ニセコイの相手として、これ以上素晴らしい素材は無かったし、片思いの先生としてこれ以上素晴らしい人材もいなかった。
小暮くん……。いい監督になって。
監督と衝突していた高城百合子(井川遥)が、相手役と失踪する事件が起き、撮影所は大混乱に陥る。千代(杉咲花)は恋心を抱く相手・小暮(若葉竜也)が、百合子のことを本気で好きだったことを知り、胸が苦しくなるのだった。そんな折「太陽の女・カルメン」を新キャストで撮り直すことが決まり、千代が大抜擢(てき)される。それは百合子の置き土産だった。千代の役は、他の女性を好きになった夫に捨てられる妻という役柄だった……
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「おちょやん」第7週「好きになれてよかった」第35話
感想
ジョージ……。ベタな時代劇専門の監督なのかと思っていたけどさ、あんた本物の監督だよ。なんだ。
ジョージ本田の座組、ちゃんとしてるやん。
なかなかOKが出ない
映像の世界とは縁がない山村千鳥という女優の推しで撮影所にやって来て、今度は撮影所に迷惑かけて去って行った高城百合子の推しで役を貰った新人女優である。
どれだけ意地悪されるんだろうと心配していたのだけど。
ベタなイケズシーンはやらない(あるいは短く)がおちょやん風。
ジョージの
ストップ!
ノー。全然表情がよくない。
それとセリフは字幕が入る。言う必要なし!
次できなかったらほかのやつにチェンジだ。
も、意地悪にも聞こえるけれど、確かに棒だからな……(中の人の事ではない。棒の演技も素晴らしい花ちゃん。)
「人を好きになったことがあるのか」
にはキッパリ
あります!
と答える。
視線の先には小暮くん……。
恋を知る
また励ましてもらおうかなと思って。
と活動に誘ってくれる。
励ましてもらおうかと、と言いつつ、千代ちゃんを励ましてくれる。
僕は、高城さんのことが好きだったんだ。
彼女の芝居にはいつも一点の曇りもない。
自由でまっすぐで大監督にも屈しない意志の強さは僕の憧れだった。
だから千代ちゃんが高城さんみたいな女優になりたいって言ってくれて本当にうれしかった。
あの人が僕なんかに見向きもしないことは最初から分かってたから。
それでも彼女を好きでいたかったんだ。
好きになれてよかった。
自分の気持ちよりも、小暮くんの気持ちが伝染して、片思いの苦しさを知る千代。
夫に出て行かれた妻の演技は一発OK。
千代を見る目のジョージの真剣さ。
女優の演技が終わった後のミカの笑顔。
この人も、本田組の看板女優なんだよなぁ……。
まさかのテルヲ
千代ちゃんは中堅どころの女優としてどうにかこうにか名前を出してもらえるようになってました。
これを機会に3年。仕事が増えていく千代ちゃんである。
……ヨシヲのために女優になったのに……。
娘の職場に現れたのはテルヲの方だった。
ええかげんにしてくれ。
しかし……
おとうちゃーーーーん!
のセリフのタイミングで来るの。
やっぱり喜劇(笑)
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※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
キャスト
竹井千代 – 杉咲花(子役期:毎田暖乃)
竹井テルヲ – トータス松本
竹井栗子 – 宮澤エマ
竹井ヨシヲ – 荒田陽向
岡田シズ – 篠原涼子
岡田宗助 – 名倉潤
岡田みつえ – 東野絢香(子役期:岸田結光)
岡田ハナ – 宮田圭子
富川菊 – いしのようこ
富川福松 – 岡嶋秀昭
富川福助 – 井上拓哉(子役期:松本和真)
かめ – 楠見薫
富士子 – 土居志央梨
節子 – 仁村紗和
玉 – 古谷ちさ
椿 – 丹下真寿美
ぼたん – 沢暉蓮
あやめ – 藤本くるみ
天海一平 – 成田凌(子役期:中須翔真)
初代 天海天海 – 茂山宗彦
須賀廼家千之助 – 星田英利
須賀廼家万太郎 – 板尾創路
熊田 – 西川忠志
大山鶴蔵 – 中村鴈治郎
高城百合子 – 井川遥
山村千鳥 – 若村麻由美
高峰ルリ子 – 明日海りお
小山田正憲 – 曽我廼家寛太郎
須賀廼家天晴 – 渋谷天笑
須賀廼家徳利 – 大塚宣幸
漆原要二郎 – 大川良太郎
石田香里 – 松本妃代
須賀廼家百久利 – 坂口涼太郎
宮元潔 – 西村和彦
宇野真理 – 吉川愛
若崎洋子 – 阿部純子
薮内清子 – 映美くらら
小暮真治 – 若葉竜也
片金平八 – 六角精児
守屋 – 渋谷天外
語り(黒衣)… 桂吉弥
スタッフ
◆制作統括 : 櫻井壮一、熊野律時
◆プロデューサー : 村山峻平
◆演出 : 梛川善郎、盆子原誠
◆脚本 : 八津弘幸
◆音楽 : サキタハヂメ
◆主題歌 : 秦基博「泣き笑いのエピソード」