NHK朝ドラ【らんまん】感想 第12回 (第3週 火曜日)

昨日も書いたけれど、綾さんも気の毒ではあるけれど、とにかく竹雄が不遇じゃのぉ……。

今のままじゃ、杜氏にもなれず学もなく、番頭にもなれず、ただの若の御付きで人生が終わってしまうよ。

東京行きが決まった万太郎(神木隆之介)は、憧れの植物学者に会えると舞いあがる。一方、綾(佐久間由衣)はせっかくの縁談を破談にし、タキ(松坂慶子)をがっかりさせてしまう。酒造りへの情熱を捨てられない綾は、蔵人の幸吉(笠松将)にある相談を持ちかける。春になり、万太郎は竹雄(志尊淳)を伴い、いよいよ東京へと旅立つ…

あらすじ は Yahoo!テレビ より引用
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連続テレビ小説「らんまん」第3週「ジョウロウホトトギス」第12話

2023年上半期朝ドラ『らんまん』感想

感想

綾さんは、この時代の女性として切ない。

幸吉とは「身分違い」と言われそうで切ない。

思いも告げられない竹雄も切ない。

……主人公は……

あまりどうでもいい立ち位置(笑)

格好がつきます!

万太郎は峰屋の跡取りなのだから、おばあちゃんが「教師なんてならん!」と怒りだすところかと思っていたのだけど(元々、小学校中退しなくても、おばあちゃんは学問所を辞めさせるつもりだったし)。

さすが、校長先生お目が高い!お目が高い!手前どもの主は秀才じゃき。


書店に毎月えらい高い金を払いゆうわしが言うがですき、間違いありません!


これでもう昼行灯とは言わせません!


お客様にも格好がつきます!

と、峰屋サイドは案外ウェルカム。

なんだ……峰屋の当主、とは副業していてもいい立場だったのか。(副業……)

まぁ……それだけ困っていたのね。外聞の悪さや金遣いの荒さに。

しかし、万太郎の頭は東京行きでいっぱい。

この話はサッパリとお断りされてしまう。

モデルの人も一時期教師だったのだから、東京から戻ってこの話が再燃するのかな。

時期的に、早く教師にならないと、師範学校の法制度が整っちゃって、中退じゃ教師になれなくなってしまうでぇ。

しかし、竹雄も言う通り、万太郎には「人に対する興味」がない。

女に対する興味は東京でお育ちになるようだけれど、教師としては今のところ、どうだかね。

恋バナ

ずっと注目してきた笠松将くんに、イイ人の役、来たーーー!!

酒造りの仕事が好きすぎて縁談がまとまらない綾さん。

酒造りを綾さんに教え、どんどん距離が近くなっていく幸吉。

そんな2人をジクジク見守る竹雄。竹雄、めちゃくちゃ切ない。

【らんまん】感想 第12回 (第3週 火曜日)

江戸時代の商家ならばこれで良かったかもしれないが、坊ちゃんのお世話係で男が一生を終える時代は終わった。

坊ちゃんのお世話以外、酒造りも教わっておらず勉強にも興味のない竹雄。

きっと、こういう人がこの時代、大勢居ただろうな。

女性だけではなく、時代の犠牲になった、下人層の人たち。

そういう人たちは、身分違いの恋もままならない。

本当の意味で差別社会の中にいた人たちだったんだよね。

もっとも……このドラマが、そこまで描くかどうかは分からないけれど。(東京にもついて行くみたいだし。勉強させてもらえるといいな)

若は幸せですね。
若は人に関心を持つことがあるがです?

と、聞かれる「若」を無視して周りのストーリーは進む。

まぁ……これでもいいかな、と。

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らんまん キャストとスタッフ

キャスト

槙野万太郎 – 神木隆之介(子役期:森優理斗、9歳 – 12歳:小林優仁)

竹雄 – 志尊淳
槙野綾 – 佐久間由衣
幸吉 – 笠松将
たま – 中村里帆
楠野喜江 – 島崎和歌子
池田蘭光 – 寺脇康文
槙野ヒサ – 広末涼子
槙野タキ – 松坂慶子

槙野豊治 – 菅原大吉
槙野伸治 – 坂口涼太郎
槙野紀平 – 清水伸

西村寿恵子 – 浜辺美波
西村まつ – 牧瀬里穂
笠崎みえ – 宮澤エマ
阿部文太 – 池内万作
倉木隼人 – 大東駿介
倉木えい – 成海璃子
及川福治 – 池田鉄洋
江口りん – 安藤玉恵
宇佐見ゆう – 山谷花純
広瀬佑一郎 – 中村蒼
野田基善 – 田辺誠一
里中芳生 – いとうせいこう

天狗(坂本龍馬) – ディーン・フジオカ
早川逸馬 – 宮野真守
中濱万次郎 – 宇崎竜童
浜村義兵衛 – 三山ひろし
田邊彰久 – 要潤
徳永政市 – 田中哲司
大畑義平 – 奥田瑛二
大畑イチ – 鶴田真由

語り – 宮崎あおい

らんまん スタッフ


◆制作統括 : 松川博敬
◆プロデューサー : 板垣麻衣子、浅沼利信、藤原敬久
◆演出 : 渡邊良雄、津田温子、深川貴志

◆脚本 : 長田育恵

◆音楽 : 阿部海太郎
◆主題歌 : あいみょん「愛の花」


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