あんぱん世界は1944年。
千尋は学内の「空気」に負けて入隊したのだという。
抵抗しきれず入隊しちゃったし、仕方ないから、あきらめて行ってくる……という風に見えた……。まぁ、そういう人もいたよね。
嵩(北村匠海)が入隊して2年後の夏。久しぶりに会った千尋(中沢元紀)は、海軍の士官になっていた。ショックを隠せない嵩に、千尋は海軍予備学生に志願したことを説明する。「もう後戻りはできん」と淡々と話す千尋は、嵩にある古びた手帳を渡す…
あらすじ は 公式サイトより引用
連続テレビ小説「あんぱん」第11週「軍隊は大きらい、だけど」第54話感想

感想
簡単感想で。
15分間長まわしの回
本日は朝ドラ名物・長回し回(1話分カットをかけず、役者さんの会話劇をそのまま映す演出回)の日だったらしい。
拓海くんも、千尋役の中沢元紀さんも、出陣前の若者の気持ちのこもった激しい演技で、素晴らしかったですよ。演技は、素晴らしかったですよ。
でもさ、お話に対しては、ちょっと、うーーーん……と思ってしまったね。
ということで。
今日の回で泣いちゃったり感動した方には、ごめんなさい。
また明日~~……。
今度こそ のぶさんをつかまえる
どういうことだ?
俺はてっきり京都帝国大学に行って勉強に励んでるとばかり…。
ちゃんと説明しろ。
と嵩は言うけれど……時は1944年。
免除になっていた20歳以上の大学生もこの前年には学徒動員で大々的に出陣させられている。
入隊したことをそんなにガンガン責めて怒鳴らなくても、どうせ志願しなくても招集されてしまうかもしれないほどの事態。
それに、夏で窓も開いてるのに、
お前の口から爆雷を投下するなんて聞きたくなかったよ。
だの
この戦争がなかったら…。
だの、憲兵さんに聞かれたら非国民扱いで連れて行かれてしまうがな。
学友がみんな入隊するのに自分だけ空気読まないわけにいかなかったとか、そういう話はきっとあっただろう。それを描きたかったんだろうけれど……。
伯父さんがよく言ってたじゃないか。
何のために生まれて何をして生きるがか!
敵の潜水艦を!
やっつけるためじゃないだろ!
そりゃそうだけれど。
嵩だって、そう思いつつも空気を読んでやっているんでしょ。
間違っても所属する隊の中で「戦争するために生きているんじゃないです」なんて言えてないでしょ。
この回で一番ウワっ……と思ってしまったのは、
わしは生きて帰れたらもう誰にも遠慮はせん。
今度こそのぶさんをつかまえる。
だよね……
何言ってんだよ。彼女は人妻だぞ。
構わん。
いやぁ……いくら死を覚悟していると言っても、そこは構ってよ。
弱い女性たちなどを救いたくて法を学びに行ったんじゃなかったのかさ……。のぶさんはモノじゃないんやで。
演技は本当に素晴らしい長まわし回だったんだけどね……。
のぶらぶ、行き過ぎだよ。
千尋さんのこの後の人生は、史実通りかどうかはまだ分からない。
……という希望は持っておこう。
ところで「みるはち」では、あなたのベスト朝ドラ投票所 をリニューアル。よろしければぜひ。
このドラマのレビューを投稿してください


あんぱん キャストとスタッフ
キャスト
若松(朝田)のぶ – 今田美桜(子役期 : 永瀬ゆずな)
柳井嵩 – 北村匠海(子役期 : 木村優来)
朝田結太郎 – 加瀬亮
朝田羽多子 – 江口のりこ
朝田蘭子- 河合優実
朝田メイコ – 原菜乃華
朝田釜次 – 吉田鋼太郎
朝田くら – 浅田美代子
原豪- 細田佳央太
柳井登美子 – 松嶋菜々子
柳井清 – 二宮和也
柳井千尋 – 中沢元紀
宇戸しん – 瞳水ひまり
柳井千代子 – 戸田菜穂
柳井寛 – 竹野内豊
若松次郎 – 中島歩
辛島健太郎 – 高橋文哉
小川うさ子 – 志田彩良
山下実美 – ソニン
黒井雪子 – 瀧内公美
座間晴斗 – 山寺宏一
貴島勝夫 – 市川知宏
屋村草吉 – 阿部サダヲ
八木信之介 – 妻夫木聡
東海林明 – 津田健次郎
小田琴子 – 鳴海唯
岩清水信司 – 倉悠貴
いせたくや – 大森元貴
語り – 林田理沙
あんぱん スタッフ
◆放送期間 : 2025年3月31日 ~ 2025年9月 日(予定)(全130回)
◆制作 : NHK(AK)
◆平均視聴率 : %
- 脚本 – 中園ミホ
- 音楽 – 井筒昭雄
- 主題歌 – RADWIMPS「賜物」
- 制作統括 – 倉崎憲
- プロデューサー – 中村周祐、舩田遼介、川口俊介
- 演出 – 柳川強、橋爪紳一朗、野口雄大、佐原裕貴、尾崎達哉
『あんぱん』各回リンク
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10
11 12 13・14 15
16 17 18 19 20
21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
31 32 33 34 35
36 37 38 39 40
41 42 43 44 45
46 47 48 49・50
51 52 53 54