にご飯を食べる日なんて来ないかと思っていたので嬉しいわぁ。
会話の流れもほんわかしていて変わらず、良い関係。
万太郎(神木隆之介)が植物採集の旅から帰ってきた日、寿恵子(浜辺美波)は無事に長女の園子を出産。新しい家族が増え、幸せな日々を送っていた。ある日、万太郎、波多野(前原滉)、藤丸(前原瑞樹)の3人は、久しぶりに集まり牛鍋を囲んでいた。植物採集旅行の話や、園子の話で大盛り上がり。一方田邊(要潤)は、万太郎の作った図譜を見ていて…
あらすじ は Yahoo!テレビ より引用
連続テレビ小説「らんまん」第17週「ムジナモ」第81話
感想
万太郎との出会いに感謝し、ただただ友情を育む人たちと。
自分の物(者)にならないからと排除するつもりの人。
でも、ちょっと寂しそう。
ご立派なお方
田邊教授のモデルとされている矢田部良吉氏は実際に国語外国語化論を唱える森有礼に従っていたので、妻とこんな会話を交わした日もあったかもしれない。
外国を学ぶには英語が必要だが、今はその英語も日本語に正確に置き換えられずにいるんだ。
森さんは、ならばいっそのこと日本語は捨て、国語としては英語を採用するべきだと考えている。
私は日本語の音はそのままに、仮名も漢字もやめることを提案している。 代わりにローマ字を使えばいい。
「日本語は捨てない」「ローマ字を使おう」、森有礼よりは柔らかい考え。
行き過ぎた改変はクーデターを招く。近しい間柄なのだから、教授も森有礼と共に暗殺されていた可能性はあるのよね。
羅馬字会を設立して幹事になるという話を旦那様ほど ご立派なお方はいらっしゃいません。 聡子は 旦那様にお仕えできて幸せにございます。聞いた聡子さんは、いつものように素直に夫を称える。
旦那様ほどご立派なお方はいらっしゃいません。
聡子は旦那様にお仕えできて幸せにございます。
いつも「私のものになれ」「私を称えろ」「私を敬え」と言いまくっているくせに……素直に褒められると、ついテレてしまう教授。ちょっと可愛い。
そして、ついつい妻に笑顔でブランデーを薦めてしまう。
しかしなぁ……。
この人が聡子さんを大好きなのは、聡子さんが自分を褒めて従ってくれるからなのよね。
また会いたいです、お寿恵さんに。
槙野さんと遊びに来てくださらないかしら?
と言った途端に、ちょっと不機嫌。
まぁ……
寂しさもあるのだろうけれど。
この人が今後、万太郎にするだろう仕打ちを考えると「この人も本当はイイ人なんですよ」とは、ちょっと言ってあげられない。
牛鍋屋
久しぶりに波多野くんと藤丸くんと集まる牛鍋屋。
(資金は峰屋のお財布ですかーー!!)
3人が揃っているの、それだけで癒される。
園ちゃん、まつげがあるき。ほんでのう、ほんでのう……このランの唇弁の先端がギザギザしちゅうところも、園ちゃんのまつげも、もうたまらん!
あああ~…いいよねえ!分かるよ~! 赤ちゃんは胎内の中で成長して生まれてくる。 植物は種子の中で成長する。 あ~受粉してから一体何が起こってるのかねえ?
ねえねえねえ、ちょっと、2人ともさ、赤ちゃんと植物並べて語るのやめようよ!
「子どもの絵」ではなく、「子どものパーツの絵」を蘭のパーツの絵と共に見せる万太郎……。
わし、人の顔はなぜか描けんがじゃ。 ほんじゃき、もうちっとしたら2人とも遊びに来いや!
今日は、園ちゃん誕生と、波多野くんの卒業&助手就任、そして、藤丸くんも一歩進める、そのお祝い。
大窪さんは助教授になったのかしら。
万太郎との植物採集について語る藤丸くん。
教授の採集旅行とはまるで違ったよ。 万さんは肩の力、抜けてるのにふって見つけていくんだ。
あ~~何かこう、呼ばれゆうがじゃ。
よく分かったよ。 万さんにとっての名付けは教授や伊藤家の孫とは性質がまるで違う。
実績や家の名誉を宣言するためじゃない。
万さんはただ愛したいだけなんだ。
改めて僕もめちゃくちゃ運がよかったなって思ったよ。
あ…波多野も何か見つけたの?
じゃなくて。万さんと出会えて。万さんと出会えなければ僕はきっと植物学がこんなに楽しくなかったし頑張れなかった。
そうね。
万太郎との出会いを感謝する人たちは、別に「万太郎の物」になどならなくても自然と「運」という恩恵を天から受けている。
出会いとは、人とは、そういうものなのだろう。
その万太郎は、教授との出会いを感謝している。
教授に出入りを許してもらえんかったら、今のわしはない。
一生かかったち返せん恩が教授にはある。
ほんじゃき、わしの全てを植物学に尽くすがじゃ。
それがきっと一番のご恩返しになる。
人と出会わせて貰えた恩は、天と学問に返す。それが国や世界の財産になっていく、という大きな大きな考え方。
けれども、教授はそうではない。
与えた物は自分の物で、恩は自分に返してほしいんだよね。
実に実に狭い考え方で、そしてとても人間的。
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らんまん キャストとスタッフ
キャスト
槙野万太郎 – 神木隆之介(子役期:森優理斗、9歳 – 12歳:小林優仁)
井上竹雄 – 志尊淳
槙野綾 – 佐久間由衣
幸吉 – 笠松将
たま – 中村里帆
楠野喜江 – 島崎和歌子
池田蘭光 – 寺脇康文
槙野ヒサ – 広末涼子
槙野タキ – 松坂慶子
槙野豊治 – 菅原大吉
槙野伸治 – 坂口涼太郎
槙野紀平 – 清水伸
広瀬佑一郎 – 中村蒼
西村寿恵子 – 浜辺美波
西村まつ – 牧瀬里穂
笠崎みえ – 宮澤エマ
阿部文太 – 池内万作
倉木隼人 – 大東駿介
倉木えい – 成海璃子
及川福治 – 池田鉄洋
江口りん – 安藤玉恵
宇佐見ゆう – 山谷花純
天狗(坂本龍馬) – ディーン・フジオカ
早川逸馬 – 宮野真守
中濱万次郎 – 宇崎竜童
高藤雅修 – 伊礼彼方
大畑義平 – 奥田瑛二
大畑イチ – 鶴田真由
野田基善 – 田辺誠一
里中芳生 – いとうせいこう
浜村義兵衛 – 三山ひろし
田邊彰久 – 要潤
徳永政市 – 田中哲司
波多野泰久 – 前原滉
藤丸次郎 – 前原瑞樹
大窪昭三郎 – 今野浩喜
細田晃助 – 渋谷謙人
野宮朔太郎 – 亀田佳明
脇田伝助 – 小野まじめ
語り – 宮崎あおい
らんまん スタッフ
◆制作統括 : 松川博敬
◆プロデューサー : 板垣麻衣子、浅沼利信、藤原敬久
◆演出 : 渡邊良雄、津田温子、深川貴志
◆脚本 : 長田育恵
◆音楽 : 阿部海太郎
◆主題歌 : あいみょん「愛の花」
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