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NHK朝ドラ【らんまん】感想 第53回 (第11週 水曜日)

「人の心の機微を描いている」と田邊教授に言わしめる西洋の文学。

そこの国からやってきたクララ先生が語るのだ。

思うままに生きろと。

万太郎(神木隆之介)を忘れたい寿恵子(浜辺美波)は、贈られたバラの絵を破ろうとするが、破ることが出来なかった。ダンスの練習にバラの絵を持っていくと、それを見たクララ(アナンダ・ジェイコブズ)は、心のままに生きるよう、寿恵子に伝える。その頃、万太郎の雑誌作りも佳境を迎える。講師の大窪(今野浩喜)ら、植物学教室メンバーの論文も集まり、ついに万太郎は、石版に自らの手で植物画を描く…

あらすじ は Yahoo!テレビ より引用
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連続テレビ小説「らんまん」第11週「ユウガオ」第53話

2023年上半期朝ドラ『らんまん』感想

感想

万太郎を巡る人々も人格優れた人生の先輩ばかりだけれど、お寿恵さんも良い出会いをしているね。

閉じ込められそうな愛弟子に、人生の指針を教えてくれる。

自由に生きよと。

人生は濃い

ここは本編とは関係ないのですが、私は藤丸くんが大変好きです。

日本語、よく分からなくなってきた。英語も分からないのに……。

HK朝ドラ【らんまん】感想 第53回 (第11週 水曜日)

僕……万さん見てたら怖くなっちゃって。

怖い?
火事が起きても逃げ遅れるから?

藤丸語録を作りたい……。

藤丸くんに癒される話はともかく。

学会誌の締めきりに追われる植物学教室の2人と、なぜか文学科の締めきりに追われて転がり込んできた丈之助さんが、改めて万太郎の背中を見る話。

原稿修羅場の匂いを嗅ぎつけてね。
人が修羅場ってると自分も書けるからね。

すごく分かる気がする……。

ギリギリでいつも生きていたい……わけじゃなくても、ギリギリにならないと自分を追い込めない自分。

同類の香り(喜ぶところではない)。

万太郎は騒がしい3人の会話に振り向くこともなく、下絵を描いている。

この下書きで構図を決めて、本番は石版に一発描きだそうです。


そう……すごい集中力ですよね。万さん、絵を描く時は自分と植物だけの世界に入っちゃうみたいで。

あんな集中力をもってしたら、一生のうちにどれだけの仕事ができるんだろうって。

と、波多野くんは語る。

僕、もともと英語が好きで大学入るのも苦労しなくて。


でも文学が好きってわけじゃなかったから植物学なら新しい学問でいいなあって。


そのくらいで…。


でも万さん見てたら、人生って僕が思ってるよりずっと濃くて。たくさんのものが入る器なんだなって思えて。


その器をパンパンにしていくことが生きるってことなのかなって。

丈之助さんも、シェイクスピアが遺した37作を全て自分が翻訳してみたいと言い出す。

シェークスピヤには人間のありとあらゆるものが詰め込まれてるからね。日本中みんなに見てもらいたいし。


一生かけたらできるかな~って。


まあ、万さん見てたら何でもできる気がしますよね

分かる気がする。

真っ直ぐ突き進む人の背中を見ていると、これに付いて行けば自分も出来るだろうと思えてくる。

それが良いリーダーの資質だったりもするよね。

背中についていくってやつですね。

徳永助教授の後押しもあってか、先輩たちも次々と論文を提出してくれた。

「本気」は伝わるということ。

LOVE

一方、お寿恵さんのダンスレッスンも鹿鳴館舞踏会発足式に向けて大詰めを迎えていた。

高藤卿はお寿恵さんを妾として迎える準備を勝手に一人で進めている。

しかし、ダンスの間すらお寿恵さんの頭は万太郎でいっぱい。

「パートナーがいると思って踊ってみて。今、ここに居ない相手を想像して。」

と、クララ先生に言われれば、「パートナー」として想定されるのは当然万太郎である。

クララ先生が差し出してくれたハンケチに刺しゅうされた薔薇を見て、万太郎の絵を見せるお寿恵さん。

するとも思いがけず、その絵を見て、クララ先生は涙ぐむのだった。

「これは私の庭の薔薇。愛する人がくれた花。」

はからずも……

牡丹を初めて貰った時にお寿恵さんが感じたあの感覚。

目の前で咲いているみたい。

それをクララ先生も体験したのよね。

今、クララ先生にもこの絵を描いた人間が、寿恵子にとってどういう人なのか、ハッキリ伝わったのだった。

HK朝ドラ【らんまん】感想 第53回 (第11週 水曜日)

スエコ。
Live for Love.

英語が分からないお寿恵さんのために言い直す。

心のままに。

もちろん。

寿恵子にはすでに伝わっていた。

「LOVE」は言葉が分からなくても、時代が違っても、ニュアンスだけで伝わる。

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らんまん キャストとスタッフ

キャスト

槙野万太郎 – 神木隆之介(子役期:森優理斗、9歳 – 12歳:小林優仁)

井上竹雄 – 志尊淳
槙野綾 – 佐久間由衣
幸吉 – 笠松将
たま – 中村里帆
楠野喜江 – 島崎和歌子
池田蘭光 – 寺脇康文
槙野ヒサ – 広末涼子
槙野タキ – 松坂慶子

槙野豊治 – 菅原大吉
槙野伸治 – 坂口涼太郎
槙野紀平 – 清水伸

広瀬佑一郎 – 中村蒼

西村寿恵子 – 浜辺美波
西村まつ – 牧瀬里穂
笠崎みえ – 宮澤エマ
阿部文太 – 池内万作
倉木隼人 – 大東駿介
倉木えい – 成海璃子
及川福治 – 池田鉄洋
江口りん – 安藤玉恵
宇佐見ゆう – 山谷花純

天狗(坂本龍馬) – ディーン・フジオカ
早川逸馬 – 宮野真守
中濱万次郎 – 宇崎竜童
高藤雅修 – 伊礼彼方

大畑義平 – 奥田瑛二
大畑イチ – 鶴田真由


野田基善 – 田辺誠一
里中芳生 – いとうせいこう
浜村義兵衛 – 三山ひろし


田邊彰久 – 要潤
徳永政市 – 田中哲司
波多野泰久 – 前原滉
藤丸次郎 – 前原瑞樹
大窪昭三郎 – 今野浩喜
細田晃助 – 渋谷謙人
野宮朔太郎 – 亀田佳明
脇田伝助 – 小野まじめ

語り – 宮崎あおい

らんまん スタッフ


◆制作統括 : 松川博敬
◆プロデューサー : 板垣麻衣子、浅沼利信、藤原敬久
◆演出 : 渡邊良雄、津田温子、深川貴志

◆脚本 : 長田育恵

◆音楽 : 阿部海太郎
◆主題歌 : あいみょん「愛の花」


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