岡安の女将シズ(篠原涼子)の機転によって、父テルヲ(トータス松本)と借金取りに捕まらず、大阪・道頓堀を飛び出した千代(杉咲花)。大脱走劇から一夜明け、たどり着いたのは京都だった。一文無しの千代は一刻も早く働き口を見つけ、稼がなくてはならない。口入れ屋に紹介された場所に急行する千代。その店は自分のことを「監督」と呼ぶ宮元(西村和彦)が営むクセの強いカフェーだった…
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「おちょやん」第5週「女優になります」第21話
感想
昨年度の末、借金取りと毒親・テルヲの呪いから逃れるために、お船に乗せられて道頓堀を離れた千代ちゃん。千代ちゃんは、そのあと舟を降りて大阪駅へと向かいました。行く当てもなく汽車に乗った千代ちゃんが降り立ったのは……京都どす。
着いた所は京都でござい。
本年もよろしくお願いいたします。
行き先知らず
今すぐ働きたい言われてもなあ。
どこのどなたさんとも分からん娘をそない簡単に雇てくれるとこなかなかあらへんわ。
だよね。
私ゃ、御寮さんは何か紹介状でも付けてくれたのだと思い込んでいたので、これにはいささかビックリしたわ(笑)
この当時のことは当然この当時にタイムスリップしなきゃ分からんわけだけれど、上から下に至るまで、やはり女性は男性よりも仕事を探すのには不利だったことだろう。現代よりも、もっと、ずっと。
……ということで、行きついたのは
女優&キャバ嬢
雇ってくれたのは、カフェー 「キネマ」。
うさんくさい(でも弱い)店長に西村和彦さん、最高じゃんね。
何ちゅうてもやで、うちの店にはほんまもんの女優さんがいてるし。
撮影所の人間もぎょうさん来んねんな~。
要するに、女給さんをやっている内に、カフェーに来た映画関係者がスカウトしてくれやすい店……みたいな感じらしい。とくに斡旋しているわけではないんだな。ちょっと安心……。
とは、思ったけれど、やはり「女給さん」はお触りに耐えなくてはならないらしい。
当時のカフェーはいわばキャバレーの元祖でこういうお店があちこちに増えていました。
NHK朝の連続テレビ小説「おちょやん」も始まりましたが、京都のカフェーの女給役がたくさん出演します。
— 淡交社 出版営業部 (@tankosha_bs) December 3, 2020
カフェーって何?
カフェと何が違うの?
という疑問はこの本を読めば解決です。
『幻の「カフェー」時代 夜の京都のモダニズム』
(東京Y)#淡交社 #カフェー #朝ドラ #おちょやん pic.twitter.com/3EFUZy7bZS
何も知らずこの道に足を踏み入れた千代は目を白黒……だが、
これも生きるためや。やるしかあれへん。
よっしゃ!
どっからでもかかってきい!
と開き直る強さよ、素晴らしい。
そして、無体を働くおっさんへの処置も素晴らしい。
お茶子の時もあないな旦那さんがよういててな。ほんで、大概ご寮人さんに頭上がれへんさかい、こっそり時計の針進めといたら皆 慌てて帰るよって。
さすが「ほげた」が達者な千代ちゃんは京都へ来ても健在ですわ。
100倍返しや。
京都編の女優さんたちの艶やかさ
阿部純子さんも吉川愛ちゃんも、ほんと、出てくるたびに艶やかで可愛くてウキウキしてしまう。
これから若村麻由美さんも出てくるんだよねぇ(月影先生役で(違))
楽しみだな。
とりあえず、新年初回は先への楽しみでいっぱい。
【おちょやん】
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※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
キャスト
竹井千代 – 杉咲花(子役期:毎田暖乃)
竹井テルヲ – トータス松本
竹井栗子 – 宮澤エマ
竹井ヨシヲ – 荒田陽向
岡田シズ – 篠原涼子
岡田宗助 – 名倉潤
岡田みつえ – 東野絢香(子役期:岸田結光)
岡田ハナ – 宮田圭子
富川菊 – いしのようこ
富川福松 – 岡嶋秀昭
富川福助 – 井上拓哉(子役期:松本和真)
かめ – 楠見薫
富士子 – 土居志央梨
節子 – 仁村紗和
玉 – 古谷ちさ
椿 – 丹下真寿美
ぼたん – 沢暉蓮
あやめ – 藤本くるみ
天海一平 – 成田凌(子役期:中須翔真)
初代 天海天海 – 茂山宗彦
須賀廼家千之助 – 星田英利
須賀廼家万太郎 – 板尾創路
熊田 – 西川忠志
大山鶴蔵 – 中村鴈治郎
高城百合子 – 井川遥
山村千鳥 – 若村麻由美
高峰ルリ子 – 明日海りお
小山田正憲 – 曽我廼家寛太郎
須賀廼家天晴 – 渋谷天笑
須賀廼家徳利 – 大塚宣幸
漆原要二郎 – 大川良太郎
石田香里 – 松本妃代
須賀廼家百久利 – 坂口涼太郎
宮元潔 – 西村和彦
宇野真理 – 吉川愛
若崎洋子 – 阿部純子
薮内清子 – 映美くらら
小暮真治 – 若葉竜也
片金平八 – 六角精児
守屋 – 渋谷天外
語り(黒衣)… 桂吉弥
スタッフ
◆制作統括 : 櫻井壮一、熊野律時
◆プロデューサー : 村山峻平
◆演出 : 梛川善郎、盆子原誠
◆脚本 : 八津弘幸
◆音楽 : サキタハヂメ
◆主題歌 : 秦基博「泣き笑いのエピソード」
コメント
女優になります>『おちょやん』第20話
バタバタしている間に年末年始が終了。 気付けばもう朝ドラも休み明け。 2021年は例の騒動が何とか収まって もう少し過ごしやすい日々が戻って来ますように!。 せめて「日常」を保つためにブログを続けたいと思います。 どうぞ、よろしくお願い致します。 …ひじゅにですが何か? 「はい…やのうて、へえ…やのうて、はい!」by千代 ↑道頓堀にいた時と逆。 最初の…
連続テレビ小説「おちょやん」 (第21回・2021/1/4) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『おちょやん』(公式サイト) 第21回/第5週『女優になります』の感想。 ※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。 ※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。 岡安の女将シズ(篠原涼子)の機転によって、父テルヲ(トータス松本)と借金取りに捕まらず、大阪・道頓堀を飛び出した千代(杉咲花)。…