穴窯での窯焚(た)きを成功させた喜美子(戸田恵梨香)。昭和53年、40歳になった喜美子は女性陶芸家の草分けとして活躍している。喜美子の作品は高値で売れて借金を返済。暮らしはだいぶ豊かになっている。武志(伊藤健太郎)は高校2年になって、そろそろ進路を決める頃ある日マツ(富田靖子)が旅行に出かけ、喜美子が武志と二人で過ごしていると信作(林遣都)がきて喜美子に中身を言わず武志に届けものを渡して去っていく… (上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「スカーレット」第18週「炎を信じて」 第106話
感想
思春期のあまり喋らない息子と、大事な話ができなくてじれる母の図。アルアル。それでも武志は相変わらずイイ子。
友達は連れてくるし、日常のことはよく喋るし、「めでたし めでたしの話」のような家族行事にはきちんとテンション高く参加する。
この辺は、マツさんという年寄りの存在が大きいかも。あまり親と喋らない子どもと親の潤滑油となる。
昨日飛んだ年月が「めでたし めでたしの話」で説明されているのには笑った。
成功談を丸っとすっ飛ばして余韻を残す昨日の演出は好き。人生は良いことも悪いことも過ぎ去れば笑い話。
もう7年になるかなあ……お母ちゃんと窯たき交代した夜のことです。
うん。穴窯の崩れた所から火がぶわ~っと噴き出て、お母ちゃんが「火事やぁ!」言うて。うちが「消したらあかん!もっと燃やす」言うて。
ほんでようやっと成功しました。
ちや子さんに記事を書いてもらいました。
「自然の色、自然釉を生み出した陶芸家・川原喜美子」
婦人雑誌が取り上げてくれて、それ見て新聞も取り上げてくれて……。
ちや子さんの記事のおかげやなあ。
テレビ局の取材もやって来ました。
びっくりしたなあ?
そこ人だかりになったん覚えてんで。
何や注目浴びて。うちの作品があっという間に売れるようになって。順調に注文も頂けて。
借金もおかげさんできれいに返すことができました。
テレビジョンも買うことができました。
めでたし めでたし。
めでたしめでたしついでに……
その「自然釉」の窯焚きは今はバイトを雇ってやっているらしい。だよね。そういう余裕があるのはいいこと。
その風景のどこにも、今は八さんの姿はなく。それを匂わせるのは信作からの届け物。
進路に悩む息子・武志……というよりも、決まってるんでしょうね。母と同じ道。
いわば、ここから後半が始まったともいえる本作。
序章は静かに。
【スカーレット】
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※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
キャスト
川原喜美子 – 戸田恵梨香(子役期:川島夕空)
川原常治 – 北村一輝
川原マツ – 富田靖子
川原直子 – 桜庭ななみ(子役期:やくわなつみ)
川原百合子 – 福田麻由子(子役期:稲垣来泉→住田萌乃)
川原武志 – 伊藤健太郎
川原(十代田)八郎 – 松下洸平
熊谷照子 – 大島優子(子役期:横溝菜帆)
大野信作 – 林遣都(子役期:中村謙心)
大野陽子 – 財前直見
大野忠信 – マギー
熊谷敏春 – 本田大輔
熊谷和歌子 – 未知やすえ
熊谷秀男 – 阪田マサノブ
慶乃川善 – 村上ショージ
十代田いつ子 ‐ しゅはまはるみ
鮫島正幸 ‐ 正門良規
津山秋安 ‐ 遠藤雄弥
藤永一徹 ‐ 久保山知洋
加山 – 田中章
深野心仙 – イッセー尾形
池ノ内富三郎 ‐ 夙川アトム
磯貝忠彦 ‐ 三谷昌登
松永三津 – 黒島結菜
庵堂ちや子 – 水野美紀
酒田圭介 – 溝端淳平
田中雄太郎 – 木本武宏
荒木さだ – 羽野晶紀
大久保のぶ子 – 三林京子
ジョージ富士川 – 西川貴教
泉田あき子 – 佐津川愛美
草間宗一郎 – 佐藤隆太
語り… 中條誠子
スタッフ
脚本 – 水橋文美江
制作統括 – 内田ゆき
プロデューサー – 長谷知記
演出 – 中島由貴、佐藤譲、鈴木航
音楽 – 冬野ユミ
主題歌 – Superfly「フレア」
コメント
連続テレビ小説『スカーレット』第106回
内容ついに窯焚きで、思った色に仕上げることが出来た喜美子(戸田恵梨香)ちや子(水野美紀)の記事もあり、ようやく女性陶芸家の草分けとして。。。。それから数年。作品は売れ、借金も返済。様々な物も買えるようになり、生活に余裕ができはじめた川原家。喜美子、マツ(富田靖子)は、高校2年になった武志(伊藤健太郎)の針路が気になるが。。。敬称略ここまで端折るだけで無く。様々なモヤモヤ、違和感、不快感を残し…
スカーレット (第106回・2020/2/6) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『スカーレット』(公式サイト) 第18週『炎を信じて』の 『第106回』の感想。 ※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。 ※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。 穴窯での窯焚(た)きを成功させた喜美子(戸田恵梨香)。昭和53年、40歳になった喜美子は女性陶芸家の草分けとして活躍している…
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昨日、串ダンゴ脚本だと書いたら今日、串ダンゴを食べるシーンで始まるとは分かってやってるのか!?…んなこたあない(笑)…ひじゅにですが何か?「混ぜた?」by喜美子↑息…
メデタシメデタシの話>『スカーレット』第105話
昨日、串ダンゴ脚本だと書いたら 今日、串ダンゴを食べるシーンで始まるとは 分かってやってるのか!? …んなこたあない(笑) …ひじゅにですが何か? 「混ぜた?」by喜美子 ↑息子が淹れてくれたインスタント・コーヒーへの 喜美子の反応がこれって… ちょっと笑っちゃったんですけど>ぇ ブルース・リーだの 粉チーズだの そしてインスタント・コーヒーだの 時代を表すアイ…
しかしマスコットガールの時よりも端折った描き方、
また正式な離婚という結末もちゃんと描いていない等、
離婚過程を創作で描いた限界なのか、撮影スケジュールの問題なのか。
(そもそも例によって週のど真ん中で新章に突入)
一方では時代モノ朝ドラ主人公の多くが、この時期には裕福になっていたのに対して
借金を返済した程度な庶民生活な昭和50年代。
BS12でちょくちょく再放送されているホームドラマに通じる雰囲気がありますね。
台所の塩や砂糖の容器が懐かしい。