会場にいるのは、みんな千代の家族で、春子の家族。
「おかえり」「ただいま」「行ってらっしゃい」
お家さんの家は今や日本中に溢れている。
道頓堀を発つ日、春子(毎田暖乃)を岡福に預けて、千代(杉咲花)が向かった先は一平(成田凌)のもとだった。2年ぶりに一平と灯子と対面する千代。道頓堀で芝居をしたいと正直な気持ちを伝える。そして、娘の春子に喜劇を見せるために、鶴亀新喜劇の舞台出演を引き受けたいと申し出るのだった。夕方、岡福に帰った千代は、この決断を真っ先に春子に報告する。女優・竹井千代が道頓堀の舞台で再び芝居をする日がついに実現する……
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「おちょやん」第23週「今日もええ天気や」第114話
感想
うちらの喜劇を娘に見せたいんだす。と言うので、「桂春団治」やるんかいな……そりゃエゲつない。と思っていたのだが。
演目は『お家はんと直どん』。
千代が消えた日をやり直す。
行ってらっしゃい
千代は「お父さんはお人好し」と、劇団の稽古を掛け持ちすることになった。
やめた方がええんちゃうかな!
お母ちゃんは僕の女房やで。
直どんか天丼か知らんけど、そんなやつのとこ行ったらあかん!
と当郎さん。
冗談で言っているのかと思ったけれど、本気で泣いてた(笑)
長い間「お父さん」と「お母さん」をやってきて、そういう気持ちになるのも分からなくはない。
今の朝ドラ撮影も、学校のように毎日通うという。
役者さんにとって、疑似家族が本物のように思えてくるのも納得できる。
僕も舞台にお母ちゃんをとられたような気分や。
と言い出す長澤先生。
よし。 「お父さんはお人好し」を舞台にしましょう!
なるほど。
そうすれば取られることは無い。
世界が広がる。家族が広がる。
おかえりなさい
「行ってらっしゃい」とラジオ家族を送り出され、「おかえりなさい」と元の劇団に迎えられる。
千代自身は決して「ただいま」と言わない所が意地。
千代は相変わらず一平を「一平」と呼ぶ。
これも意地かな……。
「もしあのまま私ら一緒にいてたらどないな人生があったやろか。」
「そないなこと考えてもしゃあないやないか。」
「そうですな。
今ある人生、それが全てですな。」
台本を書き直す。
リアルな台本は客の想像力を膨らませる。
ただいま
千代が「ただいま」と帰ってくるのは春子の元だけである。
岡福のみんなに囲まれた春子。
寛治が春子の兄ならば、一福も春子の従兄だもんね。
劇場に行けばラジオ家族に囲まれる。
春子も千代と同じ。
一人ではなくなった。
「おちょやん」最終回
舞台が最後というのはこのドラマらしい。
本当に寂しい。
そして本当に楽しみ。
最後の舞台を待つ。
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【おちょやん】
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※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
キャスト
竹井千代 – 杉咲花(子役期:毎田暖乃)
竹井テルヲ – トータス松本
竹井栗子 – 宮澤エマ
竹井ヨシヲ – 倉悠貴(子役期 : 荒田陽向)
岡田シズ – 篠原涼子
岡田宗助 – 名倉潤
岡田みつえ – 東野絢香(子役期:岸田結光)
岡田ハナ – 宮田圭子
富川菊 – いしのようこ
富川福松 – 岡嶋秀昭
富川福助 – 井上拓哉(子役期:松本和真)
かめ – 楠見薫
富士子 – 土居志央梨
節子 – 仁村紗和
玉 – 古谷ちさ
椿 – 丹下真寿美
ぼたん – 沢暉蓮
あやめ – 藤本くるみ
天海一平 – 成田凌(子役期:中須翔真)
初代 天海天海 – 茂山宗彦
須賀廼家千之助 – 星田英利
須賀廼家万太郎 – 板尾創路
熊田 – 西川忠志
大山鶴蔵 – 中村鴈治郎
高城百合子 – 井川遥
山村千鳥 – 若村麻由美
高峰ルリ子 – 明日海りお
小山田正憲 – 曽我廼家寛太郎
須賀廼家天晴 – 渋谷天笑
須賀廼家徳利 – 大塚宣幸
漆原要二郎 – 大川良太郎
石田香里 – 松本妃代
須賀廼家百久利 – 坂口涼太郎
宮元潔 – 西村和彦
宇野真理 – 吉川愛
若崎洋子 – 阿部純子
薮内清子 – 映美くらら
小暮真治 – 若葉竜也
片金平八 – 六角精児
守屋 – 渋谷天外
語り(黒衣)… 桂吉弥
スタッフ
◆制作統括 : 櫻井壮一、熊野律時
◆プロデューサー : 村山峻平
◆演出 : 梛川善郎、盆子原誠
◆脚本 : 八津弘幸
◆音楽 : サキタハヂメ
◆主題歌 : 秦基博「泣き笑いのエピソード」