NHK朝ドラ【おちょやん】第39回(第8週 木曜日) 感想

分かるはずないやろ。

人の苦しみがそない簡単に分かってたまるか。

どんだけ知ったふうな口たたいてもお前の苦しみはお前にしか分かれへん。

 

大部屋仲間の弥生が鶴亀撮影所を解雇され、所長の片金(六角精児)に抗議した千代(杉咲花)は、逆に役者として覚悟が足りないと説教を受ける。落ち込む千代だったが、テルヲ(トータス松本)の悪いうわさを耳にし、カフェーに戻ると、部屋から千代の通帳と印鑑を持ち出そうとするテルヲと鉢合わせる。詰問する千代。開き直るテルヲ。今までの話は全て嘘で、テルヲの借金まみれの生活が暴露され、修羅場と化す。ついに千代は……

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
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連続テレビ小説「おちょやん」第8週「あんたにうちの何がわかんねん!」第39話

NHK朝ドラ『おちょやん』感想

感想

知ってはいたけれど、想定外のクズ丸出し……。

いや、実際には3度目じゃないの。

それでも受け入れちゃうの。
本当に恐ろしい親という存在。

正体バレる


千代が周りにきちんと話してこなかったから伝わらなかったテルヲの酷さが、やっと目に見える形で周囲にバレた。

開き直ったクズの言い分は想定以上のクズさだった。


父親が困っとんねん。

ヨシヲのために貯めたんやったら余計や。
どうせあいつはもう現れやぃん。


父ちゃんでさえおまんの名前見てこねして来たんやないかい。
ヨシヲかて絶対気ぃ付くはずや。


それが現れやぃんいうことは、もうおまんに会う気はあれへんか

どっかで野たれ死んどるかや。

大体な、おまんが女優としてもっとパッとしとったらこねなはした金でガタガタ言うことあれへんねん。

期待して損したわ。


なんというか……。

よくある「ひどい親」でも、天邪鬼でつい酷いことを言ってしまうようなキャラだったら、例えちょっとDV気味だとしても「不器用で気の毒な愛しさ」は出るじゃん。

テルヲの場合はそうではないんだよね。

本当に心からクズなんだよね……。

本物のサイコパスの素質あるわ。

ええわ…もうええ。
それ持っていき。


それでこそわいの娘や。

ちゃう。
うちらはもう親子やあれへん。
うちらをつなげてんのは血やのうてお金や。

金の切れ目が縁の切れ目や。

銭を投げて拾わせる千代ちゃん、よくやった。


でも、もう親じゃないって言うのは3度目やで。

なかなか切れないなぁ。縁。

父が去ってプロポーズ



捨てる(自分から)神(くず)あれば拾う神あるで。

実家へ帰る決心をした小暮くんからプロポーズされた千代ちゃん。


私だったら、フラフラとついて行くけどね。

おやじとおふくろにはさ千代ちゃんのこと前から話してるんだ。すてきな女優さんがいるって。

もし千代ちゃんが僕の申し出を受け入れてくれたら2人とも本当に喜んでくれると思う。

おやじは頑固だけど根は優しいからきっと千代ちゃんもすぐに仲よくなれると思うよ。


とは言え、小暮家は名家らしいから……。

こんな家に嫁いだら大変そうだな。

そして、親父も呼んで僕が面倒みると言った時点で、やっぱり甘いな。小暮くん。

夢のある場所


そこでなぜか一平の再登場である。

何も知らんくせに偉そなこと言うな!
あんたにうちの何が分かんねんな!


分かるはずないやろ。
人の苦しみがそない簡単に分かってたまるか。


どんだけ知ったふうな口たたいてもお前の苦しみはお前にしか分かれへん。

俺の苦しみはお前なんかには絶対に分かれへん。

そやから俺は芝居すんねん。

芝居してたらそういうもんがちょっとは分かる気がする。

分かってもらえる気がする。


一平は知っているんだよね。

舞台の上から見る、あの輝きを。


それは千代も体験した輝き。

だから、やめられない。


安定か。夢か。

 

【おちょやん】
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※朝ドラレビューは基本的に簡単感想で。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
…テンプレだす…。

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キャスト

竹井千代 – 杉咲花(子役期:毎田暖乃)

竹井テルヲ – トータス松本
竹井栗子 – 宮澤エマ
竹井ヨシヲ – 荒田陽向

岡田シズ – 篠原涼子
岡田宗助 – 名倉潤
岡田みつえ – 東野絢香(子役期:岸田結光)
岡田ハナ – 宮田圭子
富川菊 – いしのようこ
富川福松 – 岡嶋秀昭
富川福助 – 井上拓哉(子役期:松本和真)
かめ – 楠見薫
富士子 – 土居志央梨
節子 – 仁村紗和
玉 – 古谷ちさ
椿 – 丹下真寿美
ぼたん – 沢暉蓮
あやめ – 藤本くるみ

天海一平 – 成田凌(子役期:中須翔真)
初代 天海天海 – 茂山宗彦
須賀廼家千之助 – 星田英利
須賀廼家万太郎 – 板尾創路
熊田 – 西川忠志

大山鶴蔵 – 中村鴈治郎
高城百合子 – 井川遥
山村千鳥 – 若村麻由美
高峰ルリ子 – 明日海りお
小山田正憲 – 曽我廼家寛太郎
須賀廼家天晴 – 渋谷天笑
須賀廼家徳利 – 大塚宣幸
漆原要二郎 – 大川良太郎
石田香里 – 松本妃代
須賀廼家百久利 – 坂口涼太郎

宮元潔 – 西村和彦
宇野真理 – 吉川愛
若崎洋子 – 阿部純子
薮内清子 – 映美くらら

小暮真治 – 若葉竜也
片金平八 – 六角精児
守屋 – 渋谷天外

 

語り(黒衣)… 桂吉弥

スタッフ

◆制作統括 : 櫻井壮一、熊野律時
◆プロデューサー : 村山峻平
◆演出 : 梛川善郎、盆子原誠
◆脚本 : 八津弘幸
◆音楽 : サキタハヂメ
◆主題歌 : 秦基博「泣き笑いのエピソード」

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