栗子花籠説はTwitterではずいぶん前から言われていたけれど……。
なんや、そうなってしまったか(笑)
ラジオドラマ「お父さんはお人好し」のお母さん役に、竹井千代(杉咲花)を配役することを諦められない長澤(生瀬勝久)は、思い丈を全て千代にぶつけるのだった。一方で千代は、「お家はんと直どん」の千秋楽での自分の失態が脳裏から離れず、つらい思い出を引きずっていた。長澤の言葉に心揺さぶられるも断るのだった。その日の夕方、春子が嬉しそうな様子で学校から帰ってくる。春子の言葉が、千代の何かを動かそうとしていた……
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「おちょやん」第21週「竹井千代と申します」第105話
感想
ラスト一週間に向けて、千代の女優人生が再び花開く。切っ掛けは「家族」。
千代が得たくて得られなかったもの。
「どこにも行かんといて」
お帰り。千代おばちゃん。
私、できたで!
みんなの前でな、ちゃんと読めたで。
最初は緊張して手も足も震えてしもてどないしよて思たけど、千代おばちゃんに言われたとおりな大きい声で読み始めたら大丈夫になってん。
途中で字読み間違えてしもたんやけどな、ユキちゃんとチカちゃんが頑張りて言うてくれてな誰からも笑われへんかった。
千代おばちゃんのおかげや。
緊張して手も足も震えて声も裏返ったけれど、応援してくれる人の笑顔のありがたさと高揚感を知った初舞台。
春子の作文の話は、千代の最初の舞台を思い出す。
これからも私のそばにおってな。
どこにも行かんといてな。
これは、千代自身がずっと叫び続けて来た言葉であり。
寛治もそうだったなぁ……と思い出す。
一平も。
一平は、結局、家族を得たいうよりも、縛られたように見えてならない。自分で選んだ道だけれど。
そして、千代は今、柔らかくそれを得ている……。
花籠
栗子花籠説はツイッターではだいぶ前から噂されていた。
私は「ない」の方。
栗子さんは「生きるためには何でも売って」きたほど貧しかったはず……。
なので、芝居なんて観に行く余裕はなかったと思うのね。子どももいたことだし。
それに、栗子というキャラクターにそんなに善人になって欲しくなかったんだ。
たぶん、憎んでいたかった。
今持っているこの違和感は、テルヲが突然イイ人化した晩年の一週間に対する気持ちに似ている。
でも、まぁ……
千代がそれで幸せになれるなら、いいじゃん。
そのくらいの気持ちで見た。
納得はしてない(笑)
うちは役者しかでけへん人間だす
よくよく考えたら、「ほげた」使いの娘だった千代。
ほげた達者な小娘がほげたで商売するようになった。
まさに天職だった役者。
失敗したら、すぐにツッコんで笑いに変えてくれる当郎さんも付いている。
みんな優しい人たち。
何も臆することは無い。
たったいっぺん辛いことがあったからて、それが何だすね。
こないなあほに温かい声をかけてくださり、こないしてまたもっぺん芝居する機会を与えてくれはって、皆さん、ほんまにおおきにありがとさんでございます。
うちは役者しかでけへん人間だす。
もう二度と辞めるようなまねはいたしまへん。
一生芝居 気張らしてもらいます。
どうぞ、よろしゅうお頼申します!
本当に写真だけの出演なのか。天海姐さん(笑)
さあ、ラスト一週間に向けて……。
|
|
【おちょやん】
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10
11 12 13 14 15
16 17 18 19 20
21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
31 32 33 34 35
36 37 38 39 40
41 42 43・44 45
46 47 48 49 50
51 52 53 54 55
56 57 58 59 60
61 62 63 64 65
66 67 68 69 70
71 72 73 74 75
76 77 78 79 80
81 82 83 84 85
86 87 88 89 90
91 92 93 94 95
96 97 98 99 100
101 102 103 104 105
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
キャスト
竹井千代 – 杉咲花(子役期:毎田暖乃)
竹井テルヲ – トータス松本
竹井栗子 – 宮澤エマ
竹井ヨシヲ – 倉悠貴(子役期 : 荒田陽向)
岡田シズ – 篠原涼子
岡田宗助 – 名倉潤
岡田みつえ – 東野絢香(子役期:岸田結光)
岡田ハナ – 宮田圭子
富川菊 – いしのようこ
富川福松 – 岡嶋秀昭
富川福助 – 井上拓哉(子役期:松本和真)
かめ – 楠見薫
富士子 – 土居志央梨
節子 – 仁村紗和
玉 – 古谷ちさ
椿 – 丹下真寿美
ぼたん – 沢暉蓮
あやめ – 藤本くるみ
天海一平 – 成田凌(子役期:中須翔真)
初代 天海天海 – 茂山宗彦
須賀廼家千之助 – 星田英利
須賀廼家万太郎 – 板尾創路
熊田 – 西川忠志
大山鶴蔵 – 中村鴈治郎
高城百合子 – 井川遥
山村千鳥 – 若村麻由美
高峰ルリ子 – 明日海りお
小山田正憲 – 曽我廼家寛太郎
須賀廼家天晴 – 渋谷天笑
須賀廼家徳利 – 大塚宣幸
漆原要二郎 – 大川良太郎
石田香里 – 松本妃代
須賀廼家百久利 – 坂口涼太郎
宮元潔 – 西村和彦
宇野真理 – 吉川愛
若崎洋子 – 阿部純子
薮内清子 – 映美くらら
小暮真治 – 若葉竜也
片金平八 – 六角精児
守屋 – 渋谷天外
語り(黒衣)… 桂吉弥
スタッフ
◆制作統括 : 櫻井壮一、熊野律時
◆プロデューサー : 村山峻平
◆演出 : 梛川善郎、盆子原誠
◆脚本 : 八津弘幸
◆音楽 : サキタハヂメ
◆主題歌 : 秦基博「泣き笑いのエピソード」