しつこいくらいに「お母ちゃんって呼べし」を繰り返す千代。
この時代の30歳じゃ、子ども欲しいだろうな……と同時に
ヨシヲとの時間を取り戻したいんだろうな……。
鶴亀株式会社の熊田に頼まれ、父親を亡くし、身寄りのない松島寬治(前田旺志郎)を一か月ほど預かることになった千代(杉咲花)と一平(成田凌)。一見すると天真らんまんな寛治の振る舞いにどことなく違和感をおぼえる千代。それでも身の上を思いお母ちゃんのように振る舞おうとする。ある日、福富楽器店で寛治は、戦争ごっこ好きの息子とかみ合わない福助から、吹いてみたいとトランペットを拝借する。しかし手を滑らせてしまい…
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「おちょやん」第16週「お母ちゃんて呼んでみ」第77話
感想
寛治はどう見ても心配するほど子どもじゃないだろう…と思うわけだが、ヨシヲがどこか行っちゃったことを振り返るとねぇ……どこにも行ってほしくないよね。
道迷ってしもて
ちょっと寛治がお使いに行って帰りが遅かったくらいで、オロオロ心配する千代。
うちのこと、お母ちゃんて呼び。
というニヤケ顔には、からかっているように見せかけて「呼んで欲しくて欲しくて欲しくて……」が恋のように表れる。
産めよ増やせよの時代に子どもが居ないのは肩身が狭かろう、それ以上に千代は「世話焼き」である。子供の世話もしたいだろう。
そして何より、ヨシヲを失った穴を埋めたい。
これがきっと一番大きい。
しかし、寛治は一筋縄では行かなそう。
福富で楽器を落として見せたように、買い物の帰りが遅いのも芝居だろうし。
食えない……。
無反応の一平
あんたのお母ちゃん、どないしてはんの?
知らん。
ずっとお父ちゃんと2人やったし。
会うたことあれへんし、生きてんのか死んでんのかも分かれへん。
この状態は一平に近いんだけれどな。
一平は寛治に同情も反応もしない。
どうせ、ひと月だけのつきあいなんや。
極めてクール。
同じような子供だからこそ、こういう反応になるのかな。
小暮さんと百合子さん
逢いたかった2人がキターーーー!!
って展開だけれど、どうも2人は駆け落ち中っぽい。
この2人が何か盗んだとも思えないし、警察が追っているのは小暮君の実家から捜索願でも出ているのかなぁと。
そうじゃなければ、思想の問題?
次第に嫌な時代が近づいてくる。
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【おちょやん】
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※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
キャスト
竹井千代 – 杉咲花(子役期:毎田暖乃)
竹井テルヲ – トータス松本
竹井栗子 – 宮澤エマ
竹井ヨシヲ – 倉悠貴(子役期 : 荒田陽向)
岡田シズ – 篠原涼子
岡田宗助 – 名倉潤
岡田みつえ – 東野絢香(子役期:岸田結光)
岡田ハナ – 宮田圭子
富川菊 – いしのようこ
富川福松 – 岡嶋秀昭
富川福助 – 井上拓哉(子役期:松本和真)
かめ – 楠見薫
富士子 – 土居志央梨
節子 – 仁村紗和
玉 – 古谷ちさ
椿 – 丹下真寿美
ぼたん – 沢暉蓮
あやめ – 藤本くるみ
天海一平 – 成田凌(子役期:中須翔真)
初代 天海天海 – 茂山宗彦
須賀廼家千之助 – 星田英利
須賀廼家万太郎 – 板尾創路
熊田 – 西川忠志
大山鶴蔵 – 中村鴈治郎
高城百合子 – 井川遥
山村千鳥 – 若村麻由美
高峰ルリ子 – 明日海りお
小山田正憲 – 曽我廼家寛太郎
須賀廼家天晴 – 渋谷天笑
須賀廼家徳利 – 大塚宣幸
漆原要二郎 – 大川良太郎
石田香里 – 松本妃代
須賀廼家百久利 – 坂口涼太郎
宮元潔 – 西村和彦
宇野真理 – 吉川愛
若崎洋子 – 阿部純子
薮内清子 – 映美くらら
小暮真治 – 若葉竜也
片金平八 – 六角精児
守屋 – 渋谷天外
語り(黒衣)… 桂吉弥
スタッフ
◆制作統括 : 櫻井壮一、熊野律時
◆プロデューサー : 村山峻平
◆演出 : 梛川善郎、盆子原誠
◆脚本 : 八津弘幸
◆音楽 : サキタハヂメ
◆主題歌 : 秦基博「泣き笑いのエピソード」