NHK大河ドラマ【麒麟(きりん)がくる】第3回「美濃の国」感想

加納口の戦いから半年後、帰蝶(川口春奈)は光秀(長谷川博己)の故郷・明智の荘のもとに戻った光秀に会いに、馬を走らせる。その胸には戦のあと、織田方に通じたことを父道三に見破られ、毒殺された夫頼純(矢野聖人)への深い悲しみがあったのだ…
(Yahoo!テレビより引用)

2020年大河ドラマ「麒麟がくる」感想

麒麟(きりん)がくる 第3回「美濃の国」

先週の加納口の戦い後。

ストーリーはほぼほぼ創作だけれど、何だかあっという間に時間が経ってしまった。物語作りの上手さと役者さんの上手さかな。

簡単に。

美濃に居つく菊丸

十兵衛が野盗から助けてやった菊丸が明智の荘へやってきた。

その折はありがとうございました。

ここで何をしている?

はい。あのあと三河の家へ戻って明智十兵衛様というお方に助けられたのだと母に申しましたら、それはちゃんとお礼してこいと言われまして。家で造った味噌を持たされました。

餅もあります。腹痛に効く薬草も。みんなお渡ししてこいと。

まさか、こんな所で野良仕事されてるとは思いませんでした。

十兵衛は、戦でケガをした足軽の田畑を手伝ってやっていたんだね。

のぼうさまのようじゃ……。

ここで、薬草に目を輝かせる駒と菊丸が出会う。
大河ドラマ『麒麟がくる』第3回 感想 薬草デート

一目ぼれっぽい。
駒は可愛いし。

しかし菊丸は気になる。

野盗から救ってやったからと百姓のせがれが手土産持ってわざわざ来るかしら。

この男、いずれとんでもない本性を現すのでは……。

姫君ご来訪

帰蝶が「叔父上の見舞い」という名目でわざわざ明智の荘へやって来る。

手土産のリスを捕まえるために木に登って足を痛めたと。従者には「使えない」とキャンキャン威張っていたが、手当てする駒への態度はお友達モードでホッとした。

夫の土岐頼純が相果てたいきさつを存じているか?

皆はどう思うている?
それを知っておきたい。

大河ドラマ『麒麟がくる』第3回 感想 帰蝶

わざわざ明智へ来た目的はそれらしい。

夫よりも、夫を誅した父を領民はどう思っているか。それが不安なのだろう。

やむをえぬと。
理由はどうあれ、守護のお立場にある頼純様が他国の手を借り美濃は戦に巻き込まれたのです。やむなしと。

分かった。

ただ……。
頼純様とお父上である殿との間に立たれた帰蝶様のお気持ちは、誰もがよく承知をいたしております。

ここへ来たら、優しい伯母や従兄が夫を失った自分を慰めてくれることも分かっているんだよね。

どんな夫だろうと、失くして悲しい気持ちはあるだろう。

この繊細さは私好みの帰蝶ではないが、春奈ちゃんには合っている気がする。

さて、駒は帰蝶と牧の方の会話の中で、美濃の昔話が自分が昔「大きな手の男」に聞いた話と一致していることを知る。
大河ドラマ『麒麟がくる』第3回 感想 美濃の狐

ひょっとすると、私の命を助けてくれたのは美濃の方かもしれません。美濃に連れてきてもらってよかった……。

もしそうなら、そのお侍に会えるといいですね。

はい会いたいです!
私の命の恩人だから。

メイクのせいか、このドラマの門脇麦さんは幼くて本当に可愛いなぁ。

駒には最後まで生き延びてほしいよ。

めっそうもない!

駒が聞いた美濃の狐の昔話の後は、土岐の狐の話。どちらが狐だか狸だかイタチだか……。

利政。
そなた頼純を殺したそうじゃな。

と、土岐頼純の叔父・頼芸に尋ねられて、道三の顔よ(爆)

私が? 頼純様を?
誰がそのような世まい言を申しました?

頼純様は土岐家の大事なお世継ぎ。
御殿の甥御様でもあらせられるお方。
殺すなどめっそうもない。

ぜんぜん、めっそうもないと思ってないよね(笑)
大河ドラマ『麒麟がくる』第3回 感想 私が? 頼純様を?

あの戦を起こした張本人であることを恥じられ、自ら毒をあおられたのでございます。

ま、自ら飲んだのは事実だからな(笑)

頼芸に、守護職に戻れと言う道三。

まだそなたに毒は盛られたくはない。

操り人形に毒は盛りませぬ。

糸が切れたり、違う糸に縋るようになたら盛りますけどね。

そなたの父は当てにならぬ。
わしが頼りとするのはそなたじゃ。
我が子と思うて頼りにしておるぞ。

と、道三が見ているのを知っていて義龍…高政に耳打ちする頼芸。

大河ドラマ『麒麟がくる』第3回 感想 念仏となえたい

道三の側室である義龍の生母は頼芸からの下されもので、義龍は頼芸の実子であるという説もある。

この大河では、それを採用していくみたい。

なんにせよ、頼芸的には道三に揺さぶりをかけられればそれでいいのである。

お家騒動は土岐家の好物。

義龍が、自分を嫌っている道三に謀反を企て、家の内部から斎藤が滅んでくれればそれでいいのだから。

嫌われる鉄砲

実際、父から愛されていない実感がある義龍は、美濃の内部に不満分子の多い道三を次第に疎ましく感じている。

父上が、わしとお主でこの鉄砲がどれほどのものかよく調べろと仰せになった。

と、十兵衛を呼び出す義龍。

わしはこういう訳の分からんものは駄目だ。
持ち帰ったお主に任せる。

えっ……鉄砲、めちゃめちゃ萌えるのに……。

はっきり言うが、父上はあまりこれに興味がないのだ。

取るに足らん物は、取るに足らん者たちにやらせてみるわけだ。

父からの自分への評価にものすごく自信がないよね、義龍。

もし殿がそうお思いなら、先を見る志がなさすぎる。お主もお主だ!取るに足らん者と思われてそれに甘んじているようでは先がない!この美濃は先行き真っ暗じゃな!

