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NHK朝ドラ【おちょやん】第92回(第19週 火曜日) 感想

いつかチャップリンのように言葉が通じなくても世界中の人を笑わせる……。

戦争ど真ん中のあの時期に、そんな夢を語っていた万太郎さんを思い出す。

 

パントマイム、無声、通じない言葉。

ここに至る伏線。

 

道頓堀喜劇の復活のため、新しい劇団・鶴亀新喜劇を一平に託すという大山社長(中村鴈治郎)の決意。目の当たりにした千代(杉咲花)は、悩む一平をよそに、活気ある道頓堀を取り戻すという思いを強くする。一方、万太郎一座には大変なことが起こっていた。万太郎(板尾創路)はあることが原因で、舞台にもう立てない状態だった…。1日限りの最後の舞台。執念の芝居を繰り広げる万太郎。隣には千之助(星田英利)の姿があった……

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
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連続テレビ小説「おちょやん」第19週「その名も、鶴亀新喜劇や」第92話

NHK朝ドラ『おちょやん』感想

感想

よっ!喜劇王・須賀廼家万太郎!!

いい最期だったな。

まさに、役者冥利に尽きる。

死んでも生き続ける


分かった。万太郎兄さん。
まあ、これからもきっと皆ものう、万太郎兄さん思い出して笑いよるわい。


兄さん、そうやってず~っと生きていくんじゃ。

自分の人生の中で、テレビで映画で舞台で見て来た人たちが亡くなるたびに思う。

でも、この人たちはずっと生きている。

この人たちが亡くなっても、その創作物は消えないし。もし、テープやフィルムやデータや…そんなものがことごとく消されてしまったとしても、その記憶は私たちの中に残る。

楽しかったこと、切なかったこと、美しかったこと。ずっと残る。

芸人の芸は死ぬことが無い。


万太郎を演じた板尾さんの表情も私は忘れないぞ。

素晴らしいね、板尾創路。

声を失う


万太郎さんは戦中に千代に向かって言っていた。

言葉が通じなくても世界中の人を笑わせることが出来る。

あのシーンは印象的だった。

まさに言葉を失った今、それでも万太郎さんは戦後の日本に笑いを提供している。

ね、笑いほど通じ合える芸はないよね。


千之助を追い出したのは「卒業」だったのだろうけれど(追い出し方はエゲツなかったけれど)、最期はその千之助の助けで人生の千秋楽を飾る。

なんと凄い人生よ。

史実のモデル・曾我廼家五郎


万太郎のモデルとされる曾我廼家五郎も喉頭がんで亡くなっている。

晩年は声が出なくなっても舞台に立ち続けた。享年71。

松竹新喜劇が発足したのはその一月後。

ドラマでは、これから曾我廼家一派と一平たちのゴタゴタが描かれそう。

 

【おちょやん】
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※朝ドラレビューは基本的に簡単感想で。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
…テンプレだす…。

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キャスト

竹井千代 – 杉咲花(子役期:毎田暖乃)

竹井テルヲ – トータス松本
竹井栗子 – 宮澤エマ
竹井ヨシヲ – 倉悠貴(子役期 : 荒田陽向)

岡田シズ – 篠原涼子
岡田宗助 – 名倉潤
岡田みつえ – 東野絢香(子役期:岸田結光)
岡田ハナ – 宮田圭子
富川菊 – いしのようこ
富川福松 – 岡嶋秀昭
富川福助 – 井上拓哉(子役期:松本和真)
かめ – 楠見薫
富士子 – 土居志央梨
節子 – 仁村紗和
玉 – 古谷ちさ
椿 – 丹下真寿美
ぼたん – 沢暉蓮
あやめ – 藤本くるみ

天海一平 – 成田凌(子役期:中須翔真)
初代 天海天海 – 茂山宗彦
須賀廼家千之助 – 星田英利
須賀廼家万太郎 – 板尾創路
熊田 – 西川忠志

大山鶴蔵 – 中村鴈治郎
高城百合子 – 井川遥
山村千鳥 – 若村麻由美
高峰ルリ子 – 明日海りお
小山田正憲 – 曽我廼家寛太郎
須賀廼家天晴 – 渋谷天笑
須賀廼家徳利 – 大塚宣幸
漆原要二郎 – 大川良太郎
石田香里 – 松本妃代
須賀廼家百久利 – 坂口涼太郎

宮元潔 – 西村和彦
宇野真理 – 吉川愛
若崎洋子 – 阿部純子
薮内清子 – 映美くらら

小暮真治 – 若葉竜也
片金平八 – 六角精児
守屋 – 渋谷天外

 

語り(黒衣)… 桂吉弥

スタッフ

◆制作統括 : 櫻井壮一、熊野律時
◆プロデューサー : 村山峻平
◆演出 : 梛川善郎、盆子原誠
◆脚本 : 八津弘幸
◆音楽 : サキタハヂメ
◆主題歌 : 秦基博「泣き笑いのエピソード」

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