毎回「ちむどんどん」「ちむどんどん」って言わなきゃならないんだろうか。
ちょっと、くどい(笑)
本土復帰も近づく1971年。沖縄本島北部、やんばるの比嘉家では、素行がよくないことで地域で有名な長男・賢秀(竜星涼)の起こしたいざこざから波紋が広がり、母・優子(仲間由紀恵)の頭を悩ますことに。折から就職活動をしている暢子(黒島結菜)に思わぬ影響が起こり、将来に暗雲が漂い始める。姉・良子(川口春奈)、そして妹・歌子(上白石萌歌)もそれぞれに家族に言えない想いを抱えていて……
(『ちむどんどん』上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「ちむどんどん」第3週「悩めるサーターアンダギー」第12話
感想
何だか意地の悪い人ばかり出てくるドラマだね。
馬鹿息子の方に説教しない親、「いつまでそこにいるの?」と言ってくる同級生、男子の前でわざわざボロい服を指摘してくる女。
もう、ほんと、言いたくないけど……ザ・AK(あ、ついに言った)
貧乏
行かなくていい!あんなやつが偉そうにしてる会社。
本当は賢秀の言う通り。
謝るのはあっちだし、あの場には困っていた目撃者がいっぱいいるもんね。
でも、そういう証言を取って、あっちの悪さを証明できなかったらそこで終わりなんだよね。
「頭が悪い」は学歴や学業の出来不出来ではなく、考えが浅いこと。
ニーニーは考えられない人なのだとよく分かる。
それに……
何度も書くけれど、選べる立場じゃないほどの貧しさなんだよね。
母親は、選べる立場じゃないことを理解していたから、家族のために力仕事をしてきた。
子どもたちに親の苦労が全く伝わっていない。
それは暢子も同じ。
何という虚しさ。
みーーんな底意地悪さぁ
ステレオタイプの権力者の息子描写もそうだけれど。
ピアノが弾ける歌子の同級生は「ずっとそこで見てるわけ?」だし(言い方……)、
一番腹立つのが
「この子だけ短大」
「良子、なんね。ちょっと目立つ、ここ」
と男子の前で服の綻びを指摘してくる女さぁ。
どうしてこんな意地悪な人ばかり出てくるのだろう。(しかも、そいつらのほとんどは「島袋」(意地悪するためだけに用意されるキャラクター)なんだよね!)
でも兄妹は明るく前向きで、そういうことを気にしていないので救われます~~……という、強い人間の前向きな明るさを描いているのではなく、ただ何も考えていないだけのような描きかたがまた……。
この先も、ドラマの中に「島袋」がたくさん出てくるのだろうと思うと。
ちむどんどんしないってば……。
ちむどんどん キャストとスタッフ
キャスト
比嘉暢子 – 黒島結菜(子役期:稲垣来泉)
比嘉優子 – 仲間由紀恵
比嘉賢三 – 大森南朋
比嘉賢秀 – 竜星涼
比嘉良子 – 川口春奈
比嘉歌子 – 上白石萌歌
青柳和彦 – 宮沢氷魚(子役期:田中奏生)
石川博夫 – 山田裕貴
砂川智 – 前田公輝
前田善一 – 山路和弘
前田早苗 – 高田夏帆
下地響子 – 片桐はいり
比嘉賢吉 – 石丸謙二郎
喜納金吾 – 渡辺大知
新垣のおばぁ – きゃんひとみ
安室のおばぁ – あめくみちこ
マスター – 川田広樹
青柳史彦 – 戸次重幸
矢作知洋 – 井之脇海
大野愛 – 飯豊まりえ
猪野清恵 – 佐津川愛美
田良島甚内 – 山中崇
猪野寛大 – 中原丈雄
大城房子 – 原田美枝子
二ツ橋光二 – 高嶋政伸
平良三郎 – 片岡鶴太郎
平良多江 – 長野里美
金城順次 – 藤木勇人
語り – ジョン・カビラ
ちむどんどん スタッフ
◆制作統括 : 小林大児、藤並英樹
◆プロデューサー : 高橋優香子、松田恭典、川口俊介
◆演出 : 木村隆文、松園武大、中野亮平
◆フードコーディネート : 吉岡秀治
◆脚本 : 羽原大介
◆音楽 : 岡部啓一、高田龍一、帆足圭吾
◆主題歌 : 三浦大知「燦燦」
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