NHK朝ドラ【エール】第91回(第19週 月曜日)　感想

終戦から3か月。裕一（窪田正孝）は、いまだ曲を作ることができずにいた。音（二階堂ふみ）はそんな裕一のことを心配しつつ、入院している岩城（吉原光夫）の様子を見に豊橋にやって来る。ある日、劇作家の池田（北村有起哉）が、自分が書いたラジオドラマの音楽を裕一に担当してもらえないかとお願いしに古山家を訪れる。華（根本真陽）はいい話だと裕一に受けるよう促すが、裕一の心は動かない…

(上記あらすじは「Yahoo！TV」より引用)

連続テレビ小説「エール」第19週「鐘よ響け」第91話

感想

長い間、関内家に尽くしてくれていた岩城さんが亡くなった。

岩城さん、ありがとうございました……と、ちょっとシンミリしつつ、案外この件に関して心が折れていない雰囲気の梅には違和感……。

責任感じて嘆き続けろや！というわけではないけれど、そもそもは火の中に帰って行った梅を救うためにこんな事態になったのだから、ここは

責任を感じて小説が書けなくなる梅、

自分が不在だった責任を嘆く五郎、

そして、音楽を作れなくなった裕一……

と重ねて行っても良かった気がするんだけれど。


主人公・裕一には突破口が見つからないが、関内家は心が無いかごとく、

ありがとうございました。
見とって下さいね。
必ず3人で立ち直ります！


って大空を見上げられてもね……。


今のお父さん見たら弘哉君、どう思うのかな？

お父さんの曲、聴きたいってきっと思ってるよ。


に相当する主人公への励ましが、関内家の立ち直りの苦しみを通して華のセリフと共に生きてくる、ような繋がりが無かったな……と、感じてしまった。


(音は相変わらずのどこでもドア持ちだし……(笑)まだ終戦3か月だとは思わなかった。混乱とは……)


吟が豊橋に帰らなかったのは智彦の就職がいまだ決まらなかったからです。


吟はどうなったんだよ、と思ったけれど、とりあえず智彦さんは帰って来た様子。良かった。


良かったけれども、朝ドラ界隈では珍しい職業軍人親戚関係なのだから、もっと戦争責任を負わされる描写なんて……無かったりしないのかな……就職が決まらないのは一般人も同じだったと思うのだが……。

やさぐれた感じの奥野瑛太さんが見れたから、まぁいいや。

とりあえずは、それぞれの戦後。


池田さんが裕一を光の方に引っ張っていく様子を楽しみに見る一週間。

 

【エール】
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キャスト

古山裕一 – 窪田正孝（子役期：石田星空）

古山三郎 – 唐沢寿明
古山まさ – 菊池桃子
古山浩二 – 佐久本宝（子役期：潤浩）
権藤茂兵衛 – 風間杜夫

佐藤久志 – 山崎育三郎（子役期：山口太幹）
村野鉄男 – 中村蒼（子役期：込江大牙）

希穂子 – 入山法子
藤堂清晴 – 森山直太朗

関内音 – 二階堂ふみ（子役期：清水香帆）
関内安隆 – 光石研
関内光子 – 薬師丸ひろ子
関内吟 – 松井玲奈（子役期：本間叶愛）
関内梅 – 森七菜（子役期：新津ちせ）
鏑木智彦 – 奥野瑛太

小山田耕三 – 志村けん
廿日市誉 – 古田新太
木枯正人 – 野田洋次郎
高梨一太郎 – ノゾエ征爾
杉山あかね – 加弥乃

梶取保 – 野間口徹
梶取恵 – 仲里依紗

田中隆 – 三浦貴大

双浦環 – 柴咲コウ

岩城新平 – 吉原光夫
御手洗清太郎 – 古川雄大

大河原隆彦 – 菅原大吉
桑田博人 – 清水伸
及川志津雄 – 田中偉登

落合吾郎 – 相島一之
鈴木廉平 – 松尾諭
菊池昌子 – 堀内敬子
松坂寛太 – 望月歩

 

語り… 津田健次郎

スタッフ

脚本 – 清水友佳子、嶋田うれ葉
原作 – 林宏司(第3週まで)
制作統括 – 土屋勝裕
プロデューサー – 小西千栄子、小林泰子、土居美希
演出 – 吉田照幸、松園武大
音楽 – 瀬川英史

主題歌 – GReeeeN「星影のエール」