大好きな鉄砲をdisられて怒り心頭の十兵衛。義龍の自分評価の低い態度も親に愛されて育った十兵衛には理解しがたいよね。

まあ待て!鉄砲から弾が飛び出すところぐらいわしも見てみたい。裏山で 試し撃ちをしようではないか。


こうして怒ってくれる十兵衛は、義龍にとって、自尊心を高めてくれる存在なのかも知れない。

たから、ついに心の内を打ち明ける。

時がたつのは早い。お主と寺で机を並べて経典や兵法を学んだのは何年前だ?

10年前だ。

うん。今日まであっという間だった。
これから10年先もあっという間だぞ。

だから何だ?

その時まで父上があの城の城主でいるかどうか分からんぞ。父上は戦には強いが、国の政は手抜かりが多い。

先年の洪水であちこちの田畑が荒れ果てた。川から水を引く治水も村同士の水の奪い合いでどこもギクシャクしている。そういうことに上手く手が打てていない。

戦に勝って領地を守ればそれで国が治まるわけではないのだ。国を治めるためには土地土地に古くから根ざした国衆の力が欠かせぬ。父上はそういう者たちを力でねじ伏せてきた。いざとなるとそういう者たちは動かない。去年の戦がいい例だ。

はっきり言うが、父上には先がない。

大河ドラマ『麒麟がくる』第3回 感想 鉄砲の玉

よく父親の弱点や欠点も、今の治世の弱いところも分かっている。

賢い息子ではあるのだけれど……。

土岐頼芸様はな、既に父上を見限っておられる。当てにしてるのはわしだとそう仰せられた。

わしは土岐様のそのお気持ちに乗ろうと思う。

そこが残念なんだよね……。
頼芸の言葉を真に受けてしまうところが、やはり見抜けてないんだよね。

道三も、この息子を重用してやっていれば……

そして、義龍もあの父に物申せる心の強さがあれば。

お家騒動とはまことに無駄でもったいなきもの。

力を貸してくれと言われ、十兵衛にはまだハッキリと先は見えない。が、

その話 、しかと承った。

とは答える。偽りはない。

ただし、美濃をどう変えればよい国になるのかお主と話し合わなければならない。全てはそれからだ。

麒麟がくる国に……。

「話し合う」度量が誰にも無さそうな現状。

出てくるキャラ出てくるキャラ、面白いけれど、主人公に麒麟を見せてくれる人は現れるのかな。

とりあえず、戦国お家騒動物語としては十分に楽しい。

このドラマについてひと言ふた事書きたい方はぜひどうぞ。

『NHK大河ドラマ 麒麟がくる』の感想投稿をお待ちしています。◆放送期間 : 2020年1月19日~◆平均視聴率 : %◆原作 : ◆主演 : 長谷川博己◆出演 : 門脇麦、染谷将太、川口春奈、岡村隆史、伊藤英明、本木雅弘、谷原章介、吉田鋼太郎、片岡愛之助、…

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キャストとスタッフ

キャスト

明智光秀 – 長谷川博己

牧 – 石川さゆり
明智光安 – 西村まさ彦
藤田伝吾 – 徳重聡

煕子 – 木村文乃

斎藤道三/利政 – 本木雅弘
斎藤義龍/高政 – 伊藤英明
帰蝶(濃姫) – 川口春奈
深芳野 – 南果歩
土岐頼芸 – 尾美としのり
土岐頼純 – 矢野聖人
稲葉良通/一鉄 – 村田雄浩

菊丸 – 岡村隆史

織田信長 – 染谷将太
織田信秀 – 高橋克典
土田御前 – 檀れい
織田信勝 – 木村了
平手政秀 – 上杉祥三
藤吉郎 – 佐々木蔵之介

足利義輝 – 向井理
足利義昭 – 滝藤賢一
三淵藤英 – 谷原章介
細川藤孝/幽斎 – 眞島秀和
細川晴元 – 国広富之
三好長慶 – 山路和弘

駒 – 門脇麦
望月東庵 – 堺正章

松永久秀 – 吉田鋼太郎

伊呂波太夫 – 尾野真千子

今川義元 – 片岡愛之助
太原雪斎 – 伊吹吾郎

徳川家康 – 風間俊介(子役期:岩田琉聖)
松平広忠 – 浅利陽介

語り – 市川海老蔵

スタッフ

脚本 – 池端俊策、前川洋一、岩本真耶
原作 –
音楽 – ジョン・グラム
題字 – 中塚翠涛
時代考証 – 小和田哲男
制作統括 – 落合将、藤並英樹
プロデューサー – 中野亮平、佐々木享
演出 – 大原拓、一色隆司、佐々木善春、深川貴志

麒麟がくる紀行語り – 桑子真帆

【麒麟(きりん)がくる】
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コメントとトラックバック

  1. 巨炎 より:

    ストーリーには全く関係無いですが緑が明る過ぎて目がチカチカする上、
    主人公の服装も緑色というのは狙っているのでしょうか。
    土色の方が自然だしコントラストが際立つと思います。