NHK朝ドラ【エール】第26回(第6週 月曜日) 感想

豊橋のホールでの演奏会を無事終えた裕一(窪田正孝)は、三郎(唐沢寿明)からの電報を受けて福島に帰る。あきらめかけていた英国への留学が決まり、音(二階堂ふみ)との結婚も決まり、幸せいっぱいの裕一。福島の喜多一では、三郎、まさ(菊池桃子)、浩二(佐久本宝)だけでなく、茂兵衛(風間杜夫)も裕一の帰りを待っていた。一方、音はあこがれの歌手に向けての第一歩の音楽学校の受験日を迎えていた…

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
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連続テレビ小説「エール」第6週「ふたりの決意」 第26話

NHK朝ドラ『エール』感想

感想

全部、三郎の、せいだ……。 #三郎反省会

 

浩二の闇が深すぎて、ただただ可哀想。

令和的には「不平等な育て方が悪い」になるけれど、この時代、後継ぎの長子が大事にされるのは当たり前。

その辺は浩二だって理解して我慢してきたのだろう。だって「責任を負わねばならず」「家を継ぐことが当然で自由がなく」「家を背負う身だから厳しくされる」という点で長子はつらいよ……が本来の姿だから。

 

しかし、古山家の長子は、ただ甘やかされるだけで自由で責任もなく、全然つらくないもんね(笑)

不自由を自分に強いることで親から愛されたかった浩二にとって、こんな自分勝手な兄が許されるわけがない。

 

自分こそが長男になって大事にされようと試みたのに、長男の代わりをさせられたあげく大事にもされない!

 

という反乱。切ない。

 

「俺に任せとけ。万事上手く行った!」の三郎はひどいけれど、

 

言い訳だよ。父さんを信用したのに……。

母さんにお願いすっぺ。俺も頭下げっから。

それは父さんの役割だよ。
結局逃げんだ、父さんは。

 

にはビックリしたよ、裕一。

結婚するのは誰なんだよ……。

 

おめでたいよ……つくづくおめでたい男だよ。

父さんや母さんにこれだけ愛されて、信用できねえってこと?

なあ、確かに兄さんは音楽諦めて養子に行ったよ。
けど結局また戻ってきて勝手に留学決めて、それをみんな何にも言わずに応援しようって言ってんのに女にうつつ抜かして結婚するだなんてどうかしてるよ。


周りの愛を当たり前だと思うなよ!
もっと感謝しろよ!


これまでずっと我慢してきたけど、俺……兄さんが嫌いだ。

 

本当なら、誰だってこんなこと言いたくないに決まってる。

言えば言うほど自分の小ささに自己嫌悪しかないもんね。

 

伯父さんは浩二のこういう気持ちをしっかり理解しているよう。

けれども、次男としてのこういう発言は窘める。

 

浩二……浩二……ってオロオロしちゃう両親は、やはり確かにこの時代的にも間違った子育てかも。

 

長子を甘やかせるだけ甘やかせて長子の責任は教えなかった。

「兄は絶対」と、弟に教育しなかった。

厳しさも大事さも中途半端だから乱が起こる。

戦国だったら弟に暗殺されているところ(笑)

 

という所で……

浩二が伯父さんの家を継げば万事解決だよねぇ。

呉服屋は一応、裕一が継いで、潰れたら潰れたで両親の自業自得ってことで。

 

三郎に全部責任押し付けてイジけていた裕一が、浩二の反乱で顔色が変わるところ、窪田、さすがの演技。

見てるだけで辛い浩二役の佐久本宝も素晴らしい。

 

裕一は、あきらめるだけじゃなくて考えないとね……もう、一人の夢ではないのだから。

 

今期から朝ドラは月曜から金曜の週5日放送。土曜は一週間の総集編です。

 

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※朝ドラレビューは基本的に簡単感想で。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
…テンプレだす…。

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キャスト

古山裕一 – 窪田正孝(子役期:石田星空)

古山三郎 – 唐沢寿明
古山まさ – 菊池桃子
古山浩二 – 佐久本宝
権藤茂兵衛 – 風間杜夫

佐藤久志 – 山崎育三郎(子役期:山口太幹)
村野鉄男 – 中村蒼(子役期:込江大牙)

藤堂清晴 – 森山直太朗

関内音 – 二階堂ふみ(子役期:清水香帆)
関内安隆 – 光石研
関内光子 – 薬師丸ひろ子
関内吟 – 松井玲奈(子役期:本間叶愛)
関内梅 – 森七菜(子役期:新津ちせ)
双浦環 – 柴咲コウ
岩城新平 – 吉原光夫
御手洗清太郎 – 古川雄大

 

語り… 津田健次郎

スタッフ

脚本 – 清水友佳子、嶋田うれ葉
原作 – 林宏司(第3週まで)
制作統括 – 土屋勝裕
プロデューサー – 小西千栄子、小林泰子、土居美希
演出 – 吉田照幸、松園武大
音楽 – 瀬川英史

主題歌 – GReeeeN「星影のエール」

コメント

  1. ふたりの決意>『エール』第26話

    ​​​​長いこと、溜めに溜めて来た浩二の鬱憤を ここで爆発させるとはなあ… 裕一にはグッドタイミングかもしれないけど 浩二自身にはバッドとは言わんがイマイチなタイミングだと思う つまり、こういう時でさえ 裕一のためにドラマは進む(笑) ​​さすが朝ドラ!​​ …ひじゅにですが何か? 「まさに夢心地でした」(ナレーション) ↑この状態から一気に叩き落される裕一の図ぅ …にな…

  2. 連続テレビ小説『エール』第26回

    「ふたりの決意」内容豊橋で演奏会を終え、裕一(窪田正孝)は福島へと帰ってきた。銀行に立ち寄ると、落合(相島一之)らの顔色が変わる。部屋で待っていた三郎(唐沢寿明)から、電報が嘘だったと聞かされる。三郎以外、結婚に反対しているというコトだった。そのころ、喜多一では、まさ(菊池桃子)浩二(佐久本宝)だけでなく、茂兵衛(風間杜夫)の姿も。茂兵衛は、結婚を辞めさせろと、まさに命じ。。。。一方、東京に…

  3. 連続テレビ小説「エール」 (第26回・2020/5/4) 感想

    NHK総合・連続テレビ小説『エール』(公式サイト) 第6週『ふたりの決意』の 『第26回』の感想。 ※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。 ※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。 豊橋のホールでの演奏会を無事終えた裕一(窪田正孝)は、三郎(唐沢寿明)からの電報を受けて福島に帰る。あきらめかけていた英国への留学が…

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