NHK朝ドラ【おちょやん】第79回(第16週 木曜日) 感想

高城百合子のモデルは昭和初期の女優・岡田嘉子だと言われている。

自由を求めて実際にソ連へ逃亡した大胆な女性である。

 

その時、共にソビエトへ逃亡した活動家であり演出家の杉本良吉の運命……はGoogleって。

思想や言論を取り締まる秘密警察、特別高等警察に追われる身となっていた高城百合子(井川遥)と小暮真治(若葉竜也)。千代(杉咲花)と一平(成田凌)は、二人を何とかかくまおうと試みるが、居場所を突き止められ、家の中に踏み込まれてしまう。平然と知らないと言い張るものの、家捜しの手をゆるめない特高警察にじりじりと追い詰められていく千代。最後の抵抗もむなしく、二階の押し入れを無理矢理こじ開けられてしまい…

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
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連続テレビ小説「おちょやん」第16週「お母ちゃんて呼んでみ」第79話

NHK朝ドラ『おちょやん』感想

感想

小暮さん……。

きっともう二度とこのドラマに登場することはないのだろうな。

とても優しい空気を漂わせた人で。
若葉くん、とっても良かった。

小暮さんには幸せになって欲しかった。

千代の押し入れ


昨日は、杉咲花ちゃんの演技は素晴らしいけれど、千代の演技はわざとらしい、みたいなことを言ってしまい、まことに申し訳ありませんでした。

千代は「わざとらしく隠しているように見える演技で押入れを開けさせようとしていた」のだった。

つまり、「わざとらしく隠しているように見える演技で押入れを開けさせようとしていた千代」の演技をした杉咲花ちゃんは、やはり素晴らしい。


しかし……。家、狭いのに。

一か八かやったけど、寛治にも押し入れに隠れるよう頼んだんだす。

先に1人見つかったらその奥に隠れてる2人のことは目につかんようなる思て。うまいこといったわ。

押し入れ、めっちゃ広そうやん。
ナルニア国に行けるんとちゃうか……。

千代が、寛治は偉い軍人の隠し子だと言い訳するのに使った階級章の小道具。

これも愛国もんの芝居やってたおかげだすわ。

まぁ……
国策協力も悪いことばかりじゃないでしょ。みたいな感じで納まった。

それとこれとは違うけど。

楽しいと思って、みんなが笑ってくれる芝居なら何でもいいという千代。

基本は「人のため」。
それは「国のため」にも利用されやすいかも知れないと、しみじみ思う。


対する高城百合子は自分がやりたい芝居をしたい。

基本は「自分のため」。
「国のため」に利用はされないという決心は、いずれ後悔に結びつくかも知れない。

人生は、通ってみないと分からないよね。

まさに「冒険だ」。

反抗期の寛治


会社から出ていた芝居の準備金を隠していた寛治。

千代さんも一平さんもええ人や。

せやさかい、見てていらつくねん。
そうやって、ええ顔してきれい事並べてるやつほど、ほんまは自分のことしか考えてへん。


自分が気持ちよくなりたいから、「人のため」に動いている。

つまりは誉められたい。自己顕示欲の塊やと寛治は言うのである。


まぁな……寛治は子どもだから、そんな風に思ってしまうのも分かる。

けれども、そういう人間も世の中には居て、たとえ承認欲求の塊だろうが自己顕示欲だろうが、ちゃんと動いてくれるから動かなくて済む人間も存在できるわけよ。

そして、そういう存在とはまた別に、「親」という人はやりたくなくても子供の始末をつけなきゃならないんね。

お千代の性分は基本、そこにある。「お母ちゃん気質」。

高城百合子と小暮くんのモデル



冒頭でも書いたけれど、高城百合子のモデルは恐らく岡田嘉子さん。

岡田さんは戦後日本に帰国して、あの『男はつらいよ』にも出演されている。

岡田嘉子|松竹映画『男はつらいよ』公式サイト
松竹映画『男はつらいよ』シリーズは、山田洋次原作・脚本・監督(一部作品除く)・渥美清主演で1969年に第1作が公開され、以後1995年までの26年間に全48作品が公開された国民的人気シリーズです。


この朝ドラで、そこまでやるかな。

その時、小暮さんはドラマ上ではどうなっているのかな……。

 

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※朝ドラレビューは基本的に簡単感想で。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
…テンプレだす…。

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キャスト

竹井千代 – 杉咲花(子役期:毎田暖乃)

竹井テルヲ – トータス松本
竹井栗子 – 宮澤エマ
竹井ヨシヲ – 倉悠貴(子役期 : 荒田陽向)

岡田シズ – 篠原涼子
岡田宗助 – 名倉潤
岡田みつえ – 東野絢香(子役期:岸田結光)
岡田ハナ – 宮田圭子
富川菊 – いしのようこ
富川福松 – 岡嶋秀昭
富川福助 – 井上拓哉(子役期:松本和真)
かめ – 楠見薫
富士子 – 土居志央梨
節子 – 仁村紗和
玉 – 古谷ちさ
椿 – 丹下真寿美
ぼたん – 沢暉蓮
あやめ – 藤本くるみ

天海一平 – 成田凌(子役期:中須翔真)
初代 天海天海 – 茂山宗彦
須賀廼家千之助 – 星田英利
須賀廼家万太郎 – 板尾創路
熊田 – 西川忠志

大山鶴蔵 – 中村鴈治郎
高城百合子 – 井川遥
山村千鳥 – 若村麻由美
高峰ルリ子 – 明日海りお
小山田正憲 – 曽我廼家寛太郎
須賀廼家天晴 – 渋谷天笑
須賀廼家徳利 – 大塚宣幸
漆原要二郎 – 大川良太郎
石田香里 – 松本妃代
須賀廼家百久利 – 坂口涼太郎

宮元潔 – 西村和彦
宇野真理 – 吉川愛
若崎洋子 – 阿部純子
薮内清子 – 映美くらら

小暮真治 – 若葉竜也
片金平八 – 六角精児
守屋 – 渋谷天外

 

語り(黒衣)… 桂吉弥

スタッフ

◆制作統括 : 櫻井壮一、熊野律時
◆プロデューサー : 村山峻平
◆演出 : 梛川善郎、盆子原誠
◆脚本 : 八津弘幸
◆音楽 : サキタハヂメ
◆主題歌 : 秦基博「泣き笑いのエピソード」

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