大正5年。竹井千代(毎田暖乃)は大阪の南河内で貧しい農家の家に生まれた。幼い頃に母を亡くし、飲んだくれの父テルヲ(トータス松本)と弟ヨシヲと三人で暮らしていた。千代は口が達者な元気な女の子だったが、父の留守中は、小さい弟の面倒を見ながら、生活のため、鶏の世話をしなければならず、小学校にも通えずにいた。隣近所の子どもに陰口を叩かれる日々。そんなとき、テルヲが新しい母親、栗子(宮澤エマ)を連れて帰る…
(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
連続テレビ小説「おちょやん」第1週「うちは、かわいそやない」第1話
「おちょやん」は「小さい女中さん」
「おちょやん」とは「小さい女中さん」(おちょぼさん)という意味らしい。
杉咲花ちゃんが「女中さん」だと、『いだてん』クラスタとしては、ちょっと嬉しかったり悲しかったりしてしまうと思うのだ、NHKさん……狙ってるね。
キャスト陣
キャストは初回は子役期で、見た目の印象はアバンの挨拶シーン程度の印象。
個人的には篠原涼子さんに心奪われたね。こういう、カワイ色っぽい雰囲気の役、久々じゃない?
渋谷天外@成田凌、出演、ほんとに嬉しい。舞台の上の成田凌は『カツペン!』を思い出す。
あとは、まぁ、黒衣に草原兄さん、後には小草若も登場するということで、『ちりとてちん』クラスタ歓喜の布陣。
初回の感想(簡単)
初回でよく分かったのは父親が朝ドラ史上最悪クズオヤジベスト10に早くもノミネートされたことだ #おちょやん
— くう (@kukucoo) November 30, 2020
これに尽きる(爆)
トータスさん、似合いすぎ(失礼)
しかし、大正時代にあんなにポンポン親に文句言える環境は、とても伸び伸びしているよね(笑)
まぁ、朝から親に怒鳴られて殴られて蹴り飛ばされてたら、視聴者の方々からクレームくるもんね、令和。
テルヲは一日中酒をかっくらい、千代は学校に行けずに弟の面倒を見ながら家の仕事をし、家計を唯一支えているのは飼育している鶏の卵……という現状。
しかし、千代は負けん気が強く明るくお転婆で……という様子がナレ無しでも窺える描写はとてもいい。
状況は悲惨だけれど、暗い空気にはならなさそう。
こいつ、卵もう産みよれぃんさけ、町で売ってきて。
と千代に言われて、しぶしぶ
売ってきたらええねやろ、売ってきたら!
どえらい土産買うてきたらあ。
待っとけ!
と、出て行って何日も戻らなかったテルヲが「新しいお母ちゃんや」と女を連れて帰ってくる所までが本日……。
ほんと、朝ドラ史上ベスト10やばい父ノミネートやで。
しかし、テルヲは「人は悪くない」設定らしい……いや……無自覚の悪ほど悪いもんはないで。
子どもは子どもの内は、どんな親でも好きなもんだから……。
隣の小林さんにご飯を食べさせてもらい、「可哀想」と言われて、
うちはかわいそやない!
と、反発する千代。
不器用やな。
このプライドの高さが生きづらくするのか自分を支えるのか、それはこれからの物語。
ただ……
「かわいそう」に今後反応し過ぎると「花子とよべし」みたいになりかけるから気を付けて^^; #おちょやん
— くう (@kukucoo) November 30, 2020
お父ちゃんが行商に行ったまま帰らなかったり、学校に行けなかったりする点で結構「花アン」モードも入ってるから色々と気を付けて……。
お母ちゃんの回想シーンは光と影が生きる演出で、質の良い時代劇のよう。NHKならでは。
当時の家族の悲しみを閉じ込めた、お月さんのようなビー玉。
回想シーンが美しいドラマは、きっと良いドラマ。
……と信じて、楽しみに半年見る。
今期もよろしくお願いいたします。
【おちょやん】
1
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
↑…テンプレだす…。
キャスト
竹井千代 – 杉咲花(子役期:毎田暖乃)
竹井テルヲ – トータス松本
竹井栗子 – 宮澤エマ
竹井ヨシヲ – 荒田陽向
岡田シズ – 篠原涼子
岡田宗助 – 名倉潤
岡田みつえ – 東野絢香(子役期:岸田結光)
岡田ハナ – 宮田圭子
富川菊 – いしのようこ
富川福松 – 岡嶋秀昭
富川福助 – 井上拓哉(子役期:松本和真)
かめ – 楠見薫
富士子 – 土居志央梨
節子 – 仁村紗和
玉 – 古谷ちさ
椿 – 丹下真寿美
ぼたん – 沢暉蓮
あやめ – 藤本くるみ
天海一平 – 成田凌(子役期:中須翔真)
初代 天海天海 – 茂山宗彦
須賀廼家千之助 – 星田英利
須賀廼家万太郎 – 板尾創路
熊田 – 西川忠志
大山鶴蔵 – 中村鴈治郎
高城百合子 – 井川遥
山村千鳥 – 若村麻由美
高峰ルリ子 – 明日海りお
小山田正憲 – 曽我廼家寛太郎
須賀廼家天晴 – 渋谷天笑
須賀廼家徳利 – 大塚宣幸
漆原要二郎 – 大川良太郎
石田香里 – 松本妃代
須賀廼家百久利 – 坂口涼太郎
宮元潔 – 西村和彦
宇野真理 – 吉川愛
若崎洋子 – 阿部純子
薮内清子 – 映美くらら
小暮真治 – 若葉竜也
片金平八 – 六角精児
守屋 – 渋谷天外
語り(黒衣)… 桂吉弥
スタッフ
◆制作統括 : 櫻井壮一、熊野律時
◆プロデューサー : 村山峻平
◆演出 : 梛川善郎、盆子原誠
◆脚本 : 八津弘幸
◆音楽 : サキタハヂメ
◆主題歌 : 秦基博「泣き笑いのエピソード」
コメント
連続テレビ小説『おちょやん』第1回
「うちは、かわいそやない」内容大正5年。大阪の南河内の農家に生まれた竹井千代(毎田暖乃)5歳の時に母を亡くしてから、父テルヲ(トータス松本)弟ヨシヲ(荒田陽向)の3人暮らし。父が飲んだくれているため、弟の面倒は千代の役目。鶏の世話も千代が行い、学校にも行けずにいた。近所の子供たちからは陰口をたたかれながらも、千代は、亡き母・サエ(三戸なつめ)の思い出を胸に、必死に生きていた。そんなある日、父…
巨炎さん
>予告から「わろてんか」にイメージが近い
芝居小屋っぽい演出がますますアレを思い起こさせるのかも知れません^^;
自分は「花アン」と、ラストの一コマに「梅子」を感じる部分もありました……でも、きっと気のせい……
役者さんは大好きな人ばかりなので楽しめるといいですね。
今期もよろしくお願いいたします。
連続テレビ小説「おちょやん」 (第1回・2020/11/30) 感想
NHK総合・連続テレビ小説『おちょやん』(公式サイト) 第1回/第1週『うちは、かわいそやない』の感想。 ※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。 ※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。 大正5年。竹井千代(毎田暖乃)は大阪の南河内で貧しい農家の家に生まれた。幼い頃に母を亡くし、飲んだくれの父テルヲ(トータス…
予告から「わろてんか」にイメージが近い所が不安ですが
貧乏な分、ハングリー精神はありそうです。さしづめ「ジャリン子千代」?
>隣の小林さん
お婆ちゃんを見ていると小原家の親戚に見えてきます…。
しかし前作に続いて導入の奇抜な演出で視聴者の興味を引こうとしているのが少し空回りに感じる。
ストーリーを通じて説明というより説明のためのストーリーのようで
初回はあまり惹かれませんでした。明日からクズ親父との戦いの日々?
うちは、かわいそやない>『おちょやん』第1話
始まりました『おちょやん』!某ウィルスの影響をもろに受けてしまった『エール』が終わり某ウィルスの影響が益々激化する中、始まった今作。……
うちは、かわいそやない>『おちょやん』第1話
始まりました『おちょやん』! 某ウィルスの影響をもろに受けてしまった『エール』が終わり 某ウィルスの影響が益々激化する中、始まった今作。 …何か、こうなると 完成された“作品”として、その世界を楽しむものから 良く言えば、リアル世界を共に歩む同士 悪く言えば、質は置いといて情だけ汲むドラマモドキ …みたいな存在に、朝ドラはなりつつあるのかも?(笑) ま…