NHK朝ドラ【エール】第60回(第12週スピンオフ 金曜日) 感想

双浦環(柴咲コウ)のパリ時代の話、後編。今村嗣人(金子ノブアキ)はパリでなかなか認められず焦りを感じていた。一方で、環は思い切ってミラノまで受けに行った「蝶々夫人」のオーディションをきっかけに、歌手になるチャンスをつかみかけていた。まわりから環について聞かれることが多くなった嗣人は、素直に喜べず複雑な気持ちを抱えるようになる…。そして、ある日、環の人生を変える大きな知らせが届くのだが……

(上記あらすじは「Yahoo!TV」より引用)
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連続テレビ小説「エール」第12週スピンオフ「環のパリの物語」 第60話

NHK朝ドラ『エール』感想

感想

双浦環の恋物語、後編である。

前編の感想にも書いたように、ストーリーとしては「芸術家同士の恋物語」で、目新しいものはなかった。

一方が上手く行けば一方が嫉妬し、相方の成功を心から喜べず、破局するしかない……。

前後編のスピンオフだからこんな激した感じになっちゃっているわけで、嗣人が追い詰められていく過程にはもっとたくさんの苦悩があったのだろうと思えるだけの余白はあった。

そこは、もう、金子ノブアキと柴咲コウの演技で全てカバー。

今村嗣人のモデルの人「藤田嗣治」



モデルは2015年に公開されたオダギリジョー主演映画『『FOUJITA』』の題材人物 レオナール・フジタである。

大正という時代にフランスで人種を超えてサロン・ドートンヌに入選し、数多くの友を持ち、女性にもモテたという。
レオナール・フジタ (藤田嗣治) | コレクション | ポーラ美術館
1886年(明治19)、現在の東京都新宿区新小川町の陸軍軍医の家に生まれたフジタは、父の上司だった森鷗外の勧めもあり東京美術学校西洋画科に入学。当時主流であった明るい外光派風の洋画にあきたらず、1913年、26歳の時にフランスにわたります。...

 

双浦環のモデルと言われる三浦環との恋バナは実際には無い。

(そして三浦環は既婚者なので夢のために結婚を捨てたという人生ではない。モデルはモデル、ドラマはドラマ)



ロマンティック悲恋



しかし、悲恋でもロマンティックよね。

 

傑作だ!
俺が街のカフェで個展をやらないかって言われていい気分になってる時に、君はオペラハウスだ。


バカみたいだ……。
何を喜んでるんだ!
俺と君の何が違うんだ?

 

金子くんの壊れっぷりは恐いほど情けなかったし、双浦環が音に言っていたアドバイスや、妊娠したと分かった時の態度など、全部腑に落ちる所のあるスピンオフだった。

 

スピンオフドラマとしては見ごたえあった。

本編もぜひこの調子で……。
(来週の予告を見ると本編の方がスピンオフのように見えてしまう~~。)

 

今期から朝ドラは月曜から金曜の週5日放送。土曜は一週間の総集編です。

 

【エール】
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※朝ドラレビューは基本的に簡単感想で。
※朝ドラは半年間の長丁場なので、良い感想を書いてある時も悪いことが書いてある時もあります。レビューはその日その日の感想なので、その点ご了承くださいませ。
…テンプレだす…。

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キャスト

古山裕一 – 窪田正孝(子役期:石田星空)

古山三郎 – 唐沢寿明
古山まさ – 菊池桃子
古山浩二 – 佐久本宝(子役期:潤浩)
権藤茂兵衛 – 風間杜夫

佐藤久志 – 山崎育三郎(子役期:山口太幹)
村野鉄男 – 中村蒼(子役期:込江大牙)

希穂子 – 入山法子
藤堂清晴 – 森山直太朗

関内音 – 二階堂ふみ(子役期:清水香帆)
関内安隆 – 光石研
関内光子 – 薬師丸ひろ子
関内吟 – 松井玲奈(子役期:本間叶愛)
関内梅 – 森七菜(子役期:新津ちせ)
鏑木智彦 – 奥野瑛太

小山田耕三 – 志村けん
廿日市誉 – 古田新太
木枯正人 – 野田洋次郎
高梨一太郎 – ノゾエ征爾
杉山あかね – 加弥乃

梶取保 – 野間口徹
梶取恵 – 仲里依紗

田中隆 – 三浦貴大

双浦環 – 柴咲コウ

岩城新平 – 吉原光夫
御手洗清太郎 – 古川雄大

大河原隆彦 – 菅原大吉
桑田博人 – 清水伸
及川志津雄 – 田中偉登

落合吾郎 – 相島一之
鈴木廉平 – 松尾諭
菊池昌子 – 堀内敬子
松坂寛太 – 望月歩

 

語り… 津田健次郎

スタッフ

脚本 – 清水友佳子、嶋田うれ葉
原作 – 林宏司(第3週まで)
制作統括 – 土屋勝裕
プロデューサー – 小西千栄子、小林泰子、土居美希
演出 – 吉田照幸、松園武大
音楽 – 瀬川英史

主題歌 – GReeeeN「星影のエール」

コメント

  1. 連続テレビ小説『エール』第60回

    『環のパリの物語 後編』内容順調な関の環(柴咲コウ)と嗣人(金子ノブアキ)だが、未だに認められず焦る嗣人とは違い、環は認められ始める。徐々にふたりの関係は変化していき。。。。。敬称略作、吉田照幸さん原案、林宏司さんう~~~んん。。。。。。。念のため書いておくが。かなり好意的に見ている今週のエピソード。1つめは、若干、奇を衒った感じ。2つめは、基本的にオーソドックスだが、特徴的キャラで盛り上げ…

  2. 蝶々夫人>『エール』第60話

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  4. 連続テレビ小説「エール」 (第60回・2020/6/19) 感想

    NHK総合・連続テレビ小説『エール』(公式サイト) 第12週『アナザーストーリー ~それぞれの愛のカタチ~』の 第60回『環のパリの物語(後編)』の感想。 ※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。 ※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。 双浦環(柴咲コウ)のパリ時代の話、後編。今村嗣人(金子ノブアキ)はパリでなか…

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