NHK朝ドラ『虎に翼』感想 第9回 (第2週:木曜日)

そう。裁判で法律は変わらない。

では何を変えることが出来るのか。心証ってやつね。

傍聴した裁判について尋ねた寅子(伊藤沙莉)に対し、穂高(小林薫)は皆で議論してみるよう促す。暴力を振るう夫からなんとかして着物を取り返す方法を懸命に考える寅子、涼子(桜井ユキ)、梅子(平岩紙)、香淑(ハ・ヨンス)。寅子と同じように憤りを感じていたよね(土居志央梨)も今回ばかりは一緒に頭を悩ませていた。裁判の結果が気になる寅子たち女子部の面々は判決を見届けるため、課外授業として裁判所に向かう…

あらすじ は 公式サイトより引用
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連続テレビ小説「虎に翼」第2週「女三人寄ればかしましい?」第9話

NHK朝ドラ『虎に翼』感想

感想

朝ドラでこんなに面白い法廷ドラマを見られる日が来るとは思わなかったな。

現状を打破しようとしてクルクル動くヒロインの本質はいわゆる「朝ドラヒロイン」なのだけれど、微笑ましく見れてしまうのだった。

着物を返させることはできるか

昨日から繰り返しますが、DVクソ旦那は、朝の再放送中『ちゅらさん』では日本中の涙を誘った(はずの)和也くん@遠藤雄弥さんです。

役名は「東田甚太」というらしい。

負けちゃえばいいのに。いえ、中の人のことはずっと応援しています。

さて、裁判原告の峰子さんの着物は返って来るのか返らないのか。

その課題を穂高先生から貰った女学生たちは、みんなで考えることにした。

甘味屋さんで(笑)

と、梅子さん。

それは『スラムダンク』の安西先生だよ……。

そうね。女性には何の権利もなかったのよ。

けれど、そんなあきらめを前提でグチグチ言っても何も解決しない。

寅子が言っている「スン」っとした空気とはこういうもののことだったのね。

みんな真剣に話し合い、一週間が過ぎた。

現実に、法律では妻には一切の財産所有権が無く、つまり妻が持ってきた嫁入り道具は全て夫の物である。

離婚しても持ち出せる財産は無いので、持って入ったものは夫の物になってしまう。

そう考えれば、峰子さんに勝ち目はない。

しかし寅子はスンっとすることはできなかった。

自由なる心証

教授の声掛けで、みんなが同意するまでの回想が……。

NHK朝ドラ『虎に翼』感想 第9回 (第2週:木曜日)

梅子さんには何かありそうだと思っていたけれど、涼子さまも抱えているものがあるのねぇ……。

女性はやはりみな、家庭で何かしらあり、自分の立場についてジクジクした思いを持ってここに居るのだった。

(だから、やはり寅子の家は飛び切り恵まれているよね)

裁判所の大階段をゾロゾロと上っていく女学生たち。

そして女性で埋まる傍聴席。

「心証」

なるほどねぇ……。

NHK朝ドラ『虎に翼』感想 第9回 (第2週:木曜日)

こんなに大量の女性が見ていたら、男性側に立つ弁護も男性勝利の判決も出しにくいよね(笑)

裁判官も人の子。

……と言っても、判決としては峰子さん敗訴になるのかもしれないけれど、裁判官から夫側に「ひと言」は、あるのではないだろうか。

判決シーンが楽しみ。

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虎に翼 キャストとスタッフ

キャスト

猪爪寅子 – 伊藤沙莉

猪爪はる – 石田ゆり子
猪爪直言 – 岡部たかし
猪爪直道 – 上川周作
猪爪直明 – 三山凌輝
猪爪(米谷)花江 – 森田望智
佐田優三 – 仲野太賀

山田よね – 土居志央梨
桜川涼子 – 桜井ユキ
大庭梅子 – 平岩紙
崔香淑 – ハ・ヨンス
轟太一 – 戸塚純貴
花岡悟 – 岩田剛典


桂場等一郎 – 松山ケンイチ
穂高重親 – 小林薫
桜川寿子 – 筒井真理子
桜川侑次郎 – 中村育二
笹山 – 田中要次
竹中次郎 – 高橋努
久保田聡子 – 小林涼子
中山千春 – 安藤輪子
雲野六郎 – 塚地武雅


星航一 – 岡田将生
汐見圭 – 平埜生成
稲 – 田中真弓
久藤頼安 – 沢村一樹
多岐川幸四郎 – 滝藤賢一



語り – 尾野真千子

虎に翼 スタッフ

◆放送期間 : 2024年4月1日 ~ 2024年9月 日(予定)(全120回)
◆制作 : NHK(AK)

◆平均視聴率 :  %


◆制作統括 : 尾崎裕和
◆プロデューサー : 石澤かおる,舟橋哲男,徳田祥子
◆演出 : 梛川善郎,安藤大佑,橋本万葉

◆脚本 : 吉田恵里香

◆音楽 : 森優太
◆主題歌 : 米津玄師「さよーならまたいつか!」


『虎に翼』各回リンク

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