「千代。あんたのおかげや。」「おおきに。」
そ……うかな……まぁ……そういうことにしとくか……。
雨上がりの道頓堀。舞台の役衣装のまま、全速力で駆けていく千代(杉咲花)。向かう先は、駆け落ちするため、岡安を出て行ったみつえ(東野絢香)と福助(井上拓哉)の元。鶴亀家庭劇の新作「マットン婆さん」で、千之助(星田英利)から体当たりで教わったことを千代はとにかく、みつえにぶつけたかった。一方、シズもひとり娘のみつえの居場所を探しだそうと、岡安を飛び出し、神にもすがる思いで、歩き回っていたのだった…
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「おちょやん」第11週「親は子の幸せを願うもんやろ?」第55話
感想
ご寮さん……なんか、ちょっと、精神不安定すぎないかな……。昨日は菊さんに失礼なくらい食らいついてたのに、今日は突然の「娘をよろしく」宣言。
菊さんからしてみたら、面倒くさいことこの上ないぞ……。
可愛うて可愛うて
わても旦さんも、そない甘やかしたらあかんて分かってたんや。
分かってたんやけどどないもこないも可愛うてなあ…。
可愛くて可愛くて仕方ないから、我が儘を叶えてしまった。
これガマットン婆さんの「遠慮のう無理言うて」に掛かってくるのだった。
舞台としては本当の人情もの、これ1本で、この他のパターンは見せてもらえなかった。
千之助の他の演技パターンも見てみたかったよね。
つまり、「可愛く可愛くて仕方ないから何があろうが無理を叶えてしまう」のが「無償の愛」という結論だった。ん?……まぁ……いいか……。
千代が探したらすぐ見つかるみつえちゃん
お家さんも密偵みたいな人に探させていた気がするけれど、駆け落ちカップルを一番に発見したのは千代だった。有能過ぎ。
お母ちゃんたちが許すはずあれへん。
せやな。
せやったらもっと無理言うたったらええねん。
何べんでも無理言い続けたらいつかきっとご寮人さんも許してくれはる。
何でか分かるか?
みつえのお母ちゃんやさかいな。
駆け落ちなんかしたら、そのお母ちゃんにもお父ちゃんにも一生会われへんようなんねんで。
もう帰る場所がのうなんねん。
ほんまにそないなことなってもええんか。
うちは、そないなってほしない。
そこへ、みつえを探し回っていたらしいシズさん登場。
(出て行ってすぐの時は昔の着物を手に思い出に浸っていたけどな……人探しは初動捜査が大事だって何かの刑事ドラマが言ってた(たぶん))
許してくれはるまで、何べんでも言います!お母ちゃんを困らします!
堪忍な。うち、わがままな娘やねん。
福助のこと、お母ちゃんたちとおんなじぐらい好きなんや。
家族になりたいんだす。
シズさんそれは図々しいのでは……
「意地を張っていた」という設定は分かるけれど、あまりにも人格崩壊な昨日の怒りかた。
お客を紹介してくれたのに、余計なお世話と店先で怒鳴り、娘は絶対嫁がせないと一方的にわめいたのに、今日は突然の
みつえのこと、福助さんに嫁がしてやってもらわれへんやろか。
たった一人の娘やさかい、どないしても甘やかしてしもてまだまだ世間知らずやけど、心根だけはどこ出しても恥ずかしゅうない自慢の娘だす。
これからは福富のお二人の娘としてかわいがってやっとくなはれ。
いや、確かに、みつえちゃんは心根の優しいイイ子だと思うよ。
でも、ご寮さんの変わりようは人格に問題を感じるぞ……娘を頼む前に、もっと下から昨日の無礼をお菊さんに詫びてほしいな。
これをアッサリ(ほんとに)許したお菊さん、あんたの方が心広いわ(笑)
締めは祝言
ものすごい速さで祝言……。
これは、やはり、コロナの影響で撮影スケジュールが詰め詰めになってこんな感じになってしまったのだろうか。
舞台をもっと見たかったとか、この程度でヒロインのおかげ?とか、言っちゃいけないのかな。そうですか。
とりあえず……
一平の母に関する話はお預け。(スルーじゃないよね?)
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【おちょやん】
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※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
キャスト
竹井千代 – 杉咲花(子役期:毎田暖乃)
竹井テルヲ – トータス松本
竹井栗子 – 宮澤エマ
竹井ヨシヲ – 荒田陽向
岡田シズ – 篠原涼子
岡田宗助 – 名倉潤
岡田みつえ – 東野絢香(子役期:岸田結光)
岡田ハナ – 宮田圭子
富川菊 – いしのようこ
富川福松 – 岡嶋秀昭
富川福助 – 井上拓哉(子役期:松本和真)
かめ – 楠見薫
富士子 – 土居志央梨
節子 – 仁村紗和
玉 – 古谷ちさ
椿 – 丹下真寿美
ぼたん – 沢暉蓮
あやめ – 藤本くるみ
天海一平 – 成田凌(子役期:中須翔真)
初代 天海天海 – 茂山宗彦
須賀廼家千之助 – 星田英利
須賀廼家万太郎 – 板尾創路
熊田 – 西川忠志
大山鶴蔵 – 中村鴈治郎
高城百合子 – 井川遥
山村千鳥 – 若村麻由美
高峰ルリ子 – 明日海りお
小山田正憲 – 曽我廼家寛太郎
須賀廼家天晴 – 渋谷天笑
須賀廼家徳利 – 大塚宣幸
漆原要二郎 – 大川良太郎
石田香里 – 松本妃代
須賀廼家百久利 – 坂口涼太郎
宮元潔 – 西村和彦
宇野真理 – 吉川愛
若崎洋子 – 阿部純子
薮内清子 – 映美くらら
小暮真治 – 若葉竜也
片金平八 – 六角精児
守屋 – 渋谷天外
語り(黒衣)… 桂吉弥
スタッフ
◆制作統括 : 櫻井壮一、熊野律時
◆プロデューサー : 村山峻平
◆演出 : 梛川善郎、盆子原誠
◆脚本 : 八津弘幸
◆音楽 : サキタハヂメ
◆主題歌 : 秦基博「泣き笑いのエピソード」