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NHK朝ドラ【おちょやん】第90回(第18週 金曜日) 感想

一福の心は救わなくても自力で立ち直るってか。

「救済」は昨日の千代ちゃんの慰めで終了か。

うーーん……

 

まぁ……とにかくみつえちゃんが元気になって良かったよね……。

一平(成田凌)の電報で再結集した鶴亀家庭劇の面々。瓦礫の中でも芝居はできると、道頓堀の復興まで、旅一座として日本中を回るという新たな船出を決める。一方、亡き父・福助のトランペットと向き合おうとする一福。千代(杉咲花)は旅立つ前に、福富楽器店があった場所で、みつえと福助の結婚のきっかけとなった芝居「マットン婆さん」を公演したいと提案する。みつえに笑ってほしい。願いを込めて、千代は舞台に立つのだった……

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
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連続テレビ小説「おちょやん」第18週「うちの原点だす」第90話

NHK朝ドラ『おちょやん』感想

感想

笑う門には福が来るともうしまして。

生きてれば食わなきゃならないし、笑わなきゃならないし、苦しまなきゃならない。

みつえちゃん。
なんか、一番つらいのに寝込めなくて気の毒だけど、頑張って生きて。

みんな間違うたんだす


このセリフ。
他の人に言ってもらえば良くないかな。


福助や百久利は……許してくれるやろか。

当たり前やんか。
あんた、いつからそんな聖人君子になりなはった?


言うときますけどな、ああんたは芝居のこと以外どないしようもない人間だすで。

せやさかい間違えて当然や。
あんただけが間違うたんやあれへん。
みんな間違うたんだす。
間違うたままで立ち止まったらあかんのだす。


ちょっとでも正しいに変わるようにしんどうても前に進まなあかん。

それこそが喜劇やろ。


国策協力で戦争万歳演劇をやり続けた一平。

一平の苦悩はここにあった。

多くの芸術家がこの頃国策に協力した。

いつまでもそれに悩んでいては進めない。

……という風に持って行くのは素晴らしいのだが、当事者である千代が自分で自分を認めてしまうのは何だかな。

こここそ、御寮さんにこれを言ってもらうとか。

みつえちゃんか一福に「あなたたちは悪くない」と言ってもらうとか。

そういう方向だったら良かったのに。

自分自身で自分を許すのは大切なことだけれど、強すぎるな。

千代たちをあんたが救いますのや


ここで、このドラマ中の戦争で一番の悲劇を被ったみつえちゃんが笑ってあげることでヒロイン夫婦が救われる。

という流れはとてもよく分かるのだけれど。

御寮さんがまたもや千代ちゃんばかり心配しているように見えてしまう。

最初に来た時に「千代がどれだけ心配しているか」なんて言わせないで黙って娘を抱きしめてくれていれば、こんな感想持たずに済んだのに。

御寮さんをもっと上手く使ってほしいわ。

そして使われる一福


昨日も書いたけれど、一福は父に「玉砕」を推したんだよね。もっともっと傷ついていると思う。

……それとも、子どもは強くて単純だという話なのだろうか。

昨日の千代の言葉だけで一福は本当に立ち直っているのだろうか。

この人の人生が本当にトラウマだらけにならないといいけれど。

今やらな何のための喜劇や


とにかく。
家庭劇がこれを見ていた劇団関係者の心に火をつけたというのは、とても良かった。

万太郎の

うちらはいつでもいけまっせ。
今やらな何のための喜劇や。


には力強さと輝きがあった。

だよね……。

いつだって私たちは喜劇に救われる。

心があれば笑わないで生きていくなんてことはなかなか出来ないから。

この思いが戦後の復興に繋がるのはとてもいいよね。


しかし……

こうやってドサ回りに出て行くと一平の女関係が少なくなるなぁ……。

史実通りにやるのかしら。
……と、複雑にはなる旅立ち。

 

【おちょやん】
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※朝ドラレビューは基本的に簡単感想で。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
…テンプレだす…。

このドラマについてひと言ふた事書きたい、書いて下さるって方はぜひどうぞ。
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キャスト

竹井千代 – 杉咲花(子役期:毎田暖乃)

竹井テルヲ – トータス松本
竹井栗子 – 宮澤エマ
竹井ヨシヲ – 倉悠貴(子役期 : 荒田陽向)

岡田シズ – 篠原涼子
岡田宗助 – 名倉潤
岡田みつえ – 東野絢香(子役期:岸田結光)
岡田ハナ – 宮田圭子
富川菊 – いしのようこ
富川福松 – 岡嶋秀昭
富川福助 – 井上拓哉(子役期:松本和真)
かめ – 楠見薫
富士子 – 土居志央梨
節子 – 仁村紗和
玉 – 古谷ちさ
椿 – 丹下真寿美
ぼたん – 沢暉蓮
あやめ – 藤本くるみ

天海一平 – 成田凌(子役期:中須翔真)
初代 天海天海 – 茂山宗彦
須賀廼家千之助 – 星田英利
須賀廼家万太郎 – 板尾創路
熊田 – 西川忠志

大山鶴蔵 – 中村鴈治郎
高城百合子 – 井川遥
山村千鳥 – 若村麻由美
高峰ルリ子 – 明日海りお
小山田正憲 – 曽我廼家寛太郎
須賀廼家天晴 – 渋谷天笑
須賀廼家徳利 – 大塚宣幸
漆原要二郎 – 大川良太郎
石田香里 – 松本妃代
須賀廼家百久利 – 坂口涼太郎

宮元潔 – 西村和彦
宇野真理 – 吉川愛
若崎洋子 – 阿部純子
薮内清子 – 映美くらら

小暮真治 – 若葉竜也
片金平八 – 六角精児
守屋 – 渋谷天外

 

語り(黒衣)… 桂吉弥

スタッフ

◆制作統括 : 櫻井壮一、熊野律時
◆プロデューサー : 村山峻平
◆演出 : 梛川善郎、盆子原誠
◆脚本 : 八津弘幸
◆音楽 : サキタハヂメ
◆主題歌 : 秦基博「泣き笑いのエピソード」

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