NHK朝ドラ【おちょやん】第110回(第22週 金曜日) 感想

静子は「祥子」であり、一日30分だけの娘。

 

それでも千代は抱きしめる。。

 

達観、とはすなわち成長…。

 

「お父さんはお人好し」の1時間特別版の放送当日。放送開始30分前にようやく最終原稿が届く。入院していた脚本家の長澤(生瀬勝久)自らが持ってきたのだった。長澤をねぎらう千代(杉咲花)と当郎(塚地武雅)だったが、すぐに放送準備に入るのだった。この日の物語は、戦争で大陸に渡った夫と終戦後も音信不通だった次女・乙子に医者との縁談が持ち上がるというもの。戦争未亡人に焦点を当てた話にラジオの前の聴衆も息をのむ…

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
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連続テレビ小説「おちょやん」第22週「うちの大切な家族だす」第110話

NHK朝ドラ『おちょやん』感想

感想

「お母ちゃん」と日本中から呼ばれても。

本当の子供はいなかった。

千代が本当の母になる日。

戦争未亡人


「お父さんはお人好し」1時間スペシャルの内容は、戦争未亡人である乙子への縁談。

第30話のタイトルは「1ダースのおかえりなさい」。

世間にはお前みたいな戦争未亡人はたんといてはるよってな。

為雄さんかて許してくれはりますやろ。

ラジオドラマを聞いている みつえの表情。

当時は、この企画はデリケートな問題だっただろうなぁと推測する。

帰らない夫をまだあきらめられない人。すでにあきらめかけていた人。様々だっただろうから。

そういう人たちが、ドラマの顛末を夢中になって聞くよね。

結局、為雄さんが帰還して来て、縁談を進めていたお父さんは大慌てで記憶喪失を装う。

みんなで「為雄さん、お帰りなさい」で閉める。

ホッとした人、モヤモヤした人。笑った人……。

感想は人それぞれなれど、番組は高聴率を獲得した。

「お母ちゃん」へのファンレターで溢れる現場。

そして母になる


栗子さんが亡くなって。

仏壇の前から動けない春子に千代は言う。

なあ、春ちゃん。
あんな……うちとほんまの親子になれへんか?


あんたを養子にしたいねん。

形なんか関係あれへんかも分かれへんけどな、うちはきちんと春ちゃんの……

春子のお母さんになりたい。


血の繋がりなんてどうでもいい。

ずっと疑似家族の中で暮らしてきた。

でも

ずっと「お母ちゃん」と呼ばれたかったのは事実。

春子を抱きしめる。
そして抱きしめられる。


親が子どもにしてあげられるのは、抱きしめてあげることくらい。

昨夜見ていた再放送の『透明なゆりかご』を思い出す。

NHKドラマ10『透明なゆりかご』最終回と総括感想
僕は治療すべきだと思います。でも、それは僕が医者だからです。医者は最後まで治療の可能性に拘ります。それが命を平等に扱う事だと考えます。ですが、家族はたった一人の、大切なその人の事を思って決めればいいと思います。正解も不正解もありません。周り...

 

【おちょやん】
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※朝ドラレビューは基本的に簡単感想で。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
…テンプレだす…。

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キャスト

竹井千代 – 杉咲花(子役期:毎田暖乃)

竹井テルヲ – トータス松本
竹井栗子 – 宮澤エマ
竹井ヨシヲ – 倉悠貴(子役期 : 荒田陽向)

岡田シズ – 篠原涼子
岡田宗助 – 名倉潤
岡田みつえ – 東野絢香(子役期:岸田結光)
岡田ハナ – 宮田圭子
富川菊 – いしのようこ
富川福松 – 岡嶋秀昭
富川福助 – 井上拓哉(子役期:松本和真)
かめ – 楠見薫
富士子 – 土居志央梨
節子 – 仁村紗和
玉 – 古谷ちさ
椿 – 丹下真寿美
ぼたん – 沢暉蓮
あやめ – 藤本くるみ

天海一平 – 成田凌(子役期:中須翔真)
初代 天海天海 – 茂山宗彦
須賀廼家千之助 – 星田英利
須賀廼家万太郎 – 板尾創路
熊田 – 西川忠志

大山鶴蔵 – 中村鴈治郎
高城百合子 – 井川遥
山村千鳥 – 若村麻由美
高峰ルリ子 – 明日海りお
小山田正憲 – 曽我廼家寛太郎
須賀廼家天晴 – 渋谷天笑
須賀廼家徳利 – 大塚宣幸
漆原要二郎 – 大川良太郎
石田香里 – 松本妃代
須賀廼家百久利 – 坂口涼太郎

宮元潔 – 西村和彦
宇野真理 – 吉川愛
若崎洋子 – 阿部純子
薮内清子 – 映美くらら

小暮真治 – 若葉竜也
片金平八 – 六角精児
守屋 – 渋谷天外

 

語り(黒衣)… 桂吉弥

スタッフ

◆制作統括 : 櫻井壮一、熊野律時
◆プロデューサー : 村山峻平
◆演出 : 梛川善郎、盆子原誠
◆脚本 : 八津弘幸
◆音楽 : サキタハヂメ
◆主題歌 : 秦基博「泣き笑いのエピソード」

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