成功してしまったなぁ……。やはりモデルは岡田嘉子と杉本良吉だったな……。
なんと、日本ではこの逃亡劇のおかげで樺太国境に近づくこと等を禁じる法律が出来たのである。
そして、この報道が伝わった頃には、もう……。
一平(成田凌)が預かっていた鶴亀家庭劇の準備金を持ち出した寬治(前田旺志郎)。大山社長をはじめ、鶴亀株式会社としても扱いに困っていた、その屈折した心をどうにかしたい千代(杉咲花)。しかし、寛治の態度はかたくなで、一筋縄ではいかない。そんなある日、新聞にある記事が載り、千代と一平は驚く。そして、そのことが千代の背中を押すことになった。千代は一平に相談し、寬治とあらためて話し合う時間をつくるのだった……
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「おちょやん」第16週「お母ちゃんて呼んでみ」第80話
感想
まぁ、こういう流れになるだろうことは知ってた。しかし千代の身の上は寛治とはだいぶ違わない?
私の不幸は私の不幸。あなたの不幸はあなたの不幸。
寛治を呼んできちんと座らせる千代と一平。
あのな、うちが生まれたんは南河内のものすご田舎でな…。
うちもお母ちゃんが早うに死んで、酒と博打ばっかりで、ろくに働きもせんクズみたいなお父ちゃんと……
という千代の身の上話は視聴者知ってた!!……けれど、改めて聞くとホントひどいな、テルヲ(笑)
しかし、以前から度々言っているけれど、寛治の身の上と千代はだいぶ違うよね。
お母ちゃんがどう出て行ったか知らない寛治は、母親についてだけ言えば千代よりちょっと不幸だし。父は役者として働いていたのだから父親に関しては千代よりちょっと恵まれている。……大雑把にジャッジするとそんな印象。
人の幸せも人の不幸も他人からは測れない。
私の不幸は私の不幸。あなたの不幸はあなたの不幸。
引き比べて自分の話をする人には違和感を持つ。
一平の話があって良かったな
しかし、一平の身の上の方が寛治に似ていると思っていたので、ちゃんとその話があったのは良かったな。
寛治も子どもっぽい受け取り方で、父から嫌われていると思い込んでいただけなのかも知れないし。
芝居の勉強してる時にな、家族連れのお客さんがみんなで笑て泣いてものすご楽しそうにしててな。
そないなどこにでもいてるような人たちのために芝居を作りたい思たんや。
俺は家庭いうもんを よう知らん。
けどな、この一座が俺の家庭や思てる。
だから……
寛治も家族になろう。
というイイ締め方。
ただ自分たちの不幸を話したかったわけではなく、一緒に暮らす家族として過去も知っておいて欲しかったという流れ。
これはこれでいいよね。
時代は太平洋戦争へ
もうここまで来てしまった……。
昭和16年12月8日。
このドラマではどう描かれるのか。
国策協力の舞台を作っていた記憶は、2人をどう苦しめるのか……。
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【おちょやん】
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※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
キャスト
竹井千代 – 杉咲花(子役期:毎田暖乃)
竹井テルヲ – トータス松本
竹井栗子 – 宮澤エマ
竹井ヨシヲ – 倉悠貴(子役期 : 荒田陽向)
岡田シズ – 篠原涼子
岡田宗助 – 名倉潤
岡田みつえ – 東野絢香(子役期:岸田結光)
岡田ハナ – 宮田圭子
富川菊 – いしのようこ
富川福松 – 岡嶋秀昭
富川福助 – 井上拓哉(子役期:松本和真)
かめ – 楠見薫
富士子 – 土居志央梨
節子 – 仁村紗和
玉 – 古谷ちさ
椿 – 丹下真寿美
ぼたん – 沢暉蓮
あやめ – 藤本くるみ
天海一平 – 成田凌(子役期:中須翔真)
初代 天海天海 – 茂山宗彦
須賀廼家千之助 – 星田英利
須賀廼家万太郎 – 板尾創路
熊田 – 西川忠志
大山鶴蔵 – 中村鴈治郎
高城百合子 – 井川遥
山村千鳥 – 若村麻由美
高峰ルリ子 – 明日海りお
小山田正憲 – 曽我廼家寛太郎
須賀廼家天晴 – 渋谷天笑
須賀廼家徳利 – 大塚宣幸
漆原要二郎 – 大川良太郎
石田香里 – 松本妃代
須賀廼家百久利 – 坂口涼太郎
宮元潔 – 西村和彦
宇野真理 – 吉川愛
若崎洋子 – 阿部純子
薮内清子 – 映美くらら
小暮真治 – 若葉竜也
片金平八 – 六角精児
守屋 – 渋谷天外
語り(黒衣)… 桂吉弥
スタッフ
◆制作統括 : 櫻井壮一、熊野律時
◆プロデューサー : 村山峻平
◆演出 : 梛川善郎、盆子原誠
◆脚本 : 八津弘幸
◆音楽 : サキタハヂメ
◆主題歌 : 秦基博「泣き笑いのエピソード